プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

think different

2012-04-27 23:46:14 | インポート
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 スティーヴ・ジョブスが亡くなってはや半年が経ちますが、
 最近よく1990年代後半にテレビで流れてたアップル社のCMの
 「think different」というキャッチフレーズを思い出します。

 「違う考え方をしろ」って、いやあ、実にシンプルかつ勇気ある文言だと思いますね。
 だって普通、商品のPRにおいては、
 「みんなと同じ考え方をしましょう」というスタンスが基本ですからね。

 「みんなが使ってるコレをあなたも使わなきゃ時代遅れですよ」
 「みんなが着ているこれを着なきゃニイサン、ギャルにもてませんよ」
 という、ビミョーに脅し風味の入った、マーケティングに基づくメッセージが
 世の中のあらゆる新製品の根底に流れているのが見てとれます。

 あるいは、「人と同じではない、あなた自身の個性の輝きを」
 なんていうふうな押し出し方をする商品もよくありますが、
 それもちょっとした差違をつけるレトリックとして使われることが多く、
 本質的には結局、
 「人と同じ考え方をしましょう」フォルダに収められるものだったりします。

 「think different」は 「そういうのがしゃらくせえんだよ」
 と無意識にみんなが思っている人間の本心本音を突いたセリフで、
 それはスティーヴ・ジョブスの思想そのものだと思うけれど、
 結構過激さも入ってんだよね。
 実に共感できる過激さってところが、絶妙に上手いわけ。
 なぜ共感できるのか、それはポーズではなく本気だからだと思う。

 MBAで培った戦略ではなく、
 インドで瞑想したり、ビートルズやグレイトフルデッドを聴きまくったり、
 禅に傾倒する中で得たヴィジョンであることが面白いところですね。
 基本的にヒッピーなんですよ。

 このCM見たとき、ぼくはハッとしました。
 で、単純だから影響受けましたね。
 
 たとえばシーカヤックなんて、
 普通みんな陸に目を向けて陸の価値観で生きているところで、
 海に目を向けて海の価値観で物事を考えるわけで、まさにdifferentの世界です。
 で、それをOKと言ってくれてるような気がするんだよね。
 モダンシーカヤックそのものも、ヒッピー文化的な所から流れてきてますしね。
 ビビビンと、電流が走るものがある。

 まあ、アップルはすごすぎるけれど、もはや多くのジャンルで、
 スケールの大小問わず、もう、
 「人と同じこと」をしててもダメな時代になっていると思いますね。
 「人と同じこと」してても楽しくなさそうだし。
 「人と違うこと」してる方が楽しいし。

 さてどんなCMだったか。こんなCMですね。20代の頃だったし、ビビビーンときましたね。
 http://www.youtube.com/watch?v=nytz2zfJL3I 


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遊ぶの時代、遊ぶが大事

2012-04-25 01:11:09 | インポート
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 ゴールデンウィークが間近に迫ってきましたが、
 皆さんもっともっとお休みが取れる世の中になればいいのにな
 と思いますね。

 海外に行くとよく1ヶ月も2カ月も旅しているヨーロッパ人などに出会いますが、
 聞くと公務員だったり会社員だったりごく普通の人が多いです。
 ドイツやイタリアやフランスやスウェーデンやノルウェーなどの人たちはたいてい
 別に金持ちとか自営業とか特殊な仕事とかじゃなくても、平均して
 夏1カ月、冬1カ月のバカンスがあり、有意義にプライベートに過ごすようです。

 一時よくこんなことが言われました。
 「日本人は働きすぎだ。もう先進国になったんだから1カ月くらいの単位
 のバカンス期間を取り入れたらどうだ」と。
 バブル崩壊後の1990年代くらいまでかな。

 しかしさらに景気が悪くなり、2000年代に入るとそんなこと誰も言わなく
 なりましたね。むしろ働け働けで、忙しさが絶対なる美徳。忙しさを失うと、
 下手するとニートや引きこもりやワーキングプアなどネガティヴな負け犬になっちゃぞ、
 だから効率よくもっともっと働け、っていうノリの世の中になり、
 「遊ぶ」なんてものの価値があんまり取りざたされなくなっちゃいました。

 だけど遊ばずに働け働けでやってきて、どうなったか。
 遊ばないから世界の流れが見えず、
 見えてないのに働いて働いて製品を作りまくるわけだから、
 たとえば天下のソニーもシャープもパナソニックも日本でしか通用しない、
 世界市場では完全にズレちゃって敗北する状況になっちゃっいましたね。
 ケータイのガラパゴス化なんかまさにそう。

 やっぱり日本では「遊び」というのはどこか後ろめたい、
 メンボクナイ行為だというのが抜けないんでしょうね。
 識者や文化人なども、右翼とか左翼とか思想とかイデオロギーとかには
 非常にうるさいけれど、「遊ぶ」価値を唱える人は皆無に近かったように思います。

 ぼくは右翼でも左翼でもナショナリストでもアナーキストでもアウトローでもなく、
 遊び大切主義者ですね。
 遊びというとどうもパチンコとか酒とか女とかそういうイメージか、
 あるいはレジャーとか余暇とかどうでもいいものにあしらわれがちだけど、
 楽しみながら自分の魂と向き合うようなものが本当の遊びであって、
 そこで自分が磨かれたり向上したりするわけなのですね。

 アウトドアなんてのは本来、まさにそういうものです。

 人間、そういうものがなくなると気が枯れてきます。
 世の中見ててもみんなイライライライラして、
 町中枯れちまった気に溢れているように見受けられますね。
 何よりあんまり働きすぎるといい仕事なんてできない時代になっていると思います。

 年いって定年してから遊ぶのではなく、
 20代、30代、40代の現役層が遊ばないと、
 いつまでたっても旧世代の型を縮小再生産するだけで尻すぼみになります。
 今の世の中でただ忙しく動き回って余裕ない日々を送っていると、
 世界の流れや日本の可能性なんて絶対見えてこないもんね。

 まあ色々あるけれども、ゴールデンウィーク、楽しみましょう。


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一気呵成の緑

2012-04-23 22:12:43 | インポート
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 桜の時期が過ぎると、
 ため込んでいた冬のうっぷんを晴らすかのように、
 山々の緑も勢いを増しますが、
 重いのやら明るいのやら黄色っぽいのやら、
 まるでパッチワークのように模様を描き、
 同じ緑という色にも色んな種類の緑があるのだなあ、
 しかしどの緑も実に勢いがあるよなあ、
 と感心させられます。

 先日ちょっと日高川の現状を見に行ったのですが、
 やはり去年の台風による災害の爪痕はそう簡単に消えず、
 なかなか下るような気にはなれない様相を呈していましたね。

 だけど川の周囲を取り囲む山々の木々の緑具合は例年通り
 勢いがあってなかなかいい感じでした。
 緑を縫うように漕ぎ下るのって最高なんだけどな。

 川の水は未だに濁っていました。
 なんで濁るのかというと上流にダムがあるのですが、
 ダムは底の水を流します。
 底には去年の台風の影響によりとんでもない泥が溜まっていて、
 それが未だになくならずに川に流れ続けているわけです。
 多分この濁りが取れた時が下り時なんだろうと思うね。

 写真は数年前のこの時期の熊野川のものです。
 緑の勢い余って川の中まで生い茂ってる感のある写真ですが、
 熊野川もこの時期下りたいんだけど、
 どうかなあ・・・。


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黒潮感覚と南風

2012-04-20 13:12:30 | インポート
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 これまでは北風が趨勢の季節でしたが、
 これからは南風が増えてくる季節です。

 ここ紀伊半島での南寄りの風というと、
 黒潮を渡ってきた風ということで、
 シーカヤックの上に浮かんでいると実際、
 黒潮の香りが感じられて、
 なんともいえない瞑想的な時間を過ごすことができます。

 北半球の太平洋をぐるりと一周し、
 アマゾン川の500倍の流量を誇る黒潮。
 日本列島はまさに黒潮の通り道の中州のような場所にあるわけで、
 気象から小さき草花ひとつひとつに至るまで、
 なにかしら黒潮の影響を受けています。

 シーカヤックのような敏感な乗り物に乗って
 波やうねりと同調し、自然の鼓動に耳を澄ますと、
 というか年季を積んでいき、そういう自然の鼓動に、
 全身で耳を澄ませる感性を身につけると、
 陸上ではまず意識しない、そんな黒潮の息吹が感じられ始めます。

 ぼくはそういう感性を身につける人が一人でも多く増えればいいな、と思って
 アイランドストリームを続けています。
 ちょこっとかじっただけで分かったような気になって辞めてしまうのではなく、
 自然に対する本当の感性が高まってくるまで続ける人が増えてほしいなと願い、
 やっているんですよね。

 さて、南風の時期のシーカヤックの注意点を書いたエッセイ、
 自分で海に出られる方はよろしければ参考にしてみてください。
 http://homepage3.nifty.com/creole/spring.htm


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あっという間

2012-04-20 12:48:41 | インポート
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 今年のお花見ツアーシリーズも無事終了しました。
 3月からなかなか気温も上がらず、
 いったいいつ春が来るんだという感じでしたが、
 例年よりちょっと遅いくらいできっちり咲いてくれました。

 毎年この桜が終わったくらいの頃合いから、
 一気に新緑が萌えいずり、
 初夏のような陽気に切り替わっていく季節感の変化には、
 胸がキューンとさせられるものがあります。

 これから5月に入ると、ここ湯浅では何と言っても、
 周囲の山々のみかんの花が咲き、
 周辺一帯にそのかぐわしい香りに包まれる時期になります。

 それが過ぎて5月末になると、ほたるも飛び始め、
 梅雨の気配がしてきます。
 あっという間ですね。
 


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ナチュラルな異次元

2012-04-12 08:33:35 | インポート
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 近江八幡水郷・春うらら桜花見ツアーの時期になりましたが、
 ちょうどこの週末、いい感じの満開状態になってくれることでしょう。

 春のこういう水辺は、桜もさることながら、
 菜の花や色んな草花が咲いてそのうららかさに彩りを添え、
 のんびり流れる時間、ぽかぽか、ほっこりした空気感と相まって、
 異次元空間にトリップしたような心地を味わえます。

 ま、異次元とかいうとブっ飛びのノリを想像しますが、
 そうではなく、
 すごくナチュラルに自然が呼吸している空間に身を置くって当たり前のことが、
 現代社会においてはなかなか味わえない、
 かけ離れたものになっちゃってるということです。
 そこに身を置くといろいろ感じ入るものがあります。

 ツアーの詳細はこちらです。要チェック!!
 http://homepage3.nifty.com/creole/suigoutour.htm


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超メジャー

2012-04-12 08:07:48 | インポート
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 シーカヤックをマイナーだとかマニアックだと言う人が時々いますが、
 イマイチ理解できない意見です。

 というのも、万人が等しく気持ちよく感じるのが海であり、
 美しい海は万人が美しいと言い、
 大阪湾の奥など汚い海は万人が汚いと言う。
 そんな誰にでも分かる世界の鼓動に、
 最も敏感な乗り物がシーカヤックであるからです。

 逆にマイナーじゃなく超メジャーだとされているものを考えてみましょう。
 日本では野球ってのが国民的スポーツのひとつですが、
 ブラジル人とかザイール人とかスウェーデン人には全くアピールしないでしょう。

 現在の国民的アイドルといえばAKB48が挙げられますが、
 それもカザフスタン人からすると「ふーん」てなもんだろうし、
 アメリカ人からすると「なんてガキっぽいんだ」とあほらしくなり、
 大の大人がもしそんなCDやDVDを鑑賞しているところを友人に見られたら、
 本屋でエロ本を立ち読みしている姿を見られるよりも恥ずかしくなることでしょう。

 日本でだけ通用するものって、いい悪いは別として、
 ぼくはすべてマニアックでマイナーだと思います。
 
 そう考えるとシーカヤックなんて、美しく穏やかで素晴らしいフィールドを周遊すると
 誰だって感動するわけで、これほどメジャーなものはないわけです。
 水さえあれば、フォールディングカヤックを持っていきさえすれば
 全世界どこででもできますしね。
 それをマイナーでマニアックだと言うならば、どこか何かが、
 非常に歪んでるんだろうと思います。

 日常の中で、息をするのが普通なように、
 アフリカ系黒人がダンスするように、
 カナリアが歌を歌うように、
 夜が明けたら朝日が昇るように、
 これからもナチュラルに楽しんでいきたいと思います。


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スマトラ島沖地震

2012-04-12 07:10:27 | 震災や原発に関連する事
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 またスマトラ島沖でデカイ地震がありましたね。
 前回2004年にあった大地震の余震だということで、
 それほど大きな津波も起こらず、大災害には至っていないということで、
 思わず一安心しました。

 震源のあたりからアンダマン・ニコバル諸島や
 ミャンマー、タイ、マレーシア沿岸は東南アジア屈指の多島海。
 これまでトリップで訪れてきたし、
 これからも訪れるわけだから、気が気じゃない。

 沿岸の人たちの無事を祈ります。

 それにしても、ああいう地震を起こすような
 地質世界の時間スケールっていうのは、
 何万年とか何億年とかという単位で動いていて、
 人間の人生サイクルを遥かに超えていますね。

 よく考えると、数十億年前の最初の地球は「超パンゲア」という
 ひとつの大陸で、そこから数億年前に二つの大陸に分かれさらに変化していき、
 今現在の世界地図の配置になったのはせいぜい数十万年前なわけですね。

 ってことは、地球はずっとガンガン揺れ、大地は削られたり盛り上がったり、
 くっついたり離れたりを繰り返しているわけですね。

 5年とか10年とか20年とか後まで余震の警戒が必要だと聞いた時、
 「そんな長い時間まで影響があるんかいな」とぼくらは驚きますが、
 地質世界の時間感覚からすればほんの一瞬にすぎないわけで、
 それを思うとなんというか、色々考えさせられます。
 考えさせられるけれど、脳みその範疇を越えたスケールの世界です。


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一瞬一瞬を大切に

2012-04-10 09:25:39 | インポート
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 長年カヤックやカヤック旅などをしていますと、
 ふと、以前どこかで漕いでいた時の記憶がワーと蘇ってくることがあります。

 先日、南紀の田辺湾を漕いでいるとふと、
 数年前に訪れたアラビア半島のスールという地を漕いでいる時の記憶が
 フラッシュバックしました。
 写真上がスールで、下が田辺湾です。
 ご覧の通り特に似ているわけでもないのですが、
 あえていうと海水のとろみとか質感、それからその日の太陽光線が多分、
 似ていたのかなあとも思います。

 陸にいる時は忘れているのですが、海に出ると
 トリップ記憶貯蔵庫みたいなところにコンセントが繋がるのか、
 今漕いでいる場所に集中すればするほど必ずと言っていいほど、
 どこか過去に漕いだ場所の感覚が蘇ってくるのです。

 このことを別に科学的に証明どうこうということではなく、
 ぼくはこれが面白くて仕方がないんですよ
 「あ、あの時確かにああだったな」とか色々振り返ることによって
 その時の風や波や海の色や出来事などを反芻し、
 思い出により磨きがかけられてゆくことになります。

 だから一個一個のトリップ、
 一日一日の経験をより大事にしていきたいと思う。
 今現在もいつかは過去になるわけで、
 そして未来のどこかでそれを思い出すことになる可能性を常に秘めている。
 だから一瞬一瞬を大切にしようと思うんだよ。
 分かるかな?

 そういう感覚をぼくは「プラネット感覚」とか、
 「感性の世界地図」とかってよくここのブログでも書いていますが、
 あちこち行けばいくほど金持ちの預金通帳のように残高が増えていくし、
 おまけに誰にも盗まれないのでいいですね。


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強風も過ぎて

2012-04-10 08:16:22 | インポート
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 先日のすさまじい強風の吹き荒れた日にはちょうどまだつぼみだったので桜は散らず、こちら湯浅では先週末から今にかけて満開となっています。まるで爆弾低気圧が来るのを分かっていたかのような絶妙のタイミングです。
 自然の摂理って面白いなと思います。

 そしてここ数日風もなく海も穏やかに安定していて、
 緩やかな波うねりと、かぐわしい潮風に包まれる、
 気持ちの良いシーカヤック日和が続いています。

 春の海の至福さ、
 他のどの時期とも違う癒し感がありますね。
 多分どこの国の、どんな人でもこの気持ちよさは
 ひとしく感じることのできるものだと思いますが、
 このやや霞んだ水平線、風の香り、空気の清冽さは
 日本の春の海にしかないフィーリングだと思いますね。

 ま、田舎の自然のよさはヨソ者か、
 いったん外に出た出戻りの人こそ、よく気がつくように、
 ぼくも自分がガイジンになったと仮定して、
 日本の自然を再び見てみたりすることがあります。
 そうするといつも漕いでるような場所、歩くような場所でも
 また新たなる発見があります。
 その中でも特に、この日本の春の空気感は稀有なるものだと思います。 


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銀の海

2012-04-02 08:10:55 | インポート
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 これは湯浅湾の大好きな写真のひとつ。
 細かい光の粒子がサラサラとさざめき、
 お互いが共鳴し合って美しい音楽を奏でているような風情。
 
 他の季節、特に真夏のギラギラの太陽の下ではまず見られない、
 日本の春霞の季節特有の海。
 こんな中を漕ぐのもいいもんです。


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