仕事でも海ですが、休みの日にも海に行きます。
結局、海が一番面白いんですよね。
先日はプライベートで串本近くのお気に入りのフィールドへ。
サンゴがかなり豊富な場所。
昨年の台風でサンゴはだいぶやられていましたが、
やはり黒潮のエッセンスが濃厚な海はいいですね。
人間社会のこざかしさを遥かに超えた、深遠な自然の営みを感じます。
そしてそれを肌身で実感することのできるシーカヤック&素潜り。
この両者のコンビは、自然遊びの王様だといえるでしょう。
サンゴはまた育ち、また超大型台風の波でやられ、
というサイクルを、これからも繰り返していくのでしょう。
9月いっぱいは、ウェットスーツなしでも潜ることができます。
平日ならば、リクエスト次第でツアー開催も可能です。
http://www.island-stream.com
湯浅湾南端の白崎海岸はいつ見ても凄い。
真っ白な巨大恐竜のように見える。
ここらへんは風が強くて、なかなか行ける機会がないけれど、昨日は無風、これ以上ないコンディションでの白崎海岸ツアーとなりました。ツアー詳細は(http://islandstream.la.coocan.jp/shirasakitour.html)
潮通しがよく、海の透明度も抜群で、潜るとソラスズメダイ、ルリスズメダイ、ツノダシ、チョウチョウウオなど、様々な熱帯魚やイソギンチャク、それにサンゴも少々見ることができます。
一番下の写真は出艇地近くの由良湾で遭遇した潜水艦。
湾の近くに海上自衛隊の基地があり、そこに入っていくやつですね。
これも近くで見るとまるで生き物のように感じました。
形状は明らかにマッコウクジラを模していますね。
アイランドストリームのベースからちょっと行っただけでがらりと変わる海と景色。
そして黒潮の濃淡。
紀州の海は面白いですね。
そして、場所ごとの差異を全身で感じることのできるシーカヤッキングには、飽きることのない興味深さがありますね。
先日行った「雪山&サンゴの海」トリップの写真。
まず早朝に車を走らせて護摩壇山にてスノーシュートレッキング。
その後その足で高野龍神スカイラインを南下、白浜あたりまで出てさらにひたすら南下して串本まで行き、シーカヤックを漕いで素潜りしてサンゴを鑑賞。
一日のうちに雪山とサンゴの海の両方を、アウトドアアクティヴィティとして味わえる、和歌山県。
世界広しといえど、そんな遊びができる場所はどこにあろうか?
あったら教えてください。
なお、このツアーはリクエスト次第で催行可能です。
少し前の話になりますが、先月末に行った青蓮寺湖ツアー。
今年は晩秋になってもかなりあたたかいせいか、まだ冷え込みが足りず、紅葉もまだまだ途上の感じでしたが、天気も良く、それほど寒くなく、コンディションとしてはとても楽しめた一日となりました。
周囲の木々から放たれる、山の清冽な空気。
静寂と調和する鳥の鳴き声。
空を渡ってゆく雲とそれを映し出す鏡のような湖面。
左右両方にそびえる断崖絶壁に響き渡り、共鳴するようなパドリングの音。
海と違って閉じられた内水面である分、この湖独特の調べのようなものを感じることができました。
ここの紅葉はおそらく今週末くらいがピークなのかもしれない。
先日は南白浜ツアー。やっぱり日本の秋の海はいいねえ。
ゆえに我思う。
「これ以上無駄な公共事業で海岸線をコンクリート詰めにしてくれるな、最終的に海に流れ着くマイクロプラスチックとかビニール袋とか石油製品使い放題の社会をいい加減変えようぜ、最終的に海に垂れ流すことになる放射性廃棄物を生み出す原発の再稼働なんてやめようぜ」と。
美しいと心底感じるが故、われ強く思う。
海岸線美は日本の宝であるがゆえに。
当店で開催するシーカヤックキャンプツアーの日程も近づいてきました。
初心者でも楽しめる、本物のシーカヤックキャンプ。
初心者向けのキャンプツアーですので興味ある方はぜひ。
ウミガメも寄りくる「みなべ海岸」から神の住む無人島「鹿島」沿岸へ。 夜は秘密の浜でキャンプ。 http://islandstream.la.coocan.jp/campminabe.html
北方系、南方系両方の景観的魅力を有する湯浅湾の穴場海岸をシーカヤックでツーリング&キャンプ。
http://islandstream.la.coocan.jp/yabitsucamp.html
先日の白崎海岸ツアーは少々風が強く、白崎の岬まではいけなかったですが、逆に由良湾の中の方まで漕ぎ、ドック入り中の大型タンカーの間際まで近づいたりして、これはこれでなかなか楽しめました。
いろんなコンディションに臨機応変に対応し、予定外を楽しむ。
時にはハプニングすらも楽しもうというのもまた、
シーカヤッキングの醍醐味の一つ。
自然のリズムに合わせて即興演奏的に漕ぐことが面白いのですね。
先日催行しました、中紀の某所でのツアーの一コマ。
中紀にありながらトロピカルな風情の漂うフィールド。
中紀の海岸線は結構バラエティに富んでいて、北方系の雰囲気を漂わせる断崖絶壁もあれば、南国風情が色濃いビーチなどもあります。ちょっと漕ぎ出して人の入ってこれない場所までいくと、プライベートに独占できる良い場所が展開されるのです。
シーカヤックの特権ですね。
平成の初め頃、高度成長期~バブル時代の拝金・物質主義に対する反省からか、
「目に見えないものの大切さ」とか、
「精神文化」的なものを尊ぶような気風が生まれつつあったように思う。
たとえば龍村仁監督の「ガイアシンフォニー」シリーズに出てくる人たちの考え方に共鳴するような。
しかしそれもあの「オウム事件」で、
バーッといきなり頭から水を浴びせかけられたように沈静化した。
あれ以来、下手に「目に見えないものの大切さ」とか「精神文化」的なことをいうと、どこか「オウムっぽい」という文脈に回収されるような風潮も形成されたように思う。例えば2005年くらいまで、「ヨガをやっています」なんていうと、「オウムですか?」みたいな偏見が確実にあった。気功とかもそうだし身体論なんかもそう。そういう意味でもオウム事件でとばっちりを受けた人、相当いるんじゃないかな。
オウム真理教教祖及び幹部が処刑され、今、世間では色々言われている。
「日本人は結局、オウム事件が何だったかよく議論せず、うやむやにしたまま終わらせてしまった」という言説もよく耳にする。それは確かにそうだけど、実際の所、下手に議論して変なこと言うと人格すら疑われてしまうようなトピックなので、みんなが触らぬ神にたたりなしで避けてきたんじゃないかな。
学校でも家庭でも社会でも、そういう議論の訓練なんで受けてないし。
有識者なんかもそう。失言するとそれこそ、職を失う可能性もあるし。
超ハイリスク、ノーリターン、そりゃまあ誰も言及せんよ。
だけど結構、黙ってじっくり考えてきた人間も多いと思う。
特に「とばっちりを受ける」筋で飯食っている人は、考えてると思う。
そして成熟したセンスを身につけた人も多いと思う。
「目に見えない物の大切さ」とか「精神文化」的な物事に対して。
実は、以外とみんな、考えてんじゃないかな。
原発のことなんかと同じで、マスメディアや為政者よりむしろ市井の人たちの方が。
日本人はそんなに馬鹿じゃない。
人ではなく、日本式「システム」がおかしいだけ。
まあぼくなんかが思うのは彼らが「自然に対してどういう考え方を持っていたのか」ってところ。たとえば日本の神々は皆自然から生まれたのだし、外来の仏教も日本特有の自然場所で在来の神々と習合することにより根付いたものだ。神や仏がどうこういうオウムだったけど、あれほど「自然」のセンスを感じさせない集団もなかった。オウムの連中ほど海、山、川をまったく連想させないアイコンはない。
だからなんか気持ち悪いんだと。
というようなことを今日、南紀田辺湾ツアーで、南方熊楠ゆかりの神島周辺を漕ぎ周りながら考えた。
あの南方熊楠ならばどう言っただろうか、と。
先日の南紀・すさみ海岸ツアーの様子。
沖の黒島、地の黒島の周辺を中心に周遊しました。
神秘的な洞窟、複雑なロックガーデンなど面白いスポットが目白押しのフィールドですが、ここの海域は黒潮がダイレクトに届けられる場所で、遙か彼方からやってきたウミガメや大型魚の回遊などにも時として出くわす、生命感の濃い場所でもあります。
写真では分からないですが、外洋からのうねりも届けられる、迫力のあるフィールド。
うねりそのものもまた、巨大な生き物の鼓動のように感じられます。
一日漕いでいると、この海のエッセンスが体中の細胞に染みいるようで、エネルギーがチャージされるような満たされた感覚がありました。
ここのツアー詳細は
http://islandstream.la.coocan.jp/susami.html
岬の先端ではいかに風と潮と波が複雑に干渉するのか、岬のこちら側とあちら側ではどれほど海も景色も空気感も一変するのか、海上で間近で見る大型魚の動きの驚異的な生命感、潮待ちでは絶対に焦ってはいけないこと、川の河口を隔てて海の様相も植生も海洋生物も一変すること、やがて自分自身そのものが海洋生物と化したような感覚で見るコンクリートの巨大建造物がいかに違和感を覚えるかということ、またそれは自然の圧倒的パワーには案外脆弱なものであるという実感。
そんな野生世界のリアルを、己の身一つ、裸状態にさらした感性で捉えること。
自然は人間の脳みそを遙かに超越した存在であると、自分の心と細胞のレベルから、畏敬の念を抱くこと。
そしてそれを物事の価値観や、何かするときの判断基準などへと繋げてゆくこと。
それは3.11以後の現代社会に最も必要なものでありながら、最も欠けている要素の一つだと思います。
レクリエーショナルでもなく、
アスリート系でもない。
ネイチャーボーイ系というか、
野生哲学系というか、
それを最も強く持ったking的な遊び、極めて21世紀的なスポーツ、アクティヴティがシーカヤッキングだと改めて思った一日でした。
昨日の白崎海岸ツアーでは、風が強くて白崎の岬までは行けませんでした。
代わりに由良湾の蟻島という無人島の周囲を巡って日高町の海岸線、そして由良湾の奥までゆったりと周遊しました。途中上陸して周辺の集落を散策したりも面白かったですが、やはりなんと言っても由良湾奥の造船所にドック入りしている液化天然ガスの巨大タンカーのそばを通ることができたのが興味深かったです。
ひとつの島ほどある巨大な船は、近くで水面から見上げると、圧倒的な迫力がありました。
しかしこんなタンカーでも、外洋の大海原ではケシ粒のような小さな存在。
いわんやカヤックなど、プランクトンのような存在。
ちなみに白崎海岸は周囲でも群を抜いて風が強い場所で、近づけない日も多く、そばまで行けるとむしろラッキーだと思ったほうがいい。逆に、白崎までは行けなくてもその他の魅力的な代替コースが取れるので、例外を除いてたいていのコンディションでも楽しめます。またそのようにカリキュラムを設定しています。
リクエスト次第でいつでも催行可能。
http://islandstream.la.coocan.jp/shirasakitour.html
先日の産湯海岸ツアーの写真。
湯浅湾からほん少し南に下っただけで、南国的風情のある海岸線が現れます。
海に対して出っ張った半島状の地形で潮通しがよいこと、川の流れ込みが少なく雨が降っても川からの濁り水が入らないということもあり、海水の透明度も驚くほどの高さを誇っています。
ガイドであるぼくも個人的に大好きなフィールド。
ツアー詳細案内は
http://islandstream.la.coocan.jp/ubuyutour.htm
リクエスト次第で催行可能ですので、
どうぞおっしゃってください。