こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

11/19の直売情報

2006-11-16 19:34:49 | 直売情報
開催時間は、10:30~16:30です。
”売り切れ御免”方式です。品切れの際はどうか御勘弁を!

今回も大根・カブ・春菊・みずな・ブロッコリーなど、鍋料理にピッタリの野菜がたくさんあります。
他にもルッコラやケール、島カボチャなどもあります。
種類を多くするため、少量のものもありますが味はおまかせ下さい!!

うちの子供が社会勉強の一環として店番をしていることがありますが、
きちんと指示を出してあります。値段の違いなどの心配は無用です。

場所がわからない方は、ここをクリックしてください。

直売に来られない方は、究極の直売(通信販売)をぜひご利用下さい。
野菜セットは、送料込みの2,500円です。季節のとれたて野菜をギュッと詰めてお届けします。お申込は、こちらからどうぞ!

越谷市内及び周辺地域へは、宅配をします。ぜひご利用下さい!

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新規開拓

2006-11-15 22:26:16 | 営農のこと
時代が大きく変化する現代において、もっとも保守的なことってなんだと思いますか?
私は食生活だと思います。特に新しい食材と出会ったとき、積極的に皆さんはそれを受け入れようとしていますか?きっとほとんどの方は、試食をしてもレシピをもらっても料理法について説明を受けても、最初は積極的に受け入れることは少ないのでは?

わが家で栽培する作物にも、ナーベラー(ヘチマ)・ひょうたん型の「島カボチャ」・島オクラ・ロケット(ルッコラ)・ケールといった、珍しいと言われるものがあります。

それらを初めて目にするお客さん、知っているけど食べたことのないというお客さんに対して、「どうやって買ってもらうか」が大きな課題です。

せっかく作っても、人の口に入らなければ作った意味がありません。
わが家の場合、そのようなお客さんに対して積極的にまず「食べ方」を説明します。さらに興味を持って試しに買い求めてくれたお客さんには、「レシピ」を差し上げることもあります。また時には試食も。聞いただけではなかなかうまく行かないという方、結構多いんです。また、一度口にして気に入ってもらえると、ほぼ間違いなく次回も購入してくれます。

「試してみて!!」という私の言葉で購入される方って、例外なく初めは”お義理買い”。リピートがあって、初めてお客さんに認知されたということになります。

定番野菜は、放っておいてもそこそこ売れます。説明なんて、ほとんど必要ありません。でもマイナー野菜はというと、積極的なアピールをしていかないとなかなか売れません。先月初めてロケット(ルッコラ)を購入された60歳過ぎのおばさんは、簡単に出来るサラダの作り方を教えてあげたら、すっかり気に入ってくれて最近では自分好みにアレンジをしているようです。この方はご近所の方なので、直売のない平日でも、「ロケットある~?」なんて調子でわが家へいらっしゃいます。
「畑行かないと無いよ。夕方までに採ってきておくからね」なんて言うと「それじゃ、また夕方来るね」なんてことになります。

基本的にわが家の直売では、あまりまとめ買いを勧めません。むしろ、「まだあるから、無くなったら来ればいいじゃん。まとめて持って行っても、無駄になっちゃうよ。」なんて感じで、食べる分だけ買ってくださいと”説得”をします。
いつでも「採れたて、新鮮」を味わってもらわなくては、直売の意味が薄れちゃいますから。

”新規開拓”とは、何も新しいご新規さんや取引先を作ることだけではありません。常連さんに積極的に勧めて、その作物の良さを知ってもらい最終的にはその作物のファンになってもらう。これも立派な新規開拓だと思います。
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有機農業推進法案

2006-11-14 22:25:24 | きょうのひと言
14日付の日本農業新聞の一面に「有機農業法案固まる 国、地方に推進責務/超党派議連 」という見出しが踊っています。何でも、「国と地方自治体に対し、農業者や消費者らの協力を得ながら、有機農業を進めるための施策を総合的に行う責務を課す画期的な内容。」なのだそうです。

確かJAS法では「有機○○」という表現は、規格に適合するかどうか検査を受けた結果、これに合格して有機JASマークが付けられたものでなくては表示をしてはならないはず。ということは、この法律は「有機JAS」を後押しするものなのかも知れません。

個人農家が有機JASの認証を受けるためには、最低でもおよそ150,000円程度が必要になります。認証はほ場ごとなので、ほ場(畑や田んぼ)が多ければその分費用がかかります。認証を受ける機関によっては、さらに認証を受けた農産物の売り上げの0.5~0.1%を納めなければならない認証機関もあります。
また毎年検査があるので、毎年相応の負担があります。

農産物の価格はというと、べらぼうに高値という訳ではありません。
そんな状況の中で、この法律。わが家のような零細農家は、「有機」という表現を取り上げられ、さらにこの法律に沿って農業経営をしようと思ったら、JAS認証を受ける必要がある。小さな畑が点在しているわが家の場合は、認証コストは(単価×ほ場数)で見ると相当な額になる。

大規模経営をしている農場は、ほ場の面積も大きいのである意味単価を抑えることが出来ます。いま農地の集積化の動きが活発になっていますが、これも効率のよい作付けや作業のためのものだと思います。

ぐたぐた書きましたが、認証を受けなければ”有機栽培”をしていても「有機農産物」ではないし、
”有機農産物”と表現することも許されないという現状で、”有機JASに準ずる”わが家の栽培法を、「こだわり栽培」と表現しています。
記録や使用資材などの記録はきちんと保管していますので、単に認証を受けていないだけ。こんな矛盾を感じながら、有機JASを超える自主規制を策定して日々の作業をしています。

議員さんたちは議員さんたちなりに、食料確保のためいろいろとお考えなのでしょう。でももはや、”商標登録”に近い「有機農業」を何も法律の名称にしなくても良いじゃないですか。私は特定の栽培方法を奨励するのではなく、現行の栽培法の長所と短所を比較し、短所を減らすような政策があっても良いのではないかと思います。

自然や言葉というのは、特定の人のためにあるのではありません。
適切な表現とルールで、農業者や消費者を含めた関係者全体に関係のある決めごと(法律)を”食”の分野に於いては特に整備していただきたいと思います。
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栽培手法に王道なし?

2006-11-13 22:33:12 | きょうのひと言
栽培方法に関してネットを使って調べてみると、実にさまざまな栽培法があることに驚かされます。化学肥料の施肥量を詳しく説明しているサイト、適切な農薬の使用方法を解説しているサイト、無農薬栽培のすばらしさを紹介しているサイト、有機栽培のすばらしさを紹介しているサイト、さらには無肥料栽培を紹介しているサイト。これらのサイトをじっくり読んでみると、どの手法も理にかなっているように思えるところが不思議です。

しいて云えば「有機栽培」に属するわが家の栽培法も、堆肥の施肥量から言うと一般に紹介されている量よりも少ない(だいたい50%くらい)ことがわかります。
だいたい10a(アール)あたり1トンが堆肥投入の目安といわれていますが、わが家の場合はせいぜい500kg位でしょうか。これで充分育っていますし、味も匂いもまずまずだと思っています。

しかしこれを他の栽培法から見ると、施肥量が”中途半端”になり、収量が減ったり病害虫にやられやすいと云うことになります。実際、虫にやられることもありますので、この点に関しては「そうかな~」なんて思ったりもしますが、今のところうちの畑では、毎年ほとんど病気は起こっていませんので、むしろ「そうか~?」なんて思うこともしばしば。

無肥料栽培は大ざっぱに云うと、作物の持っていいる力だけで育てる栽培法。化学肥料はもちろん有機堆肥も加えないのだそうです。水と光と二酸化炭素で起こる”光合成”をもって作物を栽培する方法とでも云ったほうがわかりやすいかも知れません。無肥料栽培の特徴なのでしょうか、収穫した野菜の比較(化学肥料栽培・有機栽培・無肥料栽培)で、無肥料は腐らず発酵する。化学肥料は溶けるように腐るのが一番早くて、有機栽培のものはその真ん中。でもうちの野菜、夏場でも枯れることはあってもほとんど腐らないし溶けないぞ。

いろいろは栽培方法が紹介されています。
行き着くところ、「自分の信じる道(栽培法)」が一番良いみたいです。
あれこれ迷ってあれこれ試すのもありかも知れませんが、自分の信じる栽培法を究めることが本当は一番大切なことなのではと思います。

ただ他の栽培法の考え方を知ると云うことは、いろいろと参考になることが多いのも確か。自己満足に陥らないために、いろいろな栽培法を知り自分との共通点を見いだすことが大切だと思います。

究極的には、どの栽培法を選んだとしても行き着くところは「よいものを作りたい」というところではないでしょうか。ですから特定の栽培法を否定するのではなく、認めて行くことが大切だと思います。
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安全第一

2006-11-12 21:51:49 | 農作業のこと
食の安全を守るために農家がしなければならないこと、なんだと思います?

農薬を使わなかったり化学肥料を使わないのは、「食の安全」のため。
その食の安全を守るためにしなければならないこととは、「自分の安全」です。

言われてみればそうでしょ?
作業を安全に行うには、どうしたらいいのか?
まずは、身なりだと思います。
私の場合、だぶついた服やボタンの多いものは避けます。作業の内容にもよりますが、結構あっちこっち引っかけてしまいます。作業中は鎌や鍬、ハサミ、包丁、カッターなどの刃物を使うことがよくあります。万が一、どこかにひっかかった拍子で手・腕・味を切ってしまったら作業が出来なくなってしまいます。

靴はつま先に鉄板の入った「安全靴」を履いています。
鍬や万能、草刈り機や鎌などが自分の足のつま先に触れることって意外と多いんです。また、パイプなどの資材を手を滑らせて足の上に落としてしまうなんてこともおっちょこちょいな私は時々やらかします。
でもこんな状況のときも、安全靴を履いているとつま先には鉄板が入っているのでまず怪我にはなりません。

手袋も手の怪我防止には必需品です。
普通の軍手は何かを持ったとき滑って危ないので、私は手のひらにゴムの付いているタイプのものを使っています。

農作業には、危険がたくさん潜んでいます。
ちょっとの油断が大きな怪我や事故になりかねないのです。
「食の安全」のために自分が怪我をしては、元も子もありません。

作業を安全・快適にするために、服装・靴・手袋は必需品です。

事故のほとんどは、事前の準備と無理な行動をとらない限り起こりません。
油断大敵とはよく言ったもので、小さな気の弛みが大きな事故(怪我)につながります。

身の危険を顧みない「食の安全」では仕方がありません。
安全な作業の上に成り立つ「食の安全」を私は目指しています。
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至福のとき

2006-11-12 21:17:42 | 直売情報
けさ10:30開始の直売(庭先販売)は、午後2時前に完売となりました。
品数は日によって若干の違いがありますが、少量多品目でこちらもやっています。

けさは、ロケット(ルッコラ)、ケール、間引きカブ、カブ、間引き大根、大根、島カボチャ、フルーツトマト、水菜、春菊、さつまいも(紅あずま)、ブロッコリー、ほうれん草、八頭、ピーマン、ししとうを並べました。

きょうはあいにくの強風のため、テントを使わず完全な”青空販売”。
正直、「きょうはダメかな?」などと話していたのですが、予想に反してお客さんの出足も順調。お一人で何種類も買われる方から、ピンポイントでお目当ての野菜を買われる方までいろいろですが、うれしかったのは何人かの常連さんがお友だちと一緒に来てくださったこと。「友だちを誘って来ました!」なんて聞くと、すっごくうれしくなります。

直売の良いところは、お客さんと直接話が出来るところ。
食べ方の話から前回買い求めた野菜のの感想まで中身はいろいろですが、立ち話をすることでお客さんの好みや嗜好が見えてきます。

毎週日曜日は、「お客さんと立ち話をしているとき」と「完売したとき」の2つの至福を味わっています。”こだわり”と”ふれあい”、どちらもわが家にとっては大切なことです。
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プレッシャー!

2006-11-10 20:53:58 | きょうのひと言
今日(11/10)発行の東武朝日新聞の「こだわりの逸品」というコーナー記事に、
「少量多品目で無農薬野菜を生産」と題して私が載っています。

農薬を使わない(一部は種や苗が薬剤処理されているので、栽培から収穫まで)というわが家ではすっかり”普通”になっていることが、まだまだ世間では”珍しい”部類なのかな?なんて思いながら、記事を読みました。

編集長自らがわが家にいらして、実際に”だらしない”畑を見ていただいたあと、
小一時間いろいろとお話しをしました。

紹介していただくと、毎回「もっと見た目も味も良い、良いものを作らないと!」と強く思います。「なんだこんなもんか!」なんて思われたくないので、紹介されるたびに自分の基準が高くなって行くのを感じます。

でもこのようなプレシャーが、さらなる”こだわり”や”工夫”につながっているのも事実。ある意味、注目してもらっている間にどれだけレベルアップをするかが、これからのわが家に課せられた課題だと思います。
紹介されると、本心からうれしいものです。誰かに認めてもらったような気がして。
でもその反面、プレッシャーがのしかかってきます。

出来ないことを出来るとは絶対に言いませんが、出来そうなことにはこれからもチャレンジしてやろうと思います。そして”紹介どおりだ!”とお客さんに納得してもらえるものをこれからも追求して行きます。目立てば、目立った分だけ”ずる”が出来なくなります。かえってその方が、方向性がブレずにまっすぐやりたいことを追求出来るので良いのかも知れません。

ところで、記事中の電話番号は、末尾2ケタが逆です。「・・37」ではなく「・・73」です。念のため。

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11/12の直売情報

2006-11-09 22:54:03 | 直売情報
大根・カブ・春菊・みずな・ブロッコリーなど、鍋料理にピッタリの野菜がたくさんあります。
日中はそこそこ暖かい日が続いていますが、朝夕はだいぶ寒くなってきました。
そろそろ鍋が恋しい季節ですね。

開催時間は、10:30~16:30です。
”売り切れ御免”方式です。品切れの際はどうか御勘弁を!
準備が間に合わないので、開始を30分遅らせます。
お間違えの無いように。

また、うちの子供が社会勉強の一環として店番をしていることがありますが、
きちんと指示を出してあります。値段の違いなどの心配は無用です。


場所がわからない方は、ここをクリックしてください。

直売に来られない方は、宅配か究極の直売(通信販売)をぜひご利用下さい。
野菜セットは、送料込みの2,500円です。季節のとれたて野菜をギュッと詰めてお届けします。お申込は、こちらからどうぞ!



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スローフードとわが家のこだわりの関係

2006-11-07 23:48:44 | きょうのひと言
巷でここ数年でよく耳にする言葉、「スローフード」と「ロハス」。
ウェブ上では、これらに関する多くのページを見ることが出来ます。
見れば見るほど、違いはなんだ?との思いが強くなって来ます。

作物を栽培する農業と「スローフード」や「ロハス」の間に接点があるような気がして暇を見てはいろいろ調べていたのですが、最近ひとつの結論?に行き当たりました。私の出した結論(答え)は、”どちらも根っこは同じ”、というものです。
微妙に表現や解釈に違いがあるようにも一見見えますが、言葉をよ~く吟味(言葉の意味や言いたいことなど)してみると、根本的な考え方に大差がないように思えるのです。

環境gooのスローフードのページを見ると、こんな記述があります。
”スローフードとは、「食べる喜びを人々の権利として求めること」「味の画一化や食べ物の同質化に反対して伝統を守ること」というスローフードのコンセプトは、言葉を換えれば「より安全で美味しい物を食べれば、人は持続的に健康を手に入れることができる」ということに他ならない。

”わが家がこだわる「農薬や化学肥料を使わず、堆肥をはじめとする有機資材を使って土作りに力を入れ、旬のものを育て収穫をする。無理な加温をせず、自然に逆らわない作物栽培をする」なんてこと自体が、”ロハス”であり、そこで育った作物が”スローフード”。ついでに、”自然とのふれあい”を多くの人と共有したいので農業体験や収穫体験を受け入れる。
こんなふうに自分なりに解釈をしたら、何かがひとつに繋がったような気がしました。

この私の考えの延長として、先ほど「スローフード築地」へ入会申込書をfaxしました。入会によって地域はもちろん、国内をはじめ世界に広がっている「スローフード」の情報を入手し、それを自分の(わが家の)解釈で実践してみようと考えています。同時に、きっと新しい仲間に巡り会うことが出来ると思います。それがまた楽しみです。
個人の”小さなこだわり”が、世界に飛び出した!かなりオーバーな表現ですが、本当に今そう思っています。”まずやってみる”というわが家のコンセプトが、またひとつ実現した夜です。
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大根にアブラムシ

2006-11-06 19:30:36 | 農作業のこと
大根の間引きを何とか終えることが出来ました。
これで大きく育ってくれることでしょう。
しかし困った問題が!・・・一部の大根にアブラムシの大量発生が!!

このままほ放っておくと周囲の大根にもアブラムシの大量発生がうつり、
最悪の事態としては大根が全滅してしまうかも知れません。

とりあえず大量発生が確認できた大根を”間引き”。
しばらくこれで様子を見ます。
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