今年初めての取り組みです。
畑の作付けをしない空間に今年はクローバーの種をまきます。
理由は2つ。
一つ目は、雑草対策。
いくら雑草を堆肥にするとは言っても、雑草の生命力はすごいんです。
だから雑草を少し押さえ込んでやろうかと。
二つ目は、根粒菌との共生によって大気中の窒素を同化することに着目して。
クローバーなどに付く根粒菌などの窒素固定生物は窒素同化が起こると、大気中の窒素を固定してアンモニアをつくります。
アンモニアは硫酸アンモニウム(硫安)などの窒素肥料としても供給されます。
また窒素はタンパク質を構成する元素の一つで、植物体内でタンパク質は酵素として働きます。
これらは植物が光合成をして糖分を作るときに働きます。
わかりやすく言うと、光合成が活発に行われると言うことは、植物が健全に育っていると言えます。
クローバーは元々昔から緑肥として使われていました。
だから折を見て生えたクローバーを土にすき込んで、畑の地力を増やしてやろうと思っています。
今年クローバーをまいたからと言って、目に見えるほどの変化は期待できません。
でも雑草(植物)を有効活用して土を常に良い状態に保つためにも、
同じ雑草なら窒素固定を期待できる雑草を意図的に生やしてやろうと考えました。
うちの栽培に例年通りはありません。
毎年毎年ほんの少しだけ”実験”をします。
作物が全滅しては元も子もないので、緩やかな試行錯誤を繰り返しながら新しい技術や経験を積んでいるのです。
植物の育ち方を生化学的に捉えてみるのも、「食育」だと思います。
収穫や栄養のことばかりに目を向けて、生物や化学に目を向けない”食育”が理科離れを助長しているのかも。
食育をなさっている方々も、たまには化学式を使ったアプローチをなさったらいかがでしょうか。
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畑の作付けをしない空間に今年はクローバーの種をまきます。
理由は2つ。
一つ目は、雑草対策。
いくら雑草を堆肥にするとは言っても、雑草の生命力はすごいんです。
だから雑草を少し押さえ込んでやろうかと。
二つ目は、根粒菌との共生によって大気中の窒素を同化することに着目して。
クローバーなどに付く根粒菌などの窒素固定生物は窒素同化が起こると、大気中の窒素を固定してアンモニアをつくります。
アンモニアは硫酸アンモニウム(硫安)などの窒素肥料としても供給されます。
また窒素はタンパク質を構成する元素の一つで、植物体内でタンパク質は酵素として働きます。
これらは植物が光合成をして糖分を作るときに働きます。
わかりやすく言うと、光合成が活発に行われると言うことは、植物が健全に育っていると言えます。
クローバーは元々昔から緑肥として使われていました。
だから折を見て生えたクローバーを土にすき込んで、畑の地力を増やしてやろうと思っています。
今年クローバーをまいたからと言って、目に見えるほどの変化は期待できません。
でも雑草(植物)を有効活用して土を常に良い状態に保つためにも、
同じ雑草なら窒素固定を期待できる雑草を意図的に生やしてやろうと考えました。
うちの栽培に例年通りはありません。
毎年毎年ほんの少しだけ”実験”をします。
作物が全滅しては元も子もないので、緩やかな試行錯誤を繰り返しながら新しい技術や経験を積んでいるのです。
植物の育ち方を生化学的に捉えてみるのも、「食育」だと思います。
収穫や栄養のことばかりに目を向けて、生物や化学に目を向けない”食育”が理科離れを助長しているのかも。
食育をなさっている方々も、たまには化学式を使ったアプローチをなさったらいかがでしょうか。
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