散日拾遺

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暑さの質

2015-08-14 09:53:51 | 日記

2015年8月14日(金)

 8日(土)に僕らが発つと同時に、東京はずいぶんしのぎやすくなったらしい。到着先は相変わらずの(入れ替わりの?)猛暑で、日頃の心がけということか。それでも田舎はずいぶん楽である。33~4℃止まりということもあるが、最高気温が同じなら緑が多い分、体感温度ははっきり低く、殊に朝夕は涼しいほどになる。

 周囲を見ればツバメの巣は空になり、田の上にトンボが密集し、ミンミンゼミに代わってツクツクホウシの声が勝っている。(そういえば今年はセミの声が弱い。東京でも愛媛でも同じ印象である。例の「周期」の問題かしらん?)そこにたまたま一陣の風、「秋が来よる」と父が言う。「立秋」の真実である。

 少し前まで、エアコンの害がずいぶん言われた。室内は涼しくなるが、高温の排気が室外をかえって暑くし、人口密集地帯をヒートアイランドとする一因となる。無用のエアコンはできるだけ避けるが望ましい、と。しかしここ1~2年は、熱中症を避ける意味から「適切に冷房を使い」ばかりが強調され、エアコン有害説はすっかり影を潜めた。無理もないと思うのが半分、これで良いのかと思うのが半分である。これで良いはずはないんだよな。

 クリニック院長のA君などは、頑として自宅でエアコンを使わない。僕は甚だ中途半端だが、A君を見習いたいとは思っている。田舎で充電して、その決意を新たにした。ついでに、体の鍛え直しも心に誓う。というのも・・・

 数年ぶりにぎっくり腰をやってしまった。これ、僕の場合には糖尿病におけるHbA1cと同じく、長期的な不摂生の指標であることがほぼ確実なのである。

 

 不全感もお土産の一部に、さて出発。