インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

掬って♪掬って♪

2009年12月22日 | 歴史
実は塾長はネット上で少年野球の指導者と少年野球に子供を参加させている父兄の為のコミュを主催しているのですが、少年野球に関する考え方に愕然とさせられたりしています。

中でも我が子を甲子園に出場させる為にはどのような進路を選べば良いでしょう?とか。
貴方の息子に甲子園を目指さすのであれば、中学生ではこのような練習をさせなさい等と言った書き込みが平然と行われています。
また、意外と多いのがどうすれば有名校に野球で入学する事ができるでしょうか?等と言った質問。

はっきりと申し上げます。
野球なんてスポーツなのです。
たかが野球と言っても過言ではありません。

進学は野球で行う物では無く、勉学で行う物なのです。
そして勉強をするのは将来の選択肢を増やす為の努力なのです。

少年野球や中学の野球に真剣に取り組むなと言っている訳ではありません。
けれども、学生の本分は勉強です。
今の君達には、勉強やスポーツも含めて今にしか出来ない事が沢山ある事を理解して下さい。
そして、甲子園と言うのは高校野球の単なる全国大会である事を理解すべきです。
子供が甲子園に行って、将来まで喜ぶのは指導者だけです。
その子の将来なんて、甲子園出場の後は誰も責任を取ってくれない事を理解して下さい。

小学生や中学生の内から全てを投げ出してひとつの事に没頭させるのは親のエゴだと感じます。
この時期は、子供たちに社会のカタログを沢山見せてあげて、自分達の中で咀嚼させるべきでは無いでしょうか?
特に男の子は中学に行ったら親と一緒に行動なんてしません。
小学生の内に沢山思い出を作ってあげて下さい。

と、高校時代は真剣に甲子園を目指していた塾長は思うのでした。




さて、楽しいスキップが終わった所で、次のストレッチに移ります。


狭い狭い場所で、ゴロを捕る基本姿勢のおさらい。

まるで養鶏場のようです。
帽子がくちばしのように見えますね。


産み落とした玉子を拾い集める塾長。

もといっ!
捕球姿勢をきちんと直して歩く塾長。


塾生達の後ろで見学しているのは、塾生時代に散々やらされて来た矢田元主将。

養鶏場を狙うコヨーテのように見えます。
いざ出陣と書いてあるTシャツが尚更怪しい雰囲気を出しております。


さあ、正しい姿勢が理解できた所でドジョウ掬いに出発して頂きましょう。

このドジョウ掬い。
見るとやるとでは大違い。
野球部の練習の中でも、最も地味で大変なトレーニングなのでございます。


約5~6m感覚に置かれたコーンの横で捕球姿勢をとります。

すぐさま次のコーンまでダッシュ。
しゃがんで起きてダッシュ。
この繰り返しです。


要するにボールへの寄りを早くする練習なのですが。

最初の5~6個までは何ともありません。
しかし。
それを過ぎた辺りから急激に限界を感じます。


立ち上がる速度が急激に落ちたギンジ。

この頃から足が自分の物では無くなります。
気持ちは前に行きたいのに、足が動いてくれません。


何故か1回毎にコーンに向かってしゃがむソルト。

とっても几帳面なソルトの一面を垣間見ます。


よせば良いのに、塾生に混ざってドジョウ掬いを行うハットリコーチ。

まあ1回で辞めてしまいましたけどね。
指導陣がこれを行うと、後から使い物にならなくなります。


立ち上がったつもりが、完全に立ち上がっていないペペ。

ペペには持って来いの練習ですねぇ。
毎回やらせたら、少しは腰が低くなるかな?


日頃はキャッチャーで立ったり座ったりを繰り返すタチャモもこの通り。

完全に腰を落とす事ができません。
見ている以上にキツイ練習なんですよ。


ガッチリと腰を落としているように見せて。

実は手をついて休むギンジ。
誰が休めと言ったんじゃい。


矢田元主将もヘロヘロです。

矢田元主将曰く、中学の野球部の練習よりキツイです。


やっと開放された塾生達。

すぐさま水分補給を行うかと思えば、先にへたり込んでしまいました。


どや?
天気の時の練習の方が楽だろう?
これを知ってるだけで、進学してから野球部に入った時には役に立つからね。





【塾長コレクション】

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