先日、台風12号により被害を受けた熊野川町の復旧ボランティアに行ったのですが、予想以上にひどいことになっていました。特に新宮市へと抜ける168号線は完全に冠水し、かなり高い場所にある流域の家々まで壊滅状態でした。
写真は瀞峡めぐりへのウォータージェット船が発着するドライブイン志古の、鉄骨だけが残された姿です。元々の建物は下の写真で、すさまじさが分かるでしょう。
うちのツアーでも年間数回訪れる熊野川。
ツアー参加された方は、あの美しい景観が忘れられない記憶として心に残っていることと思いますが、それを思い返すとより胸が痛みます。
電柱が倒れていたりぶっ壊れた家がそのまま建ち並んでいたりと、復旧状態もまだまだのようで、圧倒的に人手が足りないようです。特にゆっくりゆっくりとしか進まない泥出しは根気がいる作業で、人手がたくさんあればあるほど助かります。重機の入れない場所はスコップで手作業するしかないのですが、カタツムリが這うようにノロノロとしか進まない。1人の手とは、ほんとうに小さなものだと実感しました。どんなに気合入れようと張り切ろうと、2本しかないからね。千手観音のようにオレに1000本くらい腕が生えてたら作業ははかどるだろうなと妄想したりしましたが、嘆いても始まらない、どんな人でも1人につき2本。1人より5人、5人より100人、100人より1000人と、手があればあるほど復旧は進んでいく。
時間のある方はよろしければぜひご協力してください。
http://blog.canpan.info/s-syakyo/
ぼくもちょっと時間に余裕ができる時期になったので、
できるだけ行こうと思っています。