ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2023.10.26 6年半ぶりカドサイラ再開2クール翌日のこと オンライン瞑想ヨーガ指導者養成講座6日目で籠城蟄居

2023-10-26 23:33:38 | ヨガ

 昨夜は遅いランチで空腹を感じず、夕食はシュークリームと赤いヨーグルト、それに食後のミヤとタリージェを飲んでおしまい。
 入浴後、日付が変わってほどなくしてベッドへ。やけに疲れていたのですぐに電気を消した。
 
 明け方、4時半前だったか寝ぼけ眼でお手洗いに起きたけれど、二度寝に成功した。
 いつも通りに夫の目覚ましが先に、続いて自分の目覚ましとスマホアラームが鳴る。夫は出勤、息子は在宅勤務だという。
 夫を送り出し、すっかり寝坊を決め込んでうんでもすんでもない息子を起こし、一緒に朝食を摂る。溜まった洗濯機を廻す。なんだか身体中がギシギシして痛む。
なんとなく気持ち悪い気がしなくもないが、昨夜がろくに食べなかったせいで、普段と同じトーストや青汁、バナナスムージーや果物、青いヨーグルトが頂けた。だが、頭が重く、耳鳴りがする。やっぱり疲れているのだろう。まあ京都行き後の治療というハードスケジュールだったから、致し方ないだろう。
 
 息子はペットボトルの飲み物を持ち込んで自室で勤務開始。私は洗い上がった洗濯物を干してから、リビングで指導者養成講座の準備だ。
 6日目の今日もアーサナの続きだ。Hさんがお休みなのでリアル参加はTさんと私の2人だけ。またしても贅沢なセミプライベートレッスンだ。定刻10分ほど前にZoomを繋ぐ。

 オームを3回唱え、新しい朝を迎え、学びの為に集えたことに感謝し、背骨のS字カーブを意識しながらゆっくり呼吸をして目を瞑って休息。
 今日の学びは、前回から今日迄の感想やシェアしたいことを発言することからスタート。
 私は、「筋肉痛の中、1週間宿題を続け、身体を正しく使うことの大切さを思った」と発言した。
 途中、Sさん宅のネット環境が不調でPCが落ちるというトラブルもあった。
 Tさんは、(前回お休みだったので)「間隔が空いてしまったが、太陽礼拝をきちんと教わり、1週間で少しずつ出来るようになった」と仰る。新鮮な感覚、出来て嬉しいという気持ちが伝わってきて、素晴らしいと思う。その都度感じたことを言葉にしておくことは大切だ。
 Sさんから「皆さんから頂くレポートは本当に一人一人全く違って、いいな、と思いながら読んでいる」とのコメント。

 今日は左右と回旋のアーサナを学ぶ前に前回の学びのおさらいから。
 Sさんが動きを見せて、私達はどこの何の動きかを言う。例えば脊柱の前屈は背骨の屈曲、というように。実際に自分で身体を動かしながら確認すると分かりやすい。
 おさらいが一通り終わった所で、左右の動きに入る。足を腰幅にして、壁にふくらはぎ、背中、肩甲骨、頭がつくように立つ。これだけで結構きつい。そのままなるべく壁から離れないように横に倒れる。側屈は横の平面上に動くのが大切だ。

 どこが縮み、どこが伸びたか、感じたことをシェアする。こうした側屈の動きは大人になるとなかなか行わない動きだが、内臓にとても良い動きで胃腸の調子が悪い時などに良い。骨盤が横に広がり、頭も緩むのでリラックス出来るという。
 股関節の横の動きの確認では、外に開く外転、内に戻る内転、外に向けて捩じる外旋、内側に捩じる内旋等一つ一つ確認していく。膝は肘同様蝶番関節なので、一方向にしか動かない。
 アーサナをとりながら、主導筋を参考書で確認していく。沢山の筋肉が連動して一つの動きを作っているのだと今更のように気づく。

 今日行ったのは、立位の左右屈、半月のポーズ。頸椎、胸椎、腰椎等それぞれの可動域を意識しながら安全に動かす。続いて膝立ちの左右屈、閂のポーズ。アーサナは下の土台から安定させていくのが良い。脇腹が伸びるのが気持ち良いので好きなポーズだったが、内転筋等が伸びて効いている感じを改めて意識出来た。

 ここで30分のお昼休みだ。時間がないので、息子のお昼には昨日届いた助六寿司のお弁当に味噌汁とサラダとゼリーをつけてぱぱっと食べてもらった。あまり食べ過ぎると動けないし気持ち悪くなると大変なので、小さなサンドイッチを半分とフリーズドライスープのみ。

 午後は座位の左右屈からスタート。長座になって左右45度ほど開脚して行う。長座の時、背中が丸くなるのはハムストリングが伸びていないから、など一つ一つ腑に落ちる。
 Tさんは「これまで出来ないとか怖いとか思っていたが、外転、外旋等とガイドしてもらうことでいつもと違って広がったし、出来た」と興奮気味に仰る。「身体が硬いと思い込んでいたが、使い方が分かっていなかった」と。聞いているこちらにも嬉しい気持ちが伝わってくる。

 続いて回旋の動きに入る。座位の回旋はやさしいマッチャンドラのポーズ。これも好きなポーズだが、今日は下から雑巾を絞られるような感じで深く回旋が出来た気がした。
 Tさんも私もひとまずポーズが出来たが、膝が痛む人等、このポーズが取りにくい人への緩め方等も教えて頂く。
 最後は休息方々寝っ転がりの回旋で、仰向けになってガス抜きのポーズ。重力を使って捩じる動きで、クラスの最後、リラックスするときに良く使うポーズだ。腰痛緩和にも良い。このポーズを取りにくい人のための緩め方も教わる。

 最後は応用の回旋、捩じった英雄のポーズだ。いわゆる三角のポーズの捩じりだが、いきなり難度が上がる。これも背中のS字カーブを保ちながら行うと身体への負荷がかかりづらく、安全に行えるとのこと。
 それぞれ感想をシェアして今日のクラスは終了。Sさんの愛息T君が幼稚園から帰って来てママに抱きつく。

 次回7日目は1週間後。宿題は明日から左右屈、回旋のアーサナを一つずつ1日1回練習すること。左右セットで1回で、それぞれ3呼吸はキープするように。レポート提出は不要で、クラスで感想をシェアする。
 最後に今日の感想で、Tさんは「沢山質問して色々分かり、身体の動かし方が判ったので覚えておきたい」とのこと。私もTさんの感動に色々刺激をもらったことにお礼を言うとともに、昨日が治療だったため、テンションがイマイチで申し訳なかったというお詫びを。

 とりあえず最後までリタイアせずに参加出来たので十分及第点だ。治療翌日座学ではなく曲がりなりにも半日に亘り身体を動かすなんてことはエンハーツでは難しかっただろうし、少人数でオンラインだからこそ出来たのだと思う。

 息子に3時のお茶を届けてあげたら「打ち合わせ中」と言われたので、ドア口に置いて戻る。私は急いで洗濯物を取り込み、畳みながらお茶を飲んでサンドイッチの残りを摘まんで一息つく。洗濯物はすっかり乾いていた。
 さすがにぐったり疲れて動けなくなって、着替えを済ませてから暫しソファに横になる。結局、終日籠城蟄居。階下のポストに新聞と郵便物を取りに降りただけ。

 息子が何時まで仕事をするのかわからないので、夕食の支度は夫が帰ってきてからにして、録画したドラマヲ見ながらちょっとウトウト。
 夫はライナーで定時帰宅。息子は割と早く仕事を終えたので、母にMeet通話。芝の生ゴミは殆ど捨てられて綺麗になったとのこと。今日は1回でキャッチできたね、と嬉しそうだった。まぐれじゃなくていつも取ってくれるとよいのだけれど。それからミールキットを駆使して夕食の支度をして、3人で頂いた。

 こうして2クール目も治療翌日にしては4時間の講座受講と洗濯、3食の食事準備と頑張った。なんとなく熱っぽい感じ(熱はない)だ。今日も早く休んで明日に備えたい。
 
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2023.10.25 採血後腫瘍内科診察 カドサイラ再開2クール目無事終了

2023-10-25 23:24:50 | 治療日記
 
 昨夜は眠くて草臥れて殆ど起きていられず。さっさと消灯して眠ってしまった。10時台だったか。就寝前に水分を摂り過ぎたのか夜中1時過ぎお手洗いで目が覚めたが、疲れと眠気が勝っていたのか目覚ましをかけた30分前迄再び眠ることが出来た。
 腹痛もあり、お手洗いの後、朝風呂に行った。これまで宿泊した中で朝、お風呂がこんなに混雑していたのは初めて。昨夜はちびっこ連れや赤ちゃん連れまでいて、何やら落ち着かなかったのだが、とにかく宿泊客が多いのだ。そそくさと上がって、部屋に戻り、指導者養成講座の宿題である太陽礼拝等を行う。今日で最終回だ。
 家族LINEに「おはよう」スタンプを送る。今日は突然の雨があるかもしれないので、傘を持つようにという予報。小さな折り畳み傘を持ってきて良かった。
  
 着替えを済ませ、身支度を終えて朝食ラウンジに降りる。案の定かなり混雑している。テーブル席は確保出来ず、カウンターに座る。お風呂上がりで身体を動かしたので、喉がからから。グレープフルーツジュースが美味しい。チャウダーと焼きたてデニッシュ、有機野菜のサラダや野菜メインのおかずもちょっとずつ味見。ストロベリーソースをかけてヨーグルトも果物も頂いた。昨夜が軽かったので、しっかりエネルギーチャージした。

 早々に席を立ち、紅茶は部屋で朝ドラを視ながらゆっくり頂く。いつもと違ってキャリーケースに2泊分の荷物をパッキングしなければならない。部屋を出るのが少し遅れた。 朝からイベントに繰り出すのか、エレベーターでチケットだとかグッズだとか言っている女性の3人組と一緒になった。フロントが混んでいる。荷物を預けてすぐに出るつもりだったが、こちらもイベントなのか、チェックイン前に早くも荷物を預ける方たちまで。複数で対応していたが、てんてこ舞いの様子で、かなり待たされてしまった。
 
 病院に到着すると、受付のIDカード機は長蛇の列だった。採血受付を済ませると、10人も待っていなかったが、9分待ちとあった。ほどなくして採血室に入り、前回と同じ男性技師さんにあたる。今日は今月2回目なのでマーカーのチェックがなく、2本のみ。
 前回と違って刺す時にちょっと痛かったし、抜く時もしかり。お礼を言って止血したまま席を立って向かいの腫瘍内科受付へ。

 待合い椅子は既に埋まっており、定位置は確保出来ずに受付に並ぶ。いつものコロナ関連問診票を頂き、息切れ以外全て「ない」に〇をして、息切れの「ある」の前に“たまに”を追加する。
 席に着いて、態勢を整えたら、本日のお供は、辻村深月さんの「琥珀の夏」。(文春文庫)。
 600頁を超え、文庫でも1,000円を超える長編だ。帯には「見つかったのは、ミカちゃんなんじゃないか。『かがみの孤独』『傲慢と善良』著者が描く、瑞々しい子どもたちの日々そして痛みと成長 私も、あの夏、あそこにいた。」とある。辻村さんの作品で面白くない筈がない、と手に取った。読み始めて裏切られず、どんどん読み進めた。

 1時間ほど待って、本の区切りのよいところで血圧測定。96-62、脈拍が88。
 それから30分以上待ってようやく「中待合にどうぞ」に番号が出た。それから10分ほどで先生が扉を開け、招き入れてくださった。今日は出遅れたこともあり、病院に入ってから先生にお目に掛かるまでたっぷり2時間。
 急いでご挨拶をして入室。扉を閉め、荷物を籠に入れ、体調管理ノートやカドサイラダイアリー等を出して席に着く。

 「さて、では」と体温計を頂く。診察室での体温は6度7分。「どうでしたか。」と問われ、「(カドサイラは)こんなに楽だったんだ、と思いました。吐き気はなく、吐き気止めは一切飲みませんでした。1週間ほど頭痛があり、疲れやすかったですが、エンハーツのようなとんでもない倦怠感はなく、普通に動けました。2週目くらいに足の痺れがチリチリビリビリとした痛みに変わったこと、初回の時もそうでしたが、胸(骨)痛が酷くなることがありました。日曜日には久しぶりに朝昼晩3回ロキソニンを飲み、コデインを上乗せしましたが、今日は殆ど痛みがありません。」とお話する。
 「それにしても、そんなにしんどいエンハーツを3年以上良くやりましたね」とのこと。カドサイラの副作用は個人差が大きいようだ。なんともない方もいるという。う、羨ましい・・・。

 「採血のデータでは、肝機能が上がっていますね。Hマークではありますが、それほど酷い数値ではありません。それ以外は変動範囲内です。」とのこと。そうだった。カドサイラは肝機能に影響が出るのだった。次回はレントゲンと腫瘍マーカーを含み採血を入れましょう、とのこと。前日夕方に検査をまとめて、治療当日は治療に特化してくださるそう。
 
 ということで、予定通り2回目のカドサイラをやりましょう、となる。
 薬の処方では、吐き気止めがなくなったので、ミヤBM、タケプロン、タリージェの3種のみ。先生が「タリージェ、どうしますか」と仰るが、止めたらどのくらい痺れが出るのか不安なので、飲み続けることにした。

 化学療法室へ移動。混んでいる感じ。待ち人数は3人。20番だった。門前薬局にLINEで処方箋の写真を送る。処方箋は1枚でスッキリ。
 夫やお友達に報告LINE。15分ほどして看護助手のKさんから「今日は混んでいて、椅子はお隣から借りてきた(古い)グレー(リクライニングが出来ない)で、テーブルもないのですが、大丈夫ですか」と言われる。
 仕方ない。外も見えない内側だが、2回目の今日はカドサイラが30分で終わる筈だ。腰が痛くなりそうなので、タオルケット等を多くお借りして腰に当てる。足を上げられないので、浮腫みが気になる。早くも薬局からは薬の準備が出来ました、とLINE連絡が入る。

 お手洗いを済ませ態勢を整えると、以前化学療法室にいらしたOkさんがヘルプにいらしていて、刺針に。お久しぶりだ。今は放射線科で、CT準備室等を担当しておられるという。「変わらないですね~」と言ってくださるが、「とんでもない。定年まで働きました、もうおばあさんです」とお答えする。
 さすがにお上手で、全く痛みなくラッキー。私の2代目ポートは10年以上現役だが、今は形が変わっていて(私の形を)目にするのは珍しいそうだ。とはいえ、今の新しい物でも全くトラブルがないとはいえず、入れ直す方も中にはいるとか。私は2代目のポートは墓場に持っていきたい(もう入れ直しは勘弁)です、と言って笑う。

 ほどなくして、Hoさんが薬を持っていらっしゃる。前回、問診票が入っていなかったので、カドサイラになったので要らなくなったのかと思ったと言うと、単に失念しただけだったようで、口頭であれこれ副作用についてのインタビューがあった。特に痺れについては、物を落とすことなどは先生に主張するように、と言われる。足の裏は痺れて感覚が麻痺しているような鈍感さにもかかわらず、石畳等の刺激は痛みが出る等過敏に反応するのは、まさに末梢神経「障害」なのだとのこと。なるほど、ただ痺れて感覚が鈍くなっているだけではないのだった。

 生食の後カドサイラ30分、最後に生食が5分程度とのことだったが、実際には50分弱かかった。
 途中でKrさんも様子見に来てくださって、今は単剤だと午後からスタートの点滴枠もあるので、前泊しなくても対応できるかも、先生と相談してみてください、と言われる。

 その後、薬剤師のAさんが学生Tさんを連れてヒアリングに見える。吐き気、下痢、痺れ等について看護師さんにお話ししたことをまた繰り返す。前回吐き気止めをなくして頂いたこともあり、そのあたり色々突っ込まれた。なかなか本が落ち着いて読めない。
 
 最後の血圧測定はHoさん。121-67、脈拍は69。抜針は看護師のMさん。殆ど痛みなく無事終了。
 化学療法室滞在時間は1時間半ほど。お礼を言って身支度を整え、お手洗いを済ませて部屋を後にした。

 受付票を戻し、会計待合いに移動する。待合い椅子は相変わらずの混雑だ。10分ほど待って自動支払機で15万円弱をカード払い。今月は2回の通院で30万近い支払いになった。

 外に出ると、少し雲が出てきており、ひんやりしている。薬局へ移動すると、すぐにIさんの声で「○○様~」と呼んで頂けた。頻繁に様子伺いのLINEをくださっているし、3週間しか経っていないので、あっという間の再会だ。3種類の薬は2000円ちょっと。電子マネーでお支払いをし、ちょっと我が家の話等をして薬局を後にした。
 
 今日の病院と薬局での滞在時間は、朝の出遅れが祟り、化学療法室混雑も相まって、点滴時間は短かったものの、5時間弱。ホテルに戻り、預けたキャリーケースを受け取り、駅ビルでランチをすることに。
 久しぶりにイタリアンレストランへ。混んでいるようだったが、すぐに通してもらえた。前菜3種とサルシッチャと秋野菜のパスタにデザートと氷少な目のアイスコ―ヒーをちびちび頂いて、本の切りの良いところまで読んだ。
 支払いを済ませたところ、冷たい飲み物が祟ったか、腹痛でまたお手洗いへ駆け込んだ。
 お腹が落ち着いたので、快速電車に乗って席を確保して文庫の続きを読み始めたが、とても読み切れなかった。最寄り駅に到着し、キャリーケースを引きながら家まで歩けない、と迷わずタクシー乗り場へ。万歩計は4,000歩強。
 
 帰宅後は生協のお届け物を収納する。かなり大量で、収納を終えたらがっくりくるが、キャリーケースも空にしないと、である。また洗濯物も溜まっているが、目を瞑って明朝廻しにする。なんだか疲れて急に眠くなってくる。
 夫は飲み会で夕食不要だが、息子は家で食事だという。生協のお弁当がいくつかあるのでそれを食べてもらうつもりで一切炊事はパス。

 色々片付けて、ソファに横になったらちょっとウトウトしてしまう。
 母にMeet通話をするが、何回鳴らしても出ないし、やっと出たかと思ったら今度は切ってしまうわ、自分でかけ直すしてきたので、出るとこれまた切ってしまうわでなかなか繋がらない。だんだんイライラしてくる。
 今日は何もないからゆっくり出来ると言っていたのに、午前中マッサージに行って洗濯をしたら疲れてしまって、さらに午後は人が来て、疲れていたから断りたかったけれど、それが言えなくて・・・、と同じ話を何度も繰り返すので、ゲンナリしてしまう。
 明日は早起きして刈ってもらった芝のごみ袋を沢山ごみ置き場にもっていかなければ、なのだそうだ。一度にやると疲れるだろうし、置き場がないわけでもないから徐々にやればいいのでは、と言ったのだけれど。

 明日は午前・午後と瞑想ヨーガ指導者養成講座の6日目。オンラインなのでマイペースで参加出来るが、出来れば早く休みたい。息子は遅くなりそうだ、とのことだったが、先ほど帰宅した。
 部屋の隅に引っ越し屋業者から届いた段ボールが置かれていて、ああもう10日ほどで引っ越しなのだと愕然とする。
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2023.10.24 漸くの再会を叶え、明日は治療日

2023-10-24 22:00:05 | 

 昨夜はブログアップ後、大浴場へ。かなり大きなお風呂だったけれど、それなりの混雑だった。お風呂とジャグジー、サウナをコンプリートして、ポカポカになって部屋に戻った。
 いつでも眠れるようにベッドに入ったら、本も読まずにBSでドキュメンタリー番組を視て早めに消灯、就寝。

 目覚ましをかけた1時間半ほど前にお手洗いで目が覚めてしまい、その後は二度寝できなかった。
 今日もいいお天気だ。オープン間もない朝風呂に向かう。さすがに昨夜よりは空いていたけれど、皆さん実に早起きである。さっと上がってさっぱりして部屋に戻る。身体が温まっているところで指導者養成講座の宿題の太陽礼拝を行ったら、あっという間に汗ばんだ。朝食を済ませ、身支度を整え、パッキングを終える。

 チェックアウトしてキャリーケースを預けてホテルを出発。地下鉄と私鉄を乗り継ぎ、4月初め以来半年ぶりに漸く予約したmikaさんの美容院がある最寄り駅に向かう。青空が広がる穏やかないいお天気だ。最高気温は24度になるという。9分袖の裏付きワンピースに一重のジャケットを羽織ったけれど、歩くとちょっと汗ばむ感じ。それにしても、どこもかしこもインバウンドの人たちの多いこと、多いこと。コロナは過去のものといった感じ。

 嵐電の切符売り場では「バンブー、バンブー」と言っている外国人観光客のグループがいた。なるほど、竹林の小径に行きたいのだ。
 揺られること20分ほど。無人駅でなかなか風情がある。前回は初めての場所だったので、脇目を振らず一目散に夫とサロンを目指して歩いた(早く着き過ぎてその後付近をウロウロした。)のだけれど、今回は時間調整のために駅の反対方向にある駅名を冠したお寺へ。参拝する時間はないが、立派な門とその先に広がる石畳と樹々を拝むことが出来た。まだ紅葉には少し早いようだった。それにしてもちょっと見上げると、青い空と刷毛で描いたような白い雲、嵐山の紅葉が美しい。贅沢な風景だ。

 サロンに到着したのは予約の10分ほど前。オーナーとmikaさんが揃ってお出迎えしてくださる。フロントでバッグとジャケットをお預けし、「またお目にかかれて本当に嬉しいです。」とお伝えすると、「本当にいらしてくださるとは思わなかったので・・・」と。「いえ、約束しましたから」である。サロンは贅沢にも貸し切りだ。
 お手洗いをお借りして、ちょっと息切れしていた呼吸を整えて、あの極上のシャンプーをまた受けられるのかと思うとドキドキワクワクする。

 10月10日にサロンがオープン25周年を迎えたとのことで、シャンプー前に頭皮デトックスのサービスがあった。グレープフルーツの香りだろうか。肺が広がるようなスッキリとしたいい香りだ。それにしても、あの華奢な身体からはちょっと想像できないほど心地よく力強い指の力。ヘッドスパを受けている感じだ。ついつい時間よ、止まれ・・・と思ってしまう。
 その後は本当に丁寧な丁寧な2度洗いのシャンプー。重たい頭を支えて頂きつつお疲れになるだろうな、と心配になってしまう。首までスッキリして今度はオーナーにバトンタッチ、カットだ。

 前回お世話になって以降、行きつけの美容院に3回は通っているし、直近が先月末だからまだ1か月経っていないのだけれど、どうも左のサイドがうまくまとまらない。その辺を修正して頂ければ、とお願いする。
 つむじの位置や髪の毛の質や長さにもよるが、もう少し長めの方が良いのかもしれないと仰る。とはいえ、いつカツラ頭になるかわからないので、あまり長く伸ばすわけにはいかなかったのだ。

 あれこれお話をしながら微調整もして頂いて、すっかり素敵に(自分で言うか)にして頂いた。そしてまたシャンプー台へ。前回はカット+ハンドケア 30min+傾聴 10minのメニューをお願いしたのだが、残念ながらそのメニューは終了している。図々しくも少しでも長くmikaさんにお願い出来るなら、とトリートメント+プチマッサージを追加していた。これもまた実に極楽という言葉がぴったりだった。
 最後はオーナーにも首・肩のマッサージをして頂いて、仕上げ。携帯に母のケアマネさんから電話があってびっくりした。介護保険の件で、母から聞いていたとおりのことだった。

 サロン到着から終了までに1時間半ちょっと。お支払いを済ませ、前回はマスクをしたままでツーショットだったので、今日は外してもう一度お願いした。2度あることは3度あるで、また伺います、とお約束する。
 mikaさんは「期待しちゃうかも」とお茶目に仰る。
 次回は彼女が来年早々還暦を迎えるそのお祝いに行ければな、と勝手に思っている。

 お二人揃ってお見送りして頂き、階段を降りると、外はぽかぽか陽気。ジャケットが荷物になってエコバッグを出して放り込んだ。再び電車に揺られて終点まで。オーナーから、嵐山駅で京都水族館に因んでサンショウウオの巨大なぬいぐるみを持ったお姉さんが3人踊っているという情報を得て、ちょっと見てみたかったのだけれど(怖いもの見たさ)、残念ながら見つけられなかった。

 それにしても駅は外国人、日本人、入り乱れて大変な混雑。色々な食べ物の匂いも入り乱れており、人々が道路にもはみ出してすごいことになっている。
 天龍寺、竹林の小径を越えて、お土産に良いという七味屋さんを探す。ちょっとわかりにくく道を尋ねながらようやく到着。無事季節限定の塩と七味を購入し、大混雑の竹林を通り過ぎて野宮神社を気持ちだけ拝んで、駅方面に戻り、少し遅めのランチにざる湯葉うどんを頂く。

 ラッキーにも窓際の席が空いていたけれど、どんどん混んできてお店の方たちはてんてこ舞いだった。窓の外は旗を持ったガイドさんに続く団体客の列が途切れない。一応、渡月橋にご挨拶してから、駅に戻って、駅ナカの足湯に浸かることに。
 最初は貸し切り!と喜んでいたら、女性のお二人連れが入ってこられた。姉妹でおられ、お姉様はニュージーランド在住、妹さんは滋賀県からだそう。途中からオーストラリアのご夫婦も。
 さすがにお姉様は流暢な英語で色々教えて差し上げていた。嵐山温泉は36度弱の源泉というからぬるめだったけれど、15分弱浸かっていたらじんわり汗をかいた。

 これで2時間弱の観光は終了。再び電車に乗って地下鉄乗換駅まで。早めに京都駅に戻ってこられたので、夫や息子の好物のお菓子等を駅ナカで買って、カフェでカフェラテとクッキーを頂いて一服。ホテルに戻ってキャリーケースを受け取りパッキングをやり直し、帰りの新幹線に乗り込んだ。早めの夕飯は車内で笹寿司とお茶で済ます。
 往きと違って帰りはパンクチュアルに到着。早速オーナーからはLINEでメッセージが届いた。

 病院最寄り駅には予定通り到着し、いつもの温泉付きホテルにチェックイン。なんだか既視感がある、と思ったらまたしても夫の誕生日の番号の部屋だった。今日は何やらコンサートかイベントでもあるのだろうか。お風呂も明日の朝食も混雑が予想されますので余裕をもって、とのこと。

 母にMeet通話。ケアマネSさんからの電話があったことを報告する。母は、ヘルパーさんやら近所の人やら色々な人の出入りで落ち着かなくて疲れてしまって、とのこと。今日もヘルパーさんが寝袋やら何やら色々持って帰ってくださったそうな。明日は特に予定がないので少しゆっくり出来そうとのこと。

 というわけで、明日はカドサイラ2回目。今日の万歩計は13,000歩弱。入浴もさっさと済ませたので、早めに休まなくては。
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2023.10.23 祭りの後も日常は続き・・・

2023-10-23 21:08:26 | 
 昨夜はブログアップ後、ロキソニンが効いてきたものの、疲労困憊でヘロヘロなのだから、さっさと休めばよいのに、ついつい夫が撮ってくれたステージのビデオを見てしまう。
 昼からの講堂に於ける「古関裕而名曲集~永遠の応援歌」企画はとても評判が良かったようで、実に盛り上がっていた。グリークラブOBの柿沼アナウンサーのMCは安定していて流石だったし、ピアノソロ等の趣向も凝らされていた。
 分単位で移動が続き、舞台袖やら地下やらそこかしこで待機していた私達は、企画ステージの全貌が殆ど見えていなかったので、なるほどそういうことだったのか、と見た。

 午後の大教室でのステージ「初心のうた」4曲も全て収録されていた。初心のうた、詩も曲も素晴らしい歌だ。とはいえ、毎度のことながら、自分の歌う顔を見るのは微妙に辛いな~と思う。
 直前までマスクをしていたけれど、全員がマスクを外して歌っていて、昨年全員がマスク姿で歌った違いを感じた。息子も一緒にあぁだこうだとチャチャを入れたり、笑ったり。3人でこのイベントに参加するのも今年が最後だろう。「来年は彼女同伴で行けたら行くから誘って」、とのことだったけれど。
 見終わったら日付が変わり、皆が入浴し、仕舞湯の夫が就寝出来たのは当然の如く1時を過ぎる。
 
 週明け、月曜日。夫は休務日、息子は出勤だ。目覚ましが鳴る前に腹痛で目が覚める。お手洗いを済ませてしつこくベッドに戻り、目覚ましとスマホアラームが鳴り、夫が起きるのを待ってノロノロとリビングへ。
 昨日の数えきれないほどの階段昇降のおかげで、ふくらはぎ等はすっかり筋肉痛だ。
 5時間ほど眠れただろうか。息子を送り出し、洗濯機を廻す。空気がカラッと乾燥して穏やかないいお天気だ。
 洗濯機を廻している間に、指導者養成講座宿題を。毎日1セットでもガイドに従って正しく練習することで太陽礼拝のコツが少し分かってきた。今更なのだけれど、苦手意識が強すぎたか。昨日の酷い胸痛は少し収まってくれて、ほっとする。

 3日ぶりの洗濯、息子のものも多く、大量である。そしてラーメンのシミをつけてしまったワンピース等のおしゃれ着洗いで2回目の洗濯。ベランダは洗濯物でひしめき合っている。
 洗濯物を干し終わってから夫と2人で朝食を摂る。食後はなんとなく胸部の鈍痛が心配なのでロキソニンを飲んでおく。息子は夕食必要というので、2人分のお米を研ぎ、サラダを作る。

 ほどなくして今月2回目のお花が届く。
 ピンクと白のアルストロメリアが合わせて3本、ピンクのスナップ、赤紫の羽毛ケイトウが1本ずつ、ルスカスの葉が2本。花言葉はそれぞれ「未来への憬れ」、「おしゃべり」、「風変わり」、「陽気」だという。
 早速、玄関のガラス花瓶に投げ入げる。ケイトウが秋を感じさせてくれる。前回のデンファレ等はまだまだ元気なので、捨てるのは可哀想。水切りしてお手洗いに引っ込んでもらった。

 そして旅支度である。夕方に、夫と4月に1週間滞在した京都に到着する予定だ。一人で新幹線に乗って移動するのはどのくらいぶりか。昨年5月、退職記念旅行で東北新幹線には乗ったけれど。
 出来るだけ荷物を少なく、病院に行く支度も忘れずに、である。夫はクリーニング屋さんに出かけて帰りにコンビニでお昼を調達してきてくれた。

 夫に掃除機をかけてもらい、私は拭き掃除をして、いざ、出発。
 ところが、お昼のニュースを見たら、火災事故のため東海道新幹線は上下線とも運転見合わせ中とのこと。これは困った。今日の予定は移動だけ、メインの用事は明日の午前中である。とはいえ、運休になったら厄介だ。
 急いで昼食を済ませ、予定していたより1台早い電車に乗るべく出発する。夫がキャリーケースを自転車籠に入れて最寄り駅まで送ってくれる。JRの乗り換えがとてもスムーズで、これまた予定した1台前の快速に間に合ってしまった。

 新幹線の当初出発時間の30分ほど前に乗換駅に到着。電光掲示板を見ると、上りは軒並み1時間半以上、下りは35分から45分の遅れである。改札で運休はあるのかと訊くと、遅れてはいるが運休はないとのこと。では、と改札を通る。お手洗いを済ませ、ホットのカフェオレを買って、満席の待合室で椅子が空いたのを見計らって座る。

 皆、落ち着かない感じで待っている。結局、35分の遅延と早い到着が相俟って、駅に着いてから予約した新幹線が出発するまで1時間待った。でも、とにかく動いてくれたのだから安堵である。
 紅葉の時期に京都を訪れるとはいえ、観光の予定は特になく、1泊なので自由になる時間もそれほどない。
 車内では読みかけの文庫を読む。新幹線での2時間足らずはあっという間。窓際席から富士山は綺麗に見えて、頂上の冠雪が確認できた。西へ向かう新幹線は、夕焼けを追いかけて進む。

 37,8分の遅れで、なんとか明るいうちに京都駅に到着した。移動する負担にならないように(一人旅の困りごとは荷物持ちの夫がいないことだ。)駅徒歩2分のホテルを予約した。駅前ロータリーはスペイン語や中国語や多言語が飛び交い、混雑している。

 無事チェックインし、9階のシングルルームに案内された。部屋の窓からは駅前ロータリーが見下ろせ、美しい夕焼けはあっという間に暗闇になった。
 大浴場やサウナ完備なので、筋肉痛で疲れ気味の身体を癒せるのが嬉しい。まずは母にMeet通話。昨日はヘルパーさんが娘さんと一緒に衣類等を選びにいらして、それ以外にもご近所の方が芝生を刈りに来てくださって、と対応でぐったり疲れ、早々とお風呂に入って寝てしまいたかったそうな。
 今日は食事中だったけれど、デイサービスにも行って滑舌も良く、元気だった。

 隣接するコンビニで明日の朝食等を調達し、ホテルのレストランでセットメニューを頂いた。サラダやスープは美味しく頂けたけれど、メインは驚くほどボリューミーで、サーブする時「多かったら残してくださいね」と言ってくださるほど。結局半分でギブアップだった。レモンティーを頂いて、部屋に戻ってきた。

 さて、これから大浴場へ行って手足を伸ばしてリラックスタイムである。なんだか京都に一人で来ている、という実感は殆どないが、明日起きて目的地に向かいながら改めて、ああ、そうだった、と思うのだろうか。

 
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2023.10.22校友会音楽祭今年も終了 階段昇降と胸痛で顎が出た

2023-10-22 23:03:31 | 合唱
 昨夜は、夫お勧めのラーメン屋さんに繰り出したが、案の定着ていたワンピースにスープのシミをつけてアチャー。夫はラーメン一杯の夕食では足りなかったようで、お茶をしようとケーキ屋さんに。
 シャインマスカットのショートケーキセットをチョイスするが、私はとてもケーキ1つを食べ切るのは無理なので、夫の味見だけさせてもらってポットのダージリンティを頂く。

 明日の朝食をコンビニで調達して部屋に戻る。息子はなかなかやってこない。楽譜の見直しをして口パクしながら到着を待つ。夫はお腹が満ち足りたのか気持ち良くお夕寝中。息子が到着したという連絡をもらってロビー迄迎えに行き(カードキーがないとエレベーターに乗れない。)、先に入浴させてもらうことに。その後、夫、息子が入浴しているうちに消灯は遅い時間になる。なんとか日付が変わる前に眠りにつけたか。

 朝、夫か息子かよくわからない鼾で目が覚める。うーん、眠れない。悶々とする。まだ5時前だ。遠方からの参加の方はもう起きて支度をしているかもしれないと思いつつ、6時迄ベッドで粘る。窓の外は青空の良いお天気だ。今日は冷え込みが今年一番とか。そういえば昨夜、凄い風だった。木枯らし一号だったか。

 浴槽足湯の準備をして寝坊助息子を起こすが、びくともしない。夫も足湯に続き、昨日調達した朝食のパンや果物等をテーブルに広げ、急いで頂き、身支度を整える。胸痛があり、食後はロキソニンを飲んでおく。
 会場到着後に着替えをしないで済むように、舞台衣装の白いブラウスと黒いミモレスカート、黒の靴。それにストールを巻いてジャケットを羽織った。荷物を極力減らすため、大きなお財布等が入ったバッグは夫に預け、体力温存のため持ち物はスマホポシェットと楽譜が入るショルダーバッグのみ。

 例年通り路面電車の駅まで2人が送ってくれる。なるほど風が冷たいが、抜けるような青空が広がっている。最高気温は20度止まりというが、日差しは強い。日傘が欲しいくらいだ(荷物を減らすために持参しなかった)。
 乗るつもりの一台前の車両が目の前で行ってしまう。びっくりしたが、遅れていたようだ。予定していた車両は2分ほど遅れてきて、無事乗り込み、席も確保出来た。NちゃんからLINEで連絡。今日もロマンスカーでこちらに向かっているという。

 路面電車の終点で降りて、講堂や構内の写真を撮りながら合唱団の控室である教室棟に向かう。例年通りエレベーターがない建物だ。しかも最上階の4階が控室。
 さらに反対側の入り口から階段を上がったところ、目当ての控室には行けないことが判る。なんということだろう。手すりに捕まりながら4階まで2往復。マスクをしている所為もあり息が上がってフラフラだ。結局5分ほどの遅刻。それでも発声練習開始まで15分ほどあり、三々五々先輩たちや現役の助っ人たちが集まってきた。

 今日はまずこの会場でのステリハから。現役参加者の人数変更等があり、ステージオーダーもその場で調整する感じで、ちょっとドタバタ。N先輩により、持ち時間10分限定でピアノ伴奏があるフレーズ中心、の確認。ライトが眩しい。
 その後は、特別企画“古関裕而名曲集ステージ”リハのため、皆で講堂前に移動する。
 構内は模擬店が次々とオープンして、賑やかになり始めている。

 講堂のホワイエでN先輩のご指導により体操と発声を15分ほど。ステージ上手で待機である。講堂の裏口やら控室を通って(普段はなかなか見られない場所だ。)舞台袖に到着するが、待機時間が30分近くある。寄りかかれる壁を探しながらよほど顎を出していたのか、後輩が一つ脇にあった椅子に座るように促してくれる。
 ひっくり返ってご迷惑をおかけするよりいいだろう、ここは体力温存をすべき、と有難く座らせて頂いた。ほどなくして、全員が客席で座って待つように誘導された。

 「長崎の鐘」は私達の団体のみによる合唱で、編曲者M氏による指揮。一通り歌ってリハは終了。舞台はひな壇がない最後列3列目なので、立ち位置を調整しないと指揮が見にくい。
 今度は地下を通って2階席へ移動して、「栄冠は君に輝く」を吹奏楽団とグリークラブ、もう一つの混声合唱団とともに合同演奏のリハ。これがまたなかなか席が決まらず、てんやわんやだった。最後には応援歌も歌うことをその場で知り、終わったのは予定より大分時間が押していた。

 控室まで戻って荷物を整理して、暫し休憩して体力温存に務める。お昼には再び講堂に戻って本番だ。夫からは「到着したよ」とのLINEが入る。
 今回も待機の時間が30分ほどある。講堂と控室の間も結構あるし、なんといっても4階の上り下り、さらには講堂に行ってからも階段の昇降が多く、手すりにつかまりつつも痺れた足を庇い、マスクのおかげで息も苦しく、体力の消耗が激しい。またしても胸の痛みが出てくる。
 本番の日は、終わるまで怒涛のようにまっしぐら、はいつも感じることだけれど、今日は朝から夕方まで長丁場で、例年にも増してハードなスケジュールだ。

 無事「長崎の鐘」のステージが終わったが、夫や息子の姿を舞台から確認することは出来なかった。皆で地下を経由して2階席に移動し、「栄冠は君に輝く」の後、応援歌を歌って特別企画ステージは終了。
 満員の客席から手拍子を頂き、有難いことだった。ここでも若干時間が押しており、次の合同練習スタートまで1時間を切っている。

 例年通り近隣のお店で使える昼食券を配給されていたけれど、そのまま講堂裏の学食へ急ぐ。学食の前は去年ほど列が長くなく、すんなりと入れた。今年も3品のみの提供。去年レーンを並び直す羽目になって大変だったので、今年は麺のレーンに並ぶ。
 先輩や同期のNちゃんと同じテーブルで、カーディガンを羽織ってブラウスにスープが飛ばないようにしてみたけれど、やはりカーディガンにはシミがついてしまった。お馬鹿である。
 やはり胸痛が再燃している。ミヤBM錠とロキソニンを飲み、午後の舞台会場まで戻る。Nちゃんは「まだ時間があるので、構内をぶらぶらしてから戻る」とのことだったが、私はそんな元気はないので真っすぐ控室に戻り、薬が効いてくるのを待つ。

 M氏による4曲の合同練習は1時間、皆、立って歌っていたが、私はとてもその元気がなく、座って唄わせて頂いた。次の集合時間まで10分の予定だったが、進行が遅れていたようで20分ほど休憩時間があった。胸痛がどんどん酷くなってくる。刺し込む痛みに表情が消える。これはまずい、と直前にコデインを飲む。

 階下に降り、舞台袖で朝決まったステージオーダー順に並び、いよいよ本番だ。
 自分の立ち位置に着く。本番は一旦始まれば瞬く間に終わってしまう。僅か20分弱の持ち時間のために、今年は4月末から半年間近く練習に参加してきた。
 昨年「初心のうた」の1曲目と5曲目を歌い、是非残りの3曲も歌ってみたいと思っていたので、今年その3曲に加え、最後の「泉のうた」を歌えるのはとても嬉しいことだった。息子が大学3年次に定期演奏会で全曲を歌ったものだったので、去年は結構辛口の感想をもらっていた。
 舞台に上がると、息子と夫がカメラとスマホを構えているのが分かった。日曜日を丸々潰して今年も付き合ってくれて、有難いことである。

 今年は2列目で、大好きな先輩たちや、可愛らしい現役や後輩に囲まれ、幸せな時間を過ごすことが出来た。普通なら痛みもあり、とても立っていられなかっただろう20分ほどの時間だったが、歌っている間は、薬も効いてきたのか不思議とシャンとして最後まで歌いきることが叶った。
 いつもながら練習した以上のことは出来ないのだけれど、今年は自分なりの色々な思いを客席に届けることが出来たような気がする。来年もまた皆さんと歌えますように、と願いつつ胸が一杯になった。

 今日の万歩計を見れば10,000歩近く。しかもアップダウンが半端ではなかった。
 終了後は、講堂をバックに昨年と同じ場所で皆で記念撮影。M氏からお言葉を頂き、来月のイベント等の事務連絡。既に夕方、風が冷たくなってきて、胸に突き刺さる。急いで控室に戻り、打ち上げは欠席させて頂くことにして荷物をまとめ、最小限の方たちにお礼のご挨拶をして、そそくさと控室を後にした。

 階下では夫と息子が待っていてくれたので、そのまま急いでバス停まで歩く。ターミナル駅まで30分弱、痛みと疲れで顎が出ている。
 ターミナル駅に到着すると、1時間に1本のライナーはちょうど5分前に行ってしまったばかり。次のライナーを予約して、時間調整のために百貨店のティールームに入る。チャイを飲んで温まり、少し元気になるが、ライナーに乗り込んであれこれ連絡をしているうちにまた痛みが酷くなってくる。薬が切れた感じ。

 ライナーに乗って最寄り駅に到着し、夕食を作る元気はなくファミレスに。日曜日の夜とあって店内は混雑している。オーダーを取りにきたはいいけれど、なかなか出てこない。40分近く待ってようやく、であった。
 気が張っていたのが最寄り駅に到着してほっとしたのか、いきなりぐったりと疲れが出て口も利けない。痛みで空腹もあまり感じず、スープとフォッカチオだけ注文して、適当に口に入れてあとは息子に助けてもらう。

 母に何度もMeet通話をするがなかなか通じず、ようやく通じたと思ったらもうお風呂に入るところだったようで、悪かった、と切る。それにしても生活時間帯が違うので、外出時の連絡はタイミングが難しい。
 帰りはタクシーに乗って帰宅し、もろもろ片付けて、こうしてブログを書いている(やめればいいのに・・・)。

 今年も家族総出(去年は、まさか今年になって息子が転職し同居しているという事態は予想だにしていなかったが)で私の趣味を応援してくれる、幸せな環境に感謝である。
 例年ならこれで私の合唱の季節も終わりだが、来年10月の本番に向かってのドイツレクイエムの練習は現在進行中である。来年のスケジュールを考えると、ドイツレクイエム本番、ホームカミングデー本番、息子挙式・披露宴と3週連続のこれまたハードスケジュールになりそうである。
 その時、どれほど元気でいられることか知る由もないが、私を2009年以来15年にわたり支え続けてくれたこのアットホームな舞台を励みに出来たら、と思う。
 
 長かった一日。家族をはじめ、先輩たち、そして裏方で頑張ってくれた現役や沢山のスタッフの方たちのおかげで成り立った今日一日。心から感謝をしたいと思う。
 明日は午後から新幹線で出かけ、そのまま目的地で宿泊し、戻ったら通院前泊となる予定である。自業自得のスケジュール設定であるが、痛みが落ち着いてくれることを祈りたい。
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