ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.12.4 職場婦人科検診が無事終了して思うこと

2018-12-04 21:12:38 | 治療日記

 昨日は、午前中仕事を片付けた後、午後から婦人科検診だった。
 昨年までと契約業者が変わり、4年ぶりに、10年以上前に卵巣のう腫を見つけてくれた検診会場。当初の予約案内は先月中旬だったが、会議等にぶつかったため変更して頂いた。
 昨年は別会場で9月初めに受診しているので、3か月ほど遅れた日程になる。

 昼休みの時間帯に都心まで移動。途中、乗換駅ナカで軽くランチを済ませ、JRに乗り換えて検診機関を目指した。
 指定時間の5分前に到着。職場では暖房開始初日ということで、まだ部屋が暖まらず、休日の間の建物の冷えで震えるほど。ストールや膝掛けが手放せなかったけれど、さすがに検査着で待ち時間がある会場は春のようにぽかぽかで、ほっとする。
 受付で問診表を渡すと、すぐに番号札が渡されて、お着替えして待合室へどうぞ、と言われる。お手洗いを済ませ、上下検査着に着替え、待合室で問診に呼ばれるのを待つ。

 昨年までの会場とは大分規模が違う。40,50人くらいが待っている。これは大分時間がかかりそうだなと雑誌を広げながら待つ。昨夜の寝不足が祟っていて、眠いこと、眠いこと。せっかくの電車移動の時間も、持っていた文庫を読むことなくウトウトしてしまった。やはり日付が変わるまで起きているなど、身体に良いわけがない、と反省。

 20分ほど待って問診室に呼ばれる。これまで同様、看護師さんに現在も治療中であることを報告。先月からホルモン治療薬に変えたこと、左胸脇の皮膚にちょっと気になる隆起があることをお話する。初発、再発の時季、現治療の頻度等を訊かれる。マンモグラフィは傷口の痛み等を理由にキャンセルでお願いする。乳腺超音波が混んでいるので、お待ち頂くことになります、と申し訳なさそうにお断りがあった。

 再び10分ほど待って、婦人科検診に声がかかる。言ってもせん無きことではあるが、年に1回のスパンで何度受けようが、どれだけ齢を重ねようが、最初はなかなかリラックスが難しい。それでもヨガの深い呼吸法のせいか、最初の緊張が過ぎてからはわりと早めに身体を緩めることが出来た。女性ドクターによる子宮頸がんの細胞診、内診、超音波、と続いた。自分では画像を乗り出して見ようとせず、目を瞑って瞑想。カーテン越しに「見た目では子宮も卵巣も特に腫れていないし、筋腫もありません。異常なさそうです。」とのコメントがあり、御礼を言って無事終了した。

 ここからが長かった。小一時間待ってようやく乳腺の超音波。気になる部分をお話してからまずは術側。途中大きさを測っていた部分があったので、何かあるかな、と思うがそのまま目を瞑って過ごす。暖かいし薄暗いし、画像は見えるもののウトウトしてしまいそう。今度は健側。温かいジェルを塗った後、プローブが淡々と動く。ひとまず何のコメントもなく、ジェルを拭き取るための温かいおしぼりを頂き、無事終了。
「それでは診察でまたお呼びしますので、お待ちください。」と言われ、再び待合室へ。

 大分待ち人が減っている。うーん、また最後になるのかも・・・とスマホのチェック。15分ほどして、今度は男性ドクターによる視・触診。気になる左胸脇の皮膚の隆起は「乳腺ではなく、皮膚の問題だと思います。心配はないでしょう。」とのこと。まあシコリというほどのものではなかったけれど、皮膚転移の可能性もあるので、ちょっと心配だったので、お墨付きを頂いてほっとした。

 健側の右は全く問題なしとのこと。御礼を言って、ベッドから降りると、画像を見せてくださって、「右は何も異常ありませんが、左に一箇所のう胞があります。」と。なるほど、この大きさを測っていたのだと納得。「3,1mm×1.2mmの小さいもので、特に悪いものではないと思います。」とのこと。それなら良かった。
 同席された看護師さんから「今後も治療をお続けください。結果は別途郵送されます。今日はこれで終了です。お疲れ様でした。」と言われ、御礼を言って部屋を出た。

 去年までの検診会場では「貴女のような(再発治療中の)人はこうした検診対象ではないので」という発言があるので、ちょっと気が重かったけれど、こちらの機関はそんな言葉が発せられたこともなく、しっかり視て頂けるのが有り難い。今診て頂いているのは腫瘍内科で乳腺外科ではないので、こうした視・触診や超音波等の検査の機会はよほどのことがない限り行われない。これを説明するのも毎回ストレスなのだ。

 待合室に出ると、もう1人、2人しか待っている人はいなかった。結局、たっぷり2時間ほどかかった。着替えをして受付で御礼を言って検診会場を出る。
 外は相変わらずの曇天で冷えている。電車を乗り継ぎ、いつもより若干遅い時間の帰宅となった。寝不足に加えて都心往復の検診で結構疲労困憊。
 帰宅後は夕食の支度をし、昨日洗い残した息子の衣類を洗濯をし、早々に入浴してベッドに入った。

 たっぷり眠り、それでもまだ眠れる感じの朝を迎えた。季節はずれに20度近くまで気温が上がるという予報。職場の暖房も入るようになり、一段落。週末からは寒くなる予報だから、体調管理に気をつけないと・・・。
 それにしても本当に暖かい一日だった。学内で防災訓練があり、競技場まで往復したら、暖かいのを通り越して汗ばむほど。陽射しも強くてびっくりした。西日本では夏日の所も多かったようだ。

 とにかく今年も受けるべきものは受けた。ホルモン剤のおかげで卵巣が腫れているなどということもなく、まずは一安心。
 来週からの治療も滞りなく進みますように、と願いたい。
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