湯浅湾にゆかりの深い鎌倉時代の高僧・ 明恵(みょうえ)上人に捧ぐ、
シーカヤック&奉納演奏ライヴイベントも、昨日無事開催・終了しました。
当日、天候は良かったのですが、
先島諸島あたりを通る台風からのうねりが来ていて、
その関係でライヴ機材を運ぶ渡船が、当初予定のかるも島に着岸できず、
急きょ別場所にステージを移すことにしました。
渡船での上陸は無理だけど、シーカヤックならば上陸可能なシチュエーション。
まず午前中に参加者みんなでかるも島までシーカヤックを漕いでいき、上陸、散策。
その後再び漕いで栖原海岸の当店ベースまで帰着。
昼食後、ライトトレッキングがてら別場所に移動。
そこで展開されるライヴが上の写真です。
ちなみにここも明恵上人の修行場でしたが、
まさに超絶景の空間。
山の最頂上の、さらに突出したオープン空間。
正面には湯浅湾や対岸の徳島、淡路島まで拝める大海原、
背後には紀州の山々、足もとは巨大磐座、
という最高のステージ。
青い空と心地よい風に包まれ、夢のような、
素晴らしいひとときを過ごすことができました。
ここは縄文時代の祭祀場所だったとも言われており、
その当時は歌や舞が行われていたんだろうなと想像できますが、
もしかしたら数千年ぶりのライヴだったのかもしれませんね。
自然の変化に臨機応変に対応し、
その都度予定が変わっても、
変わったら変わったなりに、アレンジしてその状況を楽しむ。
脈動する自然の中での、
一連の行動自体が即興演奏みたいなもので、
実に面白い一日でした。
(そもそもアウトドア・アクティヴティの真髄は、「臨機応変」にある。
逆にその対極が、予定を上からなぞるような行程。
それは確かに無難だけど、そこに感動はない)
どんな状況でも安全を確保しつつ楽しむ最善の方法はある。
そんなことを改めて思った一日でもありましたね。
ツアー後はみんなで鍋を囲み、中秋の名月を楽しみました。
出演者の素和歌(ソワカ)さん、
参加者のみなさん、どうもありがとうございました。