プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

南紀のツアー

2022-09-26 21:40:49 | 紀伊半島

 今週末に南紀の方でツアーやります。

 【10月1日(土) 串本シーカヤックツアー】

 こちらは、黒潮がダイレクトにあたる本州最南端の海岸線を漕ぎ巡るツアーです。というとかなり激しくハードなカヤッキングをイメージされるかもしれませんが、その中でも内海の穏やかなコースを選んで進みゆくので、それほどの難易度は問われません。このコースの良さはなんと言っても、地形の野生味と海水の美しさです。串本大島のだれも入って来れない無人のエリアでは、滝の流れ込みや洞窟なども点在します。全体的に外海の黒潮の水が絶えず循環していて、驚くほど透明度の高い海水がたゆたい、それが景観の神秘感を彩っています。また、今の時期まだシュノーケリングも楽しめます。このあたりはサンゴの豊富な場所で熱帯魚系も多く、本州というか近畿圏内にありながらにして亜熱帯的な海の風情を全身で感じ取れることでしょう。
 ツアー詳細は
https://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=kushimoto

 

 【10月2日(日) 古座川リバーカヤックツアー】

 この川は多少の雨が降っても濁ることが少ない、とても透明度の高い川です。流域には1000万年前に火山が大爆発してできた熊野特有の巨石、奇岩が目白押しに連続していて、まさに圧倒的な大地のエネルギーを感じさせてくれます。カヤックという乗り物は、大自然の鼓動を肌身でじっくり感じ取ることのできるところが素晴らしいのですが、特にその良さをくっきりした輪郭で味わえるのが、この川です。難易度的には初心者でも下れるレベルですが、当店のツアーでは川遊びなども交えながらできるだけゆったりと、景色を味わいながら海のそばまで下りゆきます。山の清冽な空気から、潮気を帯びた海の香りが徐々に感じられてくるその変化もまた面白いものです。
 ツアー詳細は
 https://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=kozagawa

 どちらもご予約受付中。


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秋のベストシーズン

2022-09-26 19:36:00 | 紀伊半島













 ようやく秋のいい季節に入ってきました。

 夏=海、海=夏、海開き=夏休み期間、などの固定的イメージが世の中に定着してしまっているせいか、シーカヤックやsupのような海のアクティビティも夏だけのものと思われてしまっていますが、むしろこれからが良い季節です。特に景観を愛でながらじっくりツーリングするにはこれ以上ない時期だと言えるでしょう。

 汗だくにならない、というのは一つの大きな要素です。真夏のジョギングやサイクリングと同じで、暑い中をマジメにパドリングしていると、それだけでしんどくなってくるもの。だからこそ夏場はシュノーケリングなど海遊びを交えながら行くのが楽しいのですが、カヤックやsup本来の、心地よく波に揺られながら誰も入って来れない美しい海岸線を探検するように進みゆく喜びは、むしろ涼しくなってくるこれからがベストです。水温はまだまだ高いので(陸上の1〜2ヶ月遅れの季節推移)初心者にも安心ですし、ある程度経験のある方ならば、驚くほどの距離を進むことができます。

 そこそこ距離が漕げると、点在する良いスポットの点と点が繋がり、より深いトリップ感が実感できるよさがありますね。このカヤックで実感するトリップ感というやつは、誤解を恐れずにいうと、これほど豊かな体験はこの世にそうそうないな、と言っても過言ではないと思えるものです。

 海辺自体に訪れる人も少なくなり、だからこそ静かに海を味えるのもまたいいですね。個人的にも湯浅湾での定番ツアーが落ち着くこれから、あちこちに行きたくてウズウズしていてもたってもいられなくなってきます。

 アイランドストリームでも定番の湯浅湾ツアー、またトレーラーにカヤックを積んであちこちへ行って開催するカヤックトリップツアーを催行しています。スケジュールなども合わせてぜひチェックを。
ご予約受付中。


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美しい季節

2022-09-26 18:56:00 | 湯浅湾ツアー






 
 昨日のサンセットsupツアーにて。
  
 本当に美しい季節に入ってきました。


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タンカーの間際

2022-09-22 22:50:00 | 紀伊半島





 先日行った日高海岸ツアーでドック入りする天然ガスタンカーに再接近。
 間近に寄ると、こんな生き物がこの世にいたら怖いなと思わせられる迫力があった。


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タイム感覚

2022-09-21 15:01:45 | 紀伊半島

Chris "Daddy" Dave

 ちょっとマニアックな話。
 ぼくは昔から隠れヒップホップフリークで、かなり色々と聞いてきたけれど、最大の不満がドラムのループ(リズムの反復)が機械の打ち込みだということ。人間の時間やリズムの感覚って必ずしも定規で計ったような等間隔ではなく、微妙なズレや揺らぎが生じるものだけれど、その微妙なズレや揺らぎをきれいに修正して機械的にならされたところが不満点だった。それを再び人力で演奏し即興のズレや狂いや揺らぎを生み出し、ヒップホップとジャズの境界を限りなくあいまいにしたのが、これ。まあこれは、ジャズ側からのアプローチだけど。
 そしてそのループに、海の波やうねりや潮汐にとても良く似たものが感じられて、心地よい。
 自然界も人間のタイム感覚と同様に、均一化・定量化されない世界だからだろう 

 ふーん、それがどうした? と言われるかもしれないが、ぼくは自然観の探求の一貫としてかなり音楽を聴く。人と自然とは、音楽的感性によって、より深くつながると思っている。
 そういうのが本当のエンタメだと思う。


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最奥部

2022-09-20 12:39:00 | 紀伊半島
















 台風前に行った大峰山(山上ケ岳)。
 紀伊半島は山深く、海と山を合わせて一つの小宇宙を形成しているなと改めて思わせられた。その最奥部に当たるのが大峰山。

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ツアー情報

2022-09-09 08:23:41 | 紀伊半島

 ツアー情報。

 夏季の7月〜9月中旬くらいまでは、他のどこの海岸も、駐車したり、
 カヤックの出艇地確保したりするのがままならないので、
 当店の前の栖原海岸からのみのツアー開催となっていましたが、
 これからの時期は、あちこちのフィールドでもツアー開催いたします。

 とりあえずのところこんな感じですが、
 これ以降も増やしていきます。
 予約受付中。

【9月10日(土) 中紀・日高海岸シーカヤック&シュノーケリングツアー】
 ロックガーデンをすり抜けるのが楽しい、中紀の極上フィールドを巡る
 https://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=hidaka

【9月21日(水) 南白浜シーカヤックツアー】
 河口付近のアシ原の風情から一転、奇岩が並ぶ太平洋沿岸へワープ
 https://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=minamishirahama

【9月30日(金) シーカヤック・パドリングスキル講習】
 基本的なパドリングを身に着け、カヤックを自分の趣味として確立しよう
 https://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=paddlingskill

【10月1日(土) 南紀・串本シーカヤックツアー】
 黒潮がダイレクトに当たる沿岸の、美しい内海を巡ります。シュノーケリングも可。
 https://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=kushimoto

【10月2日(日) 古座川リバーカヤックツアー】
 奇岩、巨石が連続する透明度の高い川を、心地よく下ります
 https://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=kozagawa

【10月10日(月・祝) 南紀田辺湾シーカヤックツアー】
 美しく島々が散りばめられた多島海を、愛でるように巡ります
 https://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=tanabe


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対馬記事2

2022-09-09 07:21:00 | 新聞記事



毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、62発目は対馬2回目になります。

 1000数百年~2000年レベルのきわめて古い文化や習俗が真空パックされて今も残されている島、対馬。今日ある方はどうぞご拝読ください。


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カヤックトリップツアー

2022-09-06 00:17:08 | 紀伊半島

 先日大幅リニューアルしたウェブサイト内の、カヤックトリップツアーページのメニュー欄を増やしていく作業が、超めんどくさくも意外と楽しい。まだ少ないけどとりあえずこんなところ。
 
 身一つで大自然の懐に飛び込み風や波と同調して漕ぎ進むカヤッキングとは、たった一日、いや半日でもいっぱしのアート作品になるとかねがね思っているけれど、一人でも多くそう感じてくれるセンスを持った人たちと、より良きひとときを共有したいという思いから、さらなる活動を続けていくつもりです。
 
 また、別にツアー参加できなくても、ただサイトを見るだけでも楽しめ、旅情を掻き立てられるようなページに育ててゆくべくラインナップを増やしていこうと考えていますので、興味のある人はどうぞご覧下さい。

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