このあいだの日曜日(5/27)のこと。
いつもお世話になっている、げんきの市場さんから宅配用の野菜の注文をいただきました。
いただいた注文は、「ルッコラ」と「サラダからし菜」。
出荷準備のために畑に行って唖然としました。
採り頃になっているはずのサラダからし菜にトウが立ちはじめています。
唖然としました。予定外です。
「これを出してしまおうか・・・」悩ました。
う~ん、どうしょう?
結局、6/1~3の「ハーモニーフェスタ」用に準備していたものを収穫して出荷。
違いは、一目瞭然でした。
いままでもわが家では、宅配と通販のお客さんへは少しでも良いものをお届けするように心がけてきました。
でも今回、イベント販売用の確保のために危なくしてはならないことをしそうになってしまったことに、
いま大いに反省をしています。
店頭や直売で買われるお客さんは、その善し悪しを見比べることが出来ます。
でも、宅配や通販のお客さんには”選ぶこと”が出来ないわけです。
だからこそ良いものをお届けしないと、届けられた野菜を見てきっとガッカリしてしまうと思うのです。
せっかく注文をしたのに、「なんだこれは!」なんてことになったら、
信頼や期待が一瞬のうちに吹き飛んでしまうことでしょう。
見比べて買うことの出来るお客さんは、”質”が悪ければ購入を止められます。
また直売にいらした方に対しては、理由を明確に説明し納得をして買っていただけます。
知っている人にサービスをすることが普通の世の中。
本当は、会ったこともない見えないお客さんに対してこそサービスをすべきだと思います。
だって、注文をして何日か文句も言わず届くのを待ってくれているのですから。
ウソとごまかしは、絶対にしない。
これがうちの「こだわり」のひとつです。
結局トウ立ちが始まっていたサラダからし菜は、げんきの市場さんの店頭で販売をしました。
「ちょっとできすぎちゃいまいた」というコメントを付けて。
宅配用も一緒に店頭に並べました。
売れ残るかな?なんて覚悟をしていたのですが、夕方にはどちらも80%以上が売れていました。
見比べることが出来たお客さんは、きっとご自身の判断でどちらかを購入されたのだと思います。
もしなんのコメントも付けず、普通に店頭に並べたら・・・
お店と私の両方が信用を失ったかもしれません。
今回の”気の迷い”は、宅配を注文されたお客さんの顔が見えないので起こったことだと思っています。
”会えない人には良いものを!”
この気持ちを忘れることなく、これからも良いものを作って行きます。
もちろん、顔の見える人にもサービスしますよ!!当然のことです。