低温や日照不足などにより、野菜の生育が遅れていることから野菜の価格が上がっています。
需要と供給の関係を見れば、供給が減っているのだから価格の高騰はごく自然なことだと思います。ただし、便乗的な値上げは自然ではなく作為的ですが・・・。
低温や日照不足は昨日今日のことではなく、2月や3月あたりから起こっていたことです。
さらに4月に入っても天候が安定しない今年は、野菜の生育や作付けの時期に大きな影響を及ぼしているのは紛れもない事実です。
わが家でも寒さや天候が不安定なことを理由に、例年ならば始まっている種まきをまだしていません。なぜかというと、気温が上がったと思うと数ヶ月前の気温の戻ってしまうような不安定な状況では、いくら種をまいても発芽しなかったり発芽が不揃いのなったり、さらにはせっかく発芽したものが寒さで枯れてしまうことが考えられるからです。
そんな中、イオンでは規格外野菜の格安販売をはじめたそうです。
さらに農林水産省では、「野菜の供給確保について」という通知を農業団体へ出しています。
これらが私にとっては腑に落ちないところ。
確かに誰もが高いより安い方がいいと思うでしょう。私だって安い方がいいです。
でも、いままで野菜は高かったのか?
私は高くなかったと思っています。
むしろ、安すぎたくらい。
適正な価格で販売がされていなかったわけです。
安売りをすると言うことは、どこかが利益を削っているはずです。
どこが削っているのかと言えば、生産者。
小売店や農協や市場ではなく、利益を削るのは生産者なんです。
いままで安く出して欲しいと言う要望を受け入れ頑張ってきた産地が、
今度は高騰を理由に「規格外」や「出荷の前倒し」を迫られている。
折りからの資材の高騰により、ほとんどの農家はコスト高に苦しんでいるはずです。
せっかく作った野菜の収益性も低下。
そして今回の通知。
生産者は決して悪者ではありません。
むしろ価格形成に加わることができない”弱者”だと思います。
安売り攻勢を仕掛けたのは、農家ではありません。”小売り”さんたちです。
デフレを引き起こしたのは、”小売り”さんたちです。
農家ではありません。
下げるだけ下げるという手法を採ってきたのも関わらず、物量が確保できなくなってきたいま、
今度は国を巻き込んでの「規格外」と「早取り」出荷通知。
このようなスパイラルを打破しない限り、農業をはじめる、続ける人が減少するのは必然だと思います。
いつも振り回されるのは、一番苦労をしているはずの農家。
一番調子がいいのは、流通業界。
何も作り出していないのに、価格形成に加わっているんだから。
一番腰抜けなのは、もしかしたら農業団体。
どっちに向いた仕事をしているのか?
少なくとも、生産者の側を向いているとは思えません。
農水省をはじめとする国は?理想ばかりで何も考えていない。
目先と考えの浅い政策ばかり。
だいたい自分で作って売って、農業経営をしたことのない人たちが農業政策を単にアタマで考え、
利害の調整だけをしているのなら、あまり利口とは思えません。
幸いうちは、直販が中心です。
極端な値上げもしないし、もともとうちには”規格外”なんて存在しません。
だって、規格を作っているのは”うち自身”ですから。
自分で作ったものを自らが規格外とすること自体が、おかしいことだと思います。
未だに飽食の時代は継続中です。
高騰していて購入が難しいのであれば、安価で手に入る野菜を使う工夫をすべき。
無理して高いものを買うだけが買い物ではないはずです。
農家も大変。でも本当に大変なのは、賢さを試されている消費者の方々かも知れません。
”あったら便利は、なくても平気!”です。
品不足だからと必要のないものまで買っている人、結構多いのではないでしょうか?
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需要と供給の関係を見れば、供給が減っているのだから価格の高騰はごく自然なことだと思います。ただし、便乗的な値上げは自然ではなく作為的ですが・・・。
低温や日照不足は昨日今日のことではなく、2月や3月あたりから起こっていたことです。
さらに4月に入っても天候が安定しない今年は、野菜の生育や作付けの時期に大きな影響を及ぼしているのは紛れもない事実です。
わが家でも寒さや天候が不安定なことを理由に、例年ならば始まっている種まきをまだしていません。なぜかというと、気温が上がったと思うと数ヶ月前の気温の戻ってしまうような不安定な状況では、いくら種をまいても発芽しなかったり発芽が不揃いのなったり、さらにはせっかく発芽したものが寒さで枯れてしまうことが考えられるからです。
そんな中、イオンでは規格外野菜の格安販売をはじめたそうです。
さらに農林水産省では、「野菜の供給確保について」という通知を農業団体へ出しています。
これらが私にとっては腑に落ちないところ。
確かに誰もが高いより安い方がいいと思うでしょう。私だって安い方がいいです。
でも、いままで野菜は高かったのか?
私は高くなかったと思っています。
むしろ、安すぎたくらい。
適正な価格で販売がされていなかったわけです。
安売りをすると言うことは、どこかが利益を削っているはずです。
どこが削っているのかと言えば、生産者。
小売店や農協や市場ではなく、利益を削るのは生産者なんです。
いままで安く出して欲しいと言う要望を受け入れ頑張ってきた産地が、
今度は高騰を理由に「規格外」や「出荷の前倒し」を迫られている。
折りからの資材の高騰により、ほとんどの農家はコスト高に苦しんでいるはずです。
せっかく作った野菜の収益性も低下。
そして今回の通知。
生産者は決して悪者ではありません。
むしろ価格形成に加わることができない”弱者”だと思います。
安売り攻勢を仕掛けたのは、農家ではありません。”小売り”さんたちです。
デフレを引き起こしたのは、”小売り”さんたちです。
農家ではありません。
下げるだけ下げるという手法を採ってきたのも関わらず、物量が確保できなくなってきたいま、
今度は国を巻き込んでの「規格外」と「早取り」出荷通知。
このようなスパイラルを打破しない限り、農業をはじめる、続ける人が減少するのは必然だと思います。
いつも振り回されるのは、一番苦労をしているはずの農家。
一番調子がいいのは、流通業界。
何も作り出していないのに、価格形成に加わっているんだから。
一番腰抜けなのは、もしかしたら農業団体。
どっちに向いた仕事をしているのか?
少なくとも、生産者の側を向いているとは思えません。
農水省をはじめとする国は?理想ばかりで何も考えていない。
目先と考えの浅い政策ばかり。
だいたい自分で作って売って、農業経営をしたことのない人たちが農業政策を単にアタマで考え、
利害の調整だけをしているのなら、あまり利口とは思えません。
幸いうちは、直販が中心です。
極端な値上げもしないし、もともとうちには”規格外”なんて存在しません。
だって、規格を作っているのは”うち自身”ですから。
自分で作ったものを自らが規格外とすること自体が、おかしいことだと思います。
未だに飽食の時代は継続中です。
高騰していて購入が難しいのであれば、安価で手に入る野菜を使う工夫をすべき。
無理して高いものを買うだけが買い物ではないはずです。
農家も大変。でも本当に大変なのは、賢さを試されている消費者の方々かも知れません。
”あったら便利は、なくても平気!”です。
品不足だからと必要のないものまで買っている人、結構多いのではないでしょうか?
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