ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2023.10.23 祭りの後も日常は続き・・・

2023-10-23 21:08:26 | 
 昨夜はブログアップ後、ロキソニンが効いてきたものの、疲労困憊でヘロヘロなのだから、さっさと休めばよいのに、ついつい夫が撮ってくれたステージのビデオを見てしまう。
 昼からの講堂に於ける「古関裕而名曲集~永遠の応援歌」企画はとても評判が良かったようで、実に盛り上がっていた。グリークラブOBの柿沼アナウンサーのMCは安定していて流石だったし、ピアノソロ等の趣向も凝らされていた。
 分単位で移動が続き、舞台袖やら地下やらそこかしこで待機していた私達は、企画ステージの全貌が殆ど見えていなかったので、なるほどそういうことだったのか、と見た。

 午後の大教室でのステージ「初心のうた」4曲も全て収録されていた。初心のうた、詩も曲も素晴らしい歌だ。とはいえ、毎度のことながら、自分の歌う顔を見るのは微妙に辛いな~と思う。
 直前までマスクをしていたけれど、全員がマスクを外して歌っていて、昨年全員がマスク姿で歌った違いを感じた。息子も一緒にあぁだこうだとチャチャを入れたり、笑ったり。3人でこのイベントに参加するのも今年が最後だろう。「来年は彼女同伴で行けたら行くから誘って」、とのことだったけれど。
 見終わったら日付が変わり、皆が入浴し、仕舞湯の夫が就寝出来たのは当然の如く1時を過ぎる。
 
 週明け、月曜日。夫は休務日、息子は出勤だ。目覚ましが鳴る前に腹痛で目が覚める。お手洗いを済ませてしつこくベッドに戻り、目覚ましとスマホアラームが鳴り、夫が起きるのを待ってノロノロとリビングへ。
 昨日の数えきれないほどの階段昇降のおかげで、ふくらはぎ等はすっかり筋肉痛だ。
 5時間ほど眠れただろうか。息子を送り出し、洗濯機を廻す。空気がカラッと乾燥して穏やかないいお天気だ。
 洗濯機を廻している間に、指導者養成講座宿題を。毎日1セットでもガイドに従って正しく練習することで太陽礼拝のコツが少し分かってきた。今更なのだけれど、苦手意識が強すぎたか。昨日の酷い胸痛は少し収まってくれて、ほっとする。

 3日ぶりの洗濯、息子のものも多く、大量である。そしてラーメンのシミをつけてしまったワンピース等のおしゃれ着洗いで2回目の洗濯。ベランダは洗濯物でひしめき合っている。
 洗濯物を干し終わってから夫と2人で朝食を摂る。食後はなんとなく胸部の鈍痛が心配なのでロキソニンを飲んでおく。息子は夕食必要というので、2人分のお米を研ぎ、サラダを作る。

 ほどなくして今月2回目のお花が届く。
 ピンクと白のアルストロメリアが合わせて3本、ピンクのスナップ、赤紫の羽毛ケイトウが1本ずつ、ルスカスの葉が2本。花言葉はそれぞれ「未来への憬れ」、「おしゃべり」、「風変わり」、「陽気」だという。
 早速、玄関のガラス花瓶に投げ入げる。ケイトウが秋を感じさせてくれる。前回のデンファレ等はまだまだ元気なので、捨てるのは可哀想。水切りしてお手洗いに引っ込んでもらった。

 そして旅支度である。夕方に、夫と4月に1週間滞在した京都に到着する予定だ。一人で新幹線に乗って移動するのはどのくらいぶりか。昨年5月、退職記念旅行で東北新幹線には乗ったけれど。
 出来るだけ荷物を少なく、病院に行く支度も忘れずに、である。夫はクリーニング屋さんに出かけて帰りにコンビニでお昼を調達してきてくれた。

 夫に掃除機をかけてもらい、私は拭き掃除をして、いざ、出発。
 ところが、お昼のニュースを見たら、火災事故のため東海道新幹線は上下線とも運転見合わせ中とのこと。これは困った。今日の予定は移動だけ、メインの用事は明日の午前中である。とはいえ、運休になったら厄介だ。
 急いで昼食を済ませ、予定していたより1台早い電車に乗るべく出発する。夫がキャリーケースを自転車籠に入れて最寄り駅まで送ってくれる。JRの乗り換えがとてもスムーズで、これまた予定した1台前の快速に間に合ってしまった。

 新幹線の当初出発時間の30分ほど前に乗換駅に到着。電光掲示板を見ると、上りは軒並み1時間半以上、下りは35分から45分の遅れである。改札で運休はあるのかと訊くと、遅れてはいるが運休はないとのこと。では、と改札を通る。お手洗いを済ませ、ホットのカフェオレを買って、満席の待合室で椅子が空いたのを見計らって座る。

 皆、落ち着かない感じで待っている。結局、35分の遅延と早い到着が相俟って、駅に着いてから予約した新幹線が出発するまで1時間待った。でも、とにかく動いてくれたのだから安堵である。
 紅葉の時期に京都を訪れるとはいえ、観光の予定は特になく、1泊なので自由になる時間もそれほどない。
 車内では読みかけの文庫を読む。新幹線での2時間足らずはあっという間。窓際席から富士山は綺麗に見えて、頂上の冠雪が確認できた。西へ向かう新幹線は、夕焼けを追いかけて進む。

 37,8分の遅れで、なんとか明るいうちに京都駅に到着した。移動する負担にならないように(一人旅の困りごとは荷物持ちの夫がいないことだ。)駅徒歩2分のホテルを予約した。駅前ロータリーはスペイン語や中国語や多言語が飛び交い、混雑している。

 無事チェックインし、9階のシングルルームに案内された。部屋の窓からは駅前ロータリーが見下ろせ、美しい夕焼けはあっという間に暗闇になった。
 大浴場やサウナ完備なので、筋肉痛で疲れ気味の身体を癒せるのが嬉しい。まずは母にMeet通話。昨日はヘルパーさんが娘さんと一緒に衣類等を選びにいらして、それ以外にもご近所の方が芝生を刈りに来てくださって、と対応でぐったり疲れ、早々とお風呂に入って寝てしまいたかったそうな。
 今日は食事中だったけれど、デイサービスにも行って滑舌も良く、元気だった。

 隣接するコンビニで明日の朝食等を調達し、ホテルのレストランでセットメニューを頂いた。サラダやスープは美味しく頂けたけれど、メインは驚くほどボリューミーで、サーブする時「多かったら残してくださいね」と言ってくださるほど。結局半分でギブアップだった。レモンティーを頂いて、部屋に戻ってきた。

 さて、これから大浴場へ行って手足を伸ばしてリラックスタイムである。なんだか京都に一人で来ている、という実感は殆どないが、明日起きて目的地に向かいながら改めて、ああ、そうだった、と思うのだろうか。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする