南風が趨勢となる春~夏とは違って北寄りの風が趨勢となる秋から冬にかけて、湯浅湾の北の半島「やびつ海岸」から先端部分の「宮崎の鼻」にかけてのエリアが一級フィールドとなります。「ここを漕いだことないんなら湯浅湾のシーカヤックフィールドとしての本当の魅力とか奥深さを知ったことにはならないかもしれません」って感じの美しい海岸線。なので最近ちょっとした時間を見つけてはシーカヤックを始めたばかりのスタッフや、そこそこ経験のあるお客さんをお連れして漕ぎに行っています。もちろんリクエストあればツアーしますのでよろしくお願いいたします。ちょっと距離あるからそこそこがんばっていただく必要ありますけどね。
↑ 100mくらいの断崖が海になだれ落ちる無人の海岸線がしばらく続く。
↑ ところどころ顔を出す海からしかアプローチできないビーチはキャンプにいい。焚き火に適した流木も武骨に転がっている。
↑ 宮崎の鼻付近の海岸線から灯台のある高台まで続く小道を数十分ひたすら歩いて行くと付近のシーカヤックフィールドが見渡せる頂上に出てくる。ワイルドさに泣けてくる。
↑ いくつかある洞窟の中でもこの洞窟は中の天井が中空になっていて、そこから見上げる大空がいい。景観のワイルド感との相乗効果で、ただのトンビも威厳を帯びてみえてくるのが面白い。アメリカインディアンの神話に出てくるイーグルとかそんな感じのやつ。
↑ たとえば釣ったばかりのイカを眺めていると見る見るうちに色が変わっていくけれど、そのような感じで外の太陽光線によって内部の海水がサーっとエメラルドグリーンとかブラックとシルバーとかにサササっと変わっていく不思議系洞窟。
↑ その洞窟の崖っぷちあたりにはなぜかエレキギターの残骸が転がっているのが奇妙である。ステージでジミ・ヘンドリックスが燃やして叩きつけた感じのやつ。
↑ ま、ただガーっと漕ぐだけのタイプの人には猫に小判、豚に真珠かもしれんですね。岸沿いぎりぎりをゆったりトレースするように漕ぐといろんな発見があるわけです。
↑ 秋の乾いた空気と風景の寂寥感のバランスがいい。