散日拾遺

日々の雑感、読書記録、自由連想その他いろいろ。
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言葉と関わり

2022-02-27 12:10:40 | 日記
2022年2月27日(日)

ことばとは、かかわりのことです。
松下恭規牧師

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「はっきり言っておく。これらのことがみな起こるまでは、この時代は決して滅びない。天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」
マタイによる福音書 24:34-35

Ω

紙の辞書の世代論

2022-02-27 07:21:48 | 日記
2022年2月27日(日)

 …その点、紙でできた辞書は素晴らしい。 人間だけでなく、辞書にも若者、中年、年寄りなどいろいろな世代があり、それぞれの良さがある。 だからわざわざ図書館に足を運んで古い辞書で調べることもある。19世紀の辞書の復刻版では Bohnenkaffee という言葉はまだ収録されていないし、今使っている辞典で引くと Bohnenkaffee はすでに載っていない。しかし1960年に作られた辞典にはしっかり説明してある。八十歳の教養人も二十歳の若者も知らない言葉を五十前後の世代だけが知っているということもあるようだ。Bohnenkaffee の意味は、「チコリーなどの混じらない純コーヒー」と説明してある。
多和田葉子『白鶴亮翅』25
 
 あった、ほんとだ!


 木村・相良の独和辞典は長らくベストセラーだったと聞いている。手許のものは昭和38(1963)年版の第13刷、昭和49年夏に父から手渡されたものだが、翌春の教室で関楠生先生が最初に推薦なさったのは、案の定これだった。作家が手にしているのも、きっと同じものに違いない。
 昭和49年から50年…川崎桃太氏がリスボンで、フロイスの『日本史』原文と運命的な出会いを果たした頃である。同時代の甘さと苦さ、そしてもどかしさ。

 

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