散日拾遺

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亡びへの道を嬉々として敷く者

2020-05-09 08:13:02 | 日記
2020年5月8日(金)


 ほぼ同感、先日から書きとめておきたかったことを、少し違った角度から代弁してくれている。
 アルコール等の「乱用」の特徴として「法秩序や社会通念に反したり、自身の危険を増したりする状況でも、自制できない」という一条があるが、昨今の状況下でパチンコ通いをやめられない人々はまさしくこれに相当し、依存症ないしは準備状態の疑い濃厚である。
 文中にあるとおり、ギャンブル依存症対策はインターネットやゲーム依存対策とあわせて社会の急務、それをそっちのけでひたすらIR法を推進する政治家の頭に、「国民全体の利益」などという観念がカケラほどでも存在するかどうか。
 現首相は一昔前、「美しい国」というフレーズをしきりに使った。最近はとんと聞かなくなったが、目をぎらつかせた人々がカジノに群がる様はどう見ても美しいとは言い難い。ミスマッチを気にして「美しい」を引っ込めたのだとすれば、話の筋は通っている。

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