環境問題、とりわけ地球温暖化に関してはそれなりの意識付けが”エコポイント”によってできたように思います。
ただ、省エネ家電などの”エコポイント”や自動車の”エコカー減税”を狙っての買い換え需要が多かったのも事実でしょう。
買い換えを考えていた人たちにとっては、これらの恩恵は買い換えを後押ししたことは間違いないことでしょう。
ただ買い換えをすることで「環境問題に関心を持った」とか言われても私はほとんど共感できません。
なぜかというと、今まで使っていた家電や車が一概に環境に悪影響を及ぼすとは思えないからです。
たとえば電気の節約。
確かに古くなった家電と最近の家電を消費電力ベースで比較すれば、何割か省エネには確かになっています。車の排ガスや燃費についても同じことがいえます。
しかしこれによって消費電力が0になったり、排ガスが0になるわけではありません。
あくまでも削減されるだけのことです。
費用対効果の面で見た場合、買い換えコストとそのまま使ったときのコストは必ずしも買い換え品に軍配は上がりません。
また”モッタイナイ”という考え方からすると、使えるものを買い換えるわけですから当然”モッタイナイ”。
下手をすると、電気やガソリン代が低くなっても削減のために投資した買い換え費用はすぐにはペイできないはずです。ペイする前に故障が生じて買い換えなんてことになれば、それこそ大赤字にだってなる可能性があります。
ところで農業分野での地球温暖化対策は?
いろいろ取り組みはありますが、やはり温暖化対策と言うよりコスト削減の考え方が多いのが現状だと思います。
それではわが家の環境対策は?
特別なことは何もしていません。
ただ、近所のコンビニや飲食店へ行くときは”歩いて”行きます。
だいたい20分くらいまでは歩くか自転車です。車は使いません。
農作業では、ハウスでの加温栽培をしていません。
すべて露地栽培のわが家では、作物を育てるための加温はマルチとビニールや不織布を被せるだけ。自然任せの加温法です。
よって二酸化炭素の排出は0。
ビニールや不織布は、何度も使い回します。丁寧に扱えば、2~3年は使えます。
動力機械類(トラクター・耕耘機など)は、最低限の作業にしか使いません。
トラクターと耕耘機の運転時間は、年間で15時間以下(軽油10リットルでまかなえます)です。
ほとんどは、手作業で行うので、年間で排出される二酸化炭素のほとんどは私の息かも?。荷物を運ぶ軽トラックも畑が家の近くにあるから年間で1,000Kmは走りません。
また雑草を最低限しか刈り取らないので、うちの畑には年中草が生えています。
計算はしていませんが、雑草が二酸化炭素を少なからず吸収しています。
よって炭素固定を作物はもちろん、畑の雑草も行っているので、農業機械から排出される二酸化炭素のうち
少量ですが自前の”植物”によって固定されているともいえます。
小規模農家だから、大きな機械は必要がないという理由ももちろんあります。
農地が狭いからできることかもしれませんが、間違いなく”地球温暖化対策”をしていると自負しています。
言い換えると、うちの野菜は”エコ野菜”ということです。
家電や車などは新しいだけがいいのではなく、使い方そのものを考えるべきだと思います。
すぐそこまで車で行ったり、電気のつけっぱなしなど器具・機械の新旧に関係のないことがたくさんあります。
無駄な買い換えと必要な買い換えがあります。
何でも新しければよいみたいな考えがもしあるのならそれを正し、必要に応じて買い換える。
無駄に使わないということももっとアピールすべきではないでしょうか。
買い換えを控えることで、”不必要な出費”も抑えられます。これも節約ですよね。
最近あちこちに大型家電量販店があって、そこへ足を運んでいる人も多いはずです。
使えるものを使わず買い換える。安ければ使えるものも買い換えるのは、どうでしょう?
これこそ環境対策をしている”ふり”をして、ゴミ問題を大きくしていたり・・・なんてことにはならないのでしょうか。
にほんブログ村
にほんブログ村
ただ、省エネ家電などの”エコポイント”や自動車の”エコカー減税”を狙っての買い換え需要が多かったのも事実でしょう。
買い換えを考えていた人たちにとっては、これらの恩恵は買い換えを後押ししたことは間違いないことでしょう。
ただ買い換えをすることで「環境問題に関心を持った」とか言われても私はほとんど共感できません。
なぜかというと、今まで使っていた家電や車が一概に環境に悪影響を及ぼすとは思えないからです。
たとえば電気の節約。
確かに古くなった家電と最近の家電を消費電力ベースで比較すれば、何割か省エネには確かになっています。車の排ガスや燃費についても同じことがいえます。
しかしこれによって消費電力が0になったり、排ガスが0になるわけではありません。
あくまでも削減されるだけのことです。
費用対効果の面で見た場合、買い換えコストとそのまま使ったときのコストは必ずしも買い換え品に軍配は上がりません。
また”モッタイナイ”という考え方からすると、使えるものを買い換えるわけですから当然”モッタイナイ”。
下手をすると、電気やガソリン代が低くなっても削減のために投資した買い換え費用はすぐにはペイできないはずです。ペイする前に故障が生じて買い換えなんてことになれば、それこそ大赤字にだってなる可能性があります。
ところで農業分野での地球温暖化対策は?
いろいろ取り組みはありますが、やはり温暖化対策と言うよりコスト削減の考え方が多いのが現状だと思います。
それではわが家の環境対策は?
特別なことは何もしていません。
ただ、近所のコンビニや飲食店へ行くときは”歩いて”行きます。
だいたい20分くらいまでは歩くか自転車です。車は使いません。
農作業では、ハウスでの加温栽培をしていません。
すべて露地栽培のわが家では、作物を育てるための加温はマルチとビニールや不織布を被せるだけ。自然任せの加温法です。
よって二酸化炭素の排出は0。
ビニールや不織布は、何度も使い回します。丁寧に扱えば、2~3年は使えます。
動力機械類(トラクター・耕耘機など)は、最低限の作業にしか使いません。
トラクターと耕耘機の運転時間は、年間で15時間以下(軽油10リットルでまかなえます)です。
ほとんどは、手作業で行うので、年間で排出される二酸化炭素のほとんどは私の息かも?。荷物を運ぶ軽トラックも畑が家の近くにあるから年間で1,000Kmは走りません。
また雑草を最低限しか刈り取らないので、うちの畑には年中草が生えています。
計算はしていませんが、雑草が二酸化炭素を少なからず吸収しています。
よって炭素固定を作物はもちろん、畑の雑草も行っているので、農業機械から排出される二酸化炭素のうち
少量ですが自前の”植物”によって固定されているともいえます。
小規模農家だから、大きな機械は必要がないという理由ももちろんあります。
農地が狭いからできることかもしれませんが、間違いなく”地球温暖化対策”をしていると自負しています。
言い換えると、うちの野菜は”エコ野菜”ということです。
家電や車などは新しいだけがいいのではなく、使い方そのものを考えるべきだと思います。
すぐそこまで車で行ったり、電気のつけっぱなしなど器具・機械の新旧に関係のないことがたくさんあります。
無駄な買い換えと必要な買い換えがあります。
何でも新しければよいみたいな考えがもしあるのならそれを正し、必要に応じて買い換える。
無駄に使わないということももっとアピールすべきではないでしょうか。
買い換えを控えることで、”不必要な出費”も抑えられます。これも節約ですよね。
最近あちこちに大型家電量販店があって、そこへ足を運んでいる人も多いはずです。
使えるものを使わず買い換える。安ければ使えるものも買い換えるのは、どうでしょう?
これこそ環境対策をしている”ふり”をして、ゴミ問題を大きくしていたり・・・なんてことにはならないのでしょうか。

