今朝は無事目覚まし時計が鳴り、ホテルからのモーニングコールもあった。昨日同様、母と私は足湯でリラックス。ちょっぴり足のマッサージサービスをした。
今日は昨日より30分ほど早めにレストランへ。海外研修生だという、青森から来た笑顔いっぱいの賑やかな中学3年生の一行と一緒になる。
今日一日ご一緒するのは、京都からの3人家族と静岡からのご夫妻と私たちの9名。バスも大型バスから15人乗りの中型バスにサイズダウン。小回りが利いて小さい道もスイスイ。乗り降りの階段も少ないので母には有難いことだ。
定刻通り出発。バスは小一時間ほど走り、最初の観光地は関渡媽祖宮。海の神様を祭った極彩色のお寺が青空に映える。6本一組の長いお線香を頂き、天から始まって媽祖、観音様、学門、土地、財の6人の神様にお参りをすると、うまいこと境内を一周して裏口に出る仕組みになっている。今回の旅はこうした実体験重視がウリのようだ。
再びバスで30分ほど移動して淡水(タンスェイ)へ。美しい夕陽と異国情緒に魅了される“台湾のヴェニス”の異名を持つところだ。ウオーターフロントの高級マンションが目立つ。日本ではお台場といった風情か。
悠々と流れる大河・淡水河の河口に広がる港町はスペイン、オランダ、清朝、日本に統治された歴史を持つため、各々の時代の面影を残す建造物が街並みに点在する。
今日もとてもいいお天気。最高気温は36度の予想だ。海辺を歩くために、アームカバーも帽子も日傘も装備して厳重警戒の出で立ちである。サンセット鑑賞の名所として名高い、お洒落なデートスポット・フィッシャーマンズワーフ・漁人碼頭(ユーレンマートゥ)へ。
LOVEの字をハートの形に組み合わせたフォトスポットに家族4人で納まるのはちょっと照れくさい。港にかかるベイブリッジが美しくライトアップされるというから、ここも夕暮れ時に来られれば良かったのだけれど・・・。
海辺の遊歩道に向かって散策開始。色鮮やかにペインティングされた階段を降りていく。昨日ほどではないが今日も歩け、歩けである。釣りをする人たちを横目に淡水駅は目の前だ。鉄男の息子が駅を見たいというので、まずはこちらで記念撮影。まだ新しい立派な駅である。屋台街は少しだけぶらついておしまいにする。あまりの暑さで脱水症状を起こす前に、スタバに緊急避難してお茶休憩。マンゴーとパッションフルーツのスムージーの美味しかったこと。
再び台北に戻って、お昼は牛肉麵。“天下三絶”というお洒落なレストランっぽいお店の個室に通される。牛肉麵が売り物のお店だ。スープはサッパリ塩が効いていて汗をかいた身体に沁み渡ったが、厚切りの牛肉がどっさり乗っていて息子に助けてもらう。食後の梅酢とプアール茶が美味しかった。
お腹が一杯になったところで、お待ちかねの足裏マッサージ店へ。一行9名が一部屋のリクライニングシートに。壮観な眺めだ。歩き疲れた足に茶葉の足湯が心地よい。ずっと浸かっていたい感じだ。今日は肩と膝の反射区が痛かった。昨日の階段昇降でふくらはぎがかなり辛い。
結局、全員、延長で上半身もマッサージすることになり、次の間に移動してうつぶせになること30分。均整術で習った手技を感じながら、なるほどこうするのか、と思ったりしつつも極楽状態。このままお昼寝をしてしまいたいほど、ぐったりきてしまう。このお店には随分日本の有名人も訪れたようで、見たことのある人たちのサインや写真が沢山飾ってあった。
続いての観光先は行天宮(シンティエンゴン)。青空に映える赤と黒の絢爛豪華なお寺で、屋根の上の龍の髭が長く立派である。商売の神でもある三国志の名将・關羽を祀る寺廟だ。關羽は初めてそろばんと帳簿を使ったことから商売の神様とされているそうだ。ガイドさんから参拝するための三跪九叩の作法を教授されて早速実践。続いて長蛇の列に並んで収驚も体験する。
「魂」は人の精神力を統制し、「魄」は人の行動力を司るが、人が何かに驚いたり強いショックを受けたりすると「魂魄」が抜けて思考が停滞し、動きが悪くなるという。こうした時に「収驚」を受けて魂魄を取り戻すことにより元気になるそうだ。母は高齢者のせいか、列に並ばずにいきなり優先的にやって頂いた。私たち3人はしっかり並んだあと無事に終えた。なんだか不思議な気分。一度頂けば生涯有効というお守りも頂戴し、お礼参りもしてきた。
このお寺の前の交差点の地下道にあるのが占い横丁。小さなブースが軒を連ね、仕事から健康、財産、なんでも占ってくれる。日本語OKの看板もそこかしこに。残念ながら占いをしたい人は誰もいなかったので、そのまま通り抜けて3度目のお土産屋さんに連れていかれる。
ここも昨日、一昨日と訪れたお店と品揃えに大差なく、再び手持無沙汰の小一時間を過ごす。皆同じだったようで、早めに集合してしまい、そのまま夕食レストランに向かう。まだ明るい中での夕食だ。
最後の夕食は台湾料理。“欣葉”は団体旅行にもよく使われるという大きなお店だが、10品以上出された料理はまあまあのお味。私としては、もちもち杏仁豆腐のデザートが珍しく、美味だった。
まだ日は高い。結局息子が買いたいお土産が揃わず、中央駅近くで降ろしてもらい、百貨店へと向かう。訪れた甲斐があり気に入った品物を種々買い求めることが出来た。
ここからホテルまでタクシーで戻っても良かったのだが、鉄男の息子が「せっかくなので目の前から乗れる地下鉄にぜひ乗りたい」モード。
MRTに1駅乗って乗り換え、もう1駅乗ったら無事ホテル最寄り駅到着。どの列車でも母を見ると皆が席を譲ってくれて恐縮する。見ないふりでスマホをいじったりしていないのにびっくり。有り難い地下鉄体験だった。
こうして3日目も無事終了。あっという間に明日は最終日だ。数か所の観光後、夕方の便で帰国の途に就く。
今日は昨日より30分ほど早めにレストランへ。海外研修生だという、青森から来た笑顔いっぱいの賑やかな中学3年生の一行と一緒になる。
今日一日ご一緒するのは、京都からの3人家族と静岡からのご夫妻と私たちの9名。バスも大型バスから15人乗りの中型バスにサイズダウン。小回りが利いて小さい道もスイスイ。乗り降りの階段も少ないので母には有難いことだ。
定刻通り出発。バスは小一時間ほど走り、最初の観光地は関渡媽祖宮。海の神様を祭った極彩色のお寺が青空に映える。6本一組の長いお線香を頂き、天から始まって媽祖、観音様、学門、土地、財の6人の神様にお参りをすると、うまいこと境内を一周して裏口に出る仕組みになっている。今回の旅はこうした実体験重視がウリのようだ。
再びバスで30分ほど移動して淡水(タンスェイ)へ。美しい夕陽と異国情緒に魅了される“台湾のヴェニス”の異名を持つところだ。ウオーターフロントの高級マンションが目立つ。日本ではお台場といった風情か。
悠々と流れる大河・淡水河の河口に広がる港町はスペイン、オランダ、清朝、日本に統治された歴史を持つため、各々の時代の面影を残す建造物が街並みに点在する。
今日もとてもいいお天気。最高気温は36度の予想だ。海辺を歩くために、アームカバーも帽子も日傘も装備して厳重警戒の出で立ちである。サンセット鑑賞の名所として名高い、お洒落なデートスポット・フィッシャーマンズワーフ・漁人碼頭(ユーレンマートゥ)へ。
LOVEの字をハートの形に組み合わせたフォトスポットに家族4人で納まるのはちょっと照れくさい。港にかかるベイブリッジが美しくライトアップされるというから、ここも夕暮れ時に来られれば良かったのだけれど・・・。
海辺の遊歩道に向かって散策開始。色鮮やかにペインティングされた階段を降りていく。昨日ほどではないが今日も歩け、歩けである。釣りをする人たちを横目に淡水駅は目の前だ。鉄男の息子が駅を見たいというので、まずはこちらで記念撮影。まだ新しい立派な駅である。屋台街は少しだけぶらついておしまいにする。あまりの暑さで脱水症状を起こす前に、スタバに緊急避難してお茶休憩。マンゴーとパッションフルーツのスムージーの美味しかったこと。
再び台北に戻って、お昼は牛肉麵。“天下三絶”というお洒落なレストランっぽいお店の個室に通される。牛肉麵が売り物のお店だ。スープはサッパリ塩が効いていて汗をかいた身体に沁み渡ったが、厚切りの牛肉がどっさり乗っていて息子に助けてもらう。食後の梅酢とプアール茶が美味しかった。
お腹が一杯になったところで、お待ちかねの足裏マッサージ店へ。一行9名が一部屋のリクライニングシートに。壮観な眺めだ。歩き疲れた足に茶葉の足湯が心地よい。ずっと浸かっていたい感じだ。今日は肩と膝の反射区が痛かった。昨日の階段昇降でふくらはぎがかなり辛い。
結局、全員、延長で上半身もマッサージすることになり、次の間に移動してうつぶせになること30分。均整術で習った手技を感じながら、なるほどこうするのか、と思ったりしつつも極楽状態。このままお昼寝をしてしまいたいほど、ぐったりきてしまう。このお店には随分日本の有名人も訪れたようで、見たことのある人たちのサインや写真が沢山飾ってあった。
続いての観光先は行天宮(シンティエンゴン)。青空に映える赤と黒の絢爛豪華なお寺で、屋根の上の龍の髭が長く立派である。商売の神でもある三国志の名将・關羽を祀る寺廟だ。關羽は初めてそろばんと帳簿を使ったことから商売の神様とされているそうだ。ガイドさんから参拝するための三跪九叩の作法を教授されて早速実践。続いて長蛇の列に並んで収驚も体験する。
「魂」は人の精神力を統制し、「魄」は人の行動力を司るが、人が何かに驚いたり強いショックを受けたりすると「魂魄」が抜けて思考が停滞し、動きが悪くなるという。こうした時に「収驚」を受けて魂魄を取り戻すことにより元気になるそうだ。母は高齢者のせいか、列に並ばずにいきなり優先的にやって頂いた。私たち3人はしっかり並んだあと無事に終えた。なんだか不思議な気分。一度頂けば生涯有効というお守りも頂戴し、お礼参りもしてきた。
このお寺の前の交差点の地下道にあるのが占い横丁。小さなブースが軒を連ね、仕事から健康、財産、なんでも占ってくれる。日本語OKの看板もそこかしこに。残念ながら占いをしたい人は誰もいなかったので、そのまま通り抜けて3度目のお土産屋さんに連れていかれる。
ここも昨日、一昨日と訪れたお店と品揃えに大差なく、再び手持無沙汰の小一時間を過ごす。皆同じだったようで、早めに集合してしまい、そのまま夕食レストランに向かう。まだ明るい中での夕食だ。
最後の夕食は台湾料理。“欣葉”は団体旅行にもよく使われるという大きなお店だが、10品以上出された料理はまあまあのお味。私としては、もちもち杏仁豆腐のデザートが珍しく、美味だった。
まだ日は高い。結局息子が買いたいお土産が揃わず、中央駅近くで降ろしてもらい、百貨店へと向かう。訪れた甲斐があり気に入った品物を種々買い求めることが出来た。
ここからホテルまでタクシーで戻っても良かったのだが、鉄男の息子が「せっかくなので目の前から乗れる地下鉄にぜひ乗りたい」モード。
MRTに1駅乗って乗り換え、もう1駅乗ったら無事ホテル最寄り駅到着。どの列車でも母を見ると皆が席を譲ってくれて恐縮する。見ないふりでスマホをいじったりしていないのにびっくり。有り難い地下鉄体験だった。
こうして3日目も無事終了。あっという間に明日は最終日だ。数か所の観光後、夕方の便で帰国の途に就く。