昨夜は眠くて草臥れて殆ど起きていられず。さっさと消灯して眠ってしまった。10時台だったか。就寝前に水分を摂り過ぎたのか夜中1時過ぎお手洗いで目が覚めたが、疲れと眠気が勝っていたのか目覚ましをかけた30分前迄再び眠ることが出来た。
腹痛もあり、お手洗いの後、朝風呂に行った。これまで宿泊した中で朝、お風呂がこんなに混雑していたのは初めて。昨夜はちびっこ連れや赤ちゃん連れまでいて、何やら落ち着かなかったのだが、とにかく宿泊客が多いのだ。そそくさと上がって、部屋に戻り、指導者養成講座の宿題である太陽礼拝等を行う。今日で最終回だ。
家族LINEに「おはよう」スタンプを送る。今日は突然の雨があるかもしれないので、傘を持つようにという予報。小さな折り畳み傘を持ってきて良かった。
着替えを済ませ、身支度を終えて朝食ラウンジに降りる。案の定かなり混雑している。テーブル席は確保出来ず、カウンターに座る。お風呂上がりで身体を動かしたので、喉がからから。グレープフルーツジュースが美味しい。チャウダーと焼きたてデニッシュ、有機野菜のサラダや野菜メインのおかずもちょっとずつ味見。ストロベリーソースをかけてヨーグルトも果物も頂いた。昨夜が軽かったので、しっかりエネルギーチャージした。
早々に席を立ち、紅茶は部屋で朝ドラを視ながらゆっくり頂く。いつもと違ってキャリーケースに2泊分の荷物をパッキングしなければならない。部屋を出るのが少し遅れた。 朝からイベントに繰り出すのか、エレベーターでチケットだとかグッズだとか言っている女性の3人組と一緒になった。フロントが混んでいる。荷物を預けてすぐに出るつもりだったが、こちらもイベントなのか、チェックイン前に早くも荷物を預ける方たちまで。複数で対応していたが、てんてこ舞いの様子で、かなり待たされてしまった。
病院に到着すると、受付のIDカード機は長蛇の列だった。採血受付を済ませると、10人も待っていなかったが、9分待ちとあった。ほどなくして採血室に入り、前回と同じ男性技師さんにあたる。今日は今月2回目なのでマーカーのチェックがなく、2本のみ。
前回と違って刺す時にちょっと痛かったし、抜く時もしかり。お礼を言って止血したまま席を立って向かいの腫瘍内科受付へ。
待合い椅子は既に埋まっており、定位置は確保出来ずに受付に並ぶ。いつものコロナ関連問診票を頂き、息切れ以外全て「ない」に〇をして、息切れの「ある」の前に“たまに”を追加する。
席に着いて、態勢を整えたら、本日のお供は、辻村深月さんの「琥珀の夏」。(文春文庫)。
600頁を超え、文庫でも1,000円を超える長編だ。帯には「見つかったのは、ミカちゃんなんじゃないか。『かがみの孤独』『傲慢と善良』著者が描く、瑞々しい子どもたちの日々そして痛みと成長 私も、あの夏、あそこにいた。」とある。辻村さんの作品で面白くない筈がない、と手に取った。読み始めて裏切られず、どんどん読み進めた。
1時間ほど待って、本の区切りのよいところで血圧測定。96-62、脈拍が88。
それから30分以上待ってようやく「中待合にどうぞ」に番号が出た。それから10分ほどで先生が扉を開け、招き入れてくださった。今日は出遅れたこともあり、病院に入ってから先生にお目に掛かるまでたっぷり2時間。
急いでご挨拶をして入室。扉を閉め、荷物を籠に入れ、体調管理ノートやカドサイラダイアリー等を出して席に着く。
「さて、では」と体温計を頂く。診察室での体温は6度7分。「どうでしたか。」と問われ、「(カドサイラは)こんなに楽だったんだ、と思いました。吐き気はなく、吐き気止めは一切飲みませんでした。1週間ほど頭痛があり、疲れやすかったですが、エンハーツのようなとんでもない倦怠感はなく、普通に動けました。2週目くらいに足の痺れがチリチリビリビリとした痛みに変わったこと、初回の時もそうでしたが、胸(骨)痛が酷くなることがありました。日曜日には久しぶりに朝昼晩3回ロキソニンを飲み、コデインを上乗せしましたが、今日は殆ど痛みがありません。」とお話する。
「それにしても、そんなにしんどいエンハーツを3年以上良くやりましたね」とのこと。カドサイラの副作用は個人差が大きいようだ。なんともない方もいるという。う、羨ましい・・・。
「採血のデータでは、肝機能が上がっていますね。Hマークではありますが、それほど酷い数値ではありません。それ以外は変動範囲内です。」とのこと。そうだった。カドサイラは肝機能に影響が出るのだった。次回はレントゲンと腫瘍マーカーを含み採血を入れましょう、とのこと。前日夕方に検査をまとめて、治療当日は治療に特化してくださるそう。
ということで、予定通り2回目のカドサイラをやりましょう、となる。
薬の処方では、吐き気止めがなくなったので、ミヤBM、タケプロン、タリージェの3種のみ。先生が「タリージェ、どうしますか」と仰るが、止めたらどのくらい痺れが出るのか不安なので、飲み続けることにした。
化学療法室へ移動。混んでいる感じ。待ち人数は3人。20番だった。門前薬局にLINEで処方箋の写真を送る。処方箋は1枚でスッキリ。
夫やお友達に報告LINE。15分ほどして看護助手のKさんから「今日は混んでいて、椅子はお隣から借りてきた(古い)グレー(リクライニングが出来ない)で、テーブルもないのですが、大丈夫ですか」と言われる。
仕方ない。外も見えない内側だが、2回目の今日はカドサイラが30分で終わる筈だ。腰が痛くなりそうなので、タオルケット等を多くお借りして腰に当てる。足を上げられないので、浮腫みが気になる。早くも薬局からは薬の準備が出来ました、とLINE連絡が入る。
お手洗いを済ませ態勢を整えると、以前化学療法室にいらしたOkさんがヘルプにいらしていて、刺針に。お久しぶりだ。今は放射線科で、CT準備室等を担当しておられるという。「変わらないですね~」と言ってくださるが、「とんでもない。定年まで働きました、もうおばあさんです」とお答えする。
さすがにお上手で、全く痛みなくラッキー。私の2代目ポートは10年以上現役だが、今は形が変わっていて(私の形を)目にするのは珍しいそうだ。とはいえ、今の新しい物でも全くトラブルがないとはいえず、入れ直す方も中にはいるとか。私は2代目のポートは墓場に持っていきたい(もう入れ直しは勘弁)です、と言って笑う。
ほどなくして、Hoさんが薬を持っていらっしゃる。前回、問診票が入っていなかったので、カドサイラになったので要らなくなったのかと思ったと言うと、単に失念しただけだったようで、口頭であれこれ副作用についてのインタビューがあった。特に痺れについては、物を落とすことなどは先生に主張するように、と言われる。足の裏は痺れて感覚が麻痺しているような鈍感さにもかかわらず、石畳等の刺激は痛みが出る等過敏に反応するのは、まさに末梢神経「障害」なのだとのこと。なるほど、ただ痺れて感覚が鈍くなっているだけではないのだった。
生食の後カドサイラ30分、最後に生食が5分程度とのことだったが、実際には50分弱かかった。
途中でKrさんも様子見に来てくださって、今は単剤だと午後からスタートの点滴枠もあるので、前泊しなくても対応できるかも、先生と相談してみてください、と言われる。
その後、薬剤師のAさんが学生Tさんを連れてヒアリングに見える。吐き気、下痢、痺れ等について看護師さんにお話ししたことをまた繰り返す。前回吐き気止めをなくして頂いたこともあり、そのあたり色々突っ込まれた。なかなか本が落ち着いて読めない。
最後の血圧測定はHoさん。121-67、脈拍は69。抜針は看護師のMさん。殆ど痛みなく無事終了。
化学療法室滞在時間は1時間半ほど。お礼を言って身支度を整え、お手洗いを済ませて部屋を後にした。
受付票を戻し、会計待合いに移動する。待合い椅子は相変わらずの混雑だ。10分ほど待って自動支払機で15万円弱をカード払い。今月は2回の通院で30万近い支払いになった。
外に出ると、少し雲が出てきており、ひんやりしている。薬局へ移動すると、すぐにIさんの声で「○○様~」と呼んで頂けた。頻繁に様子伺いのLINEをくださっているし、3週間しか経っていないので、あっという間の再会だ。3種類の薬は2000円ちょっと。電子マネーでお支払いをし、ちょっと我が家の話等をして薬局を後にした。
今日の病院と薬局での滞在時間は、朝の出遅れが祟り、化学療法室混雑も相まって、点滴時間は短かったものの、5時間弱。ホテルに戻り、預けたキャリーケースを受け取り、駅ビルでランチをすることに。
久しぶりにイタリアンレストランへ。混んでいるようだったが、すぐに通してもらえた。前菜3種とサルシッチャと秋野菜のパスタにデザートと氷少な目のアイスコ―ヒーをちびちび頂いて、本の切りの良いところまで読んだ。
支払いを済ませたところ、冷たい飲み物が祟ったか、腹痛でまたお手洗いへ駆け込んだ。
お腹が落ち着いたので、快速電車に乗って席を確保して文庫の続きを読み始めたが、とても読み切れなかった。最寄り駅に到着し、キャリーケースを引きながら家まで歩けない、と迷わずタクシー乗り場へ。万歩計は4,000歩強。
帰宅後は生協のお届け物を収納する。かなり大量で、収納を終えたらがっくりくるが、キャリーケースも空にしないと、である。また洗濯物も溜まっているが、目を瞑って明朝廻しにする。なんだか疲れて急に眠くなってくる。
夫は飲み会で夕食不要だが、息子は家で食事だという。生協のお弁当がいくつかあるのでそれを食べてもらうつもりで一切炊事はパス。
色々片付けて、ソファに横になったらちょっとウトウトしてしまう。
母にMeet通話をするが、何回鳴らしても出ないし、やっと出たかと思ったら今度は切ってしまうわ、自分でかけ直すしてきたので、出るとこれまた切ってしまうわでなかなか繋がらない。だんだんイライラしてくる。
今日は何もないからゆっくり出来ると言っていたのに、午前中マッサージに行って洗濯をしたら疲れてしまって、さらに午後は人が来て、疲れていたから断りたかったけれど、それが言えなくて・・・、と同じ話を何度も繰り返すので、ゲンナリしてしまう。
明日は早起きして刈ってもらった芝のごみ袋を沢山ごみ置き場にもっていかなければ、なのだそうだ。一度にやると疲れるだろうし、置き場がないわけでもないから徐々にやればいいのでは、と言ったのだけれど。
明日は午前・午後と瞑想ヨーガ指導者養成講座の6日目。オンラインなのでマイペースで参加出来るが、出来れば早く休みたい。息子は遅くなりそうだ、とのことだったが、先ほど帰宅した。
部屋の隅に引っ越し屋業者から届いた段ボールが置かれていて、ああもう10日ほどで引っ越しなのだと愕然とする。