一昨日、今年初めて海における夏のサウンドを聴いた。
ここのところいわゆる「梅雨の走り」状態で、南海上に前線がチンタラ停滞している。遥かかなたのそいつから届けられたうねりが湾内にも入ってきていて、砂浜や岩礁にいっせいに押し寄せドカーンとワイルドに砕ける。その際の、何万もの気泡が天に向かって弾けるようなサウンドがなんというか、フィーリングの世界なんだけど、夏を「リアルイメージ」として喚起させる音だった。
梅雨前線の発生原因は2つある。
1つ目は、インド洋から中国大陸に向かって吹く海風がヒマラヤ山脈を迂回してきたモンスーン風と、太平洋高気圧から中国大陸に吹き込もうとする風とが東シナ海でぶつかって上昇気流が巻き起こることによってできるものだ。
2つ目は、上空を走るジェット気流がヒマラヤ山脈を避けてちょうど川の流れの真ん中に石があるような感じで左右に分かれる。そしてその流れが日本上空で再び合流するのだけれどそれはすっかりリズムを乱してしまっていて、渦を巻いたり、よどんだりして前線となる。
いずれの梅雨前線も、北半球が夏に変身する際のサインだ。
そんなスケールでかいルーツを持つ前線から届けられたうねりのみが持つ独特のサウンドが目の前ではじけ、全身の細胞をバババババーっと駆け巡る。同時に真夏の突き抜けるような青空とか入道雲とか海水が鼻に入ってツーンとする子供のころの感覚記憶などがたちあがって、なにかしら泣けてきたのだった。
プラネットアース(地球)、
TERRA(水の惑星)、
に対する、センチメンタリズムとロマンティシズムとポジティヴィティがまざりあったような慈しみのエモーションだ。
ちなみにテレビや映像が喚起する広告的イメージを「マスイメージ」と呼ぶが、そいつに対して自然のダイナミズム現場に全身をさらして細胞でfeelしたところから立ち上がるイメージを、リアルイメージと呼んでいる。
リアルイメージの方が大切である。
こんにちは。先日お伝えしましたようにアイランドストリームOSAKAの展開の第一陣として、泉南箱作ぴちぴちビーチにてよりお手軽なシーカヤック体験を楽しんでいただけるコースをスタートしました。その詳細をHPにアップしましたのでぜひご覧くださいませ。
通常アイランドストリームでは京阪神近郊でもっとも美しい本格フィールド・和歌山湯浅湾でのツアーをメインとしていますが、さらにもっとお手軽な気分で、まるで海水浴がてらとか、軽く休日に海を眺めにゆくついでの感覚で、シーカヤック体験を味わっていただけます。シーカヤックというすばらしい遊びを、もっともっと簡単に知っていただけるきっかけとして最適な場所を、ということでかなり以前から調査してチョイスした場所ですので、よろしくお願いいたします。
泉南というと、「ケッ、大阪湾かいな~」と馬鹿にされる向きもあるかもしれないですが、大阪の海もここまでくると、潮どおりもよくかなりきれいです。対岸は淡路、右手に関空が見え、そしてどこかしら昔ながらのスローにレイドバックした泉南の田舎風情が残っていて、なかなかどうして味わい深いシーカヤックが楽しめる場所です。また整備された海浜公園内にあり、女性、子供にも安心なので、お勧めです。むしろ、「なかなかええとこやのう~」と、新しい発見をされることでしょう。
皆様、ぜひふるってご参加くださいませ。シーカヤックには興味あるけれど本格シーカヤックツアーはどうしようかためらって二の足を踏んでいる友人にも教えてあげてね。
そしてさらにスクールなど色々多種カリキュラムの展開について、今HP作成中です。続々アップしていきますので、随時チェックしてくださいね。
こんにちは。当アイランドストリームでは和歌山湯浅をメインベースとしていますが、このたびアイランドストリームOSAKAを並行して発足し、泉南の箱作ぴちぴちビーチでもシーカヤック体験を楽しんでいただける体制を作り上げました。
箱作ではより手軽なシーカヤック体験をしていただける格安のコースおよび、本格的スクールコースをご用意しています。まったく初めての方はお手軽シーカヤック体験を通すと、湯浅でのツアーもより余裕を持って参加することができますし(その際の割引もあり)、一方スクールでは京阪神からより近場で、時間的にも余裕をもってシーカヤッカーとなるためにみっちりと練習することができるのではないかというところから、立ち上げた次第です。
GW明けからスタートし、土日に開催いたします。どうぞよろしく。
その詳細はまた近々、HPの方にアップしていきたいと思います。