インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

抜擢

2007年08月04日 | 歴史
役所の常識、世間の非常識

これは近藤区長のブログにあった文章です。
最近では年金問題や閣僚の失言辞任、果ては領収書問題など役所の常識が世間の非常識と言われる問題が多発していますね。
果ては足立区教委員会の不祥事と言われている学力テスト問題。
役所の非常識の煽りをもっとも受けているのは子供達かも知れません。

今まで役所の立場から非常識と言える人はいませんでした。
近藤区長に期待しましょう。





さて、この暑い夏になってようやく塾生達も次のステップに進み始めました。

今までの基本一辺倒の練習から、少しずつですが連携プレーへの練習へと移して行きます。


でも、その前にちょっと給水。

なにしろ湿気が多くて日差しが強い。
コマメに何度も何度も給水を行います。

こんな他愛の無い自由な時間に、塾生達の特性が解ったりするんですよ。
給水までに自分の水筒を散々探す奴。
荷物は必ず端っこに置く奴。
なぜか、コウタは必ずベンチの中央に腰掛けて給水を行います。



この日、行われた連携プレーは外野からのカットプレー。

外野手に対して行われたノックを、内野手がカットしてホームにボールを返すもの。
連携プレーの中では最も単純で、最も基本となるプレーです。

外野手がきちんとボールを捕ってくれれば良いのですが、塾生達の守備と来た日にゃ何の為にグローブをはめているのか理解していない奴らばかり。
外野手がボールを後ろに逸らす度にカットする内野手はカットする位置を変えなくてはなりません。

外野手とホームまでの距離、外野手の肩、ホームまでの最短距離を考えながら内野手は動きます。
そしてそれを指示するのがキャッチャーの役目。
キャッチャーが守備の要と言われる要因はここにあるんですね。


この日から本格的にキャッチャーデビューしたナオキ小。

3年生にして、グラウンドにいる上級生達に指示を出します。


ノックに備える塾生達。

遠くに見えるのが外野手、ポツンと土の所に立っているのがカットマンです。
打球の方向と距離を見て、カットマンが外野手を追いますが、その走る距離や左右を指示するのはキャッチャーのお仕事。


案の定、外野手がボールを後ろに逸らしました。
ボールはネット際まで転々としています。

さあ、ここからが大変。
カット一人ではホームまでボールが届かないと判断するや「第一カット追え~」「第二カット入れ~」とすかさず大まかなフォーメーションを指示します。

次に並ぶ位置と互いの距離を同時に指示しなくてはなりません。
「第一カット左ぃ~、もっと追って~」「第二カット左ぃ~、もっと引いて~」
「第一カットオーケェ~」「第二カットもっと左、左、引いて~」

もっとも単純なカットプレーでこの指示の多さ。
これが実戦となるとボールを戻す位置も、複数のランナーやランナーの足を判断しながら刻一刻とフォーメーションも変わるんですよ。

今回キャッチャーに抜擢されたナオキ小。
指導陣の期待を上回る指示ぶりでした。
この調子なら、すぐにフォーメーションも指示の仕方もマスターするでしょう。

このノックでは外野と内野の守備位置を定期的に入れ替えましたが、ナオキ小だけはずっとキャッチャー。
英才教育の真最中でございます。

で、またしても給水。


ほらね。

必ずベンチの中央にいる奴がいるでしょ?



その頃・・・・


途方に暮れている6年生に、吉沢コーチが救いの手を差し出しているのでした。