今日のサンセット。
先日、偶然うちに立ち寄ったチャリ旅人。世界中をかれこれ7年ほど旅してるらしい。去年南米にいるときにコロナパンデミックが起こったので、日本に帰ってきて国内旅に切り替えたとのこと。
北米南米のあちこちの先住民村を訪れた話とかかなりディープで面白い。こういう奴らが未来を開いていくのだろう。これから大阪、淡路島を経由し、四国、さらに西に向かうらしいので、見かけたらお声掛けを。福の神みたいな2人だから。
東日本大震災とともに原発事故から10年になる。当時、枝野幸男氏が繰り返していたことを思い出す。「ただちに健康には影響がありません」と。で、10年が経ったわけだけど結局、健康への影響はどうなったのだろうか? 今、保険業界なんかが盛んに「国民の2人に1人はガンにかかる時代です」と宣伝してるけど、それと因果関係はないのだろうか?
もっと言うと、以前アメリカやフランスが太平洋で水爆実験を繰り返していたけれど、それを換算すると、広島型原爆を11年間毎日一個ずつ落としていったのと同じ総量の放射能が環境に排出されたと言われている。それとガン時代との因果関係はどうなのだろうか?
いずれも因果関係など調べようがなく、関係あることを科学的に証明するのは困難だけど、それ以上に関係ないことも絶対に証明はできない。
結局、地球環境とか、人々の心と身体の健康への目配りのない科学とは、どんなにテクニカルに優れていても、たとえノーベル賞を取ったとしても、それはどれもみなマッド・サイエンスだ、というのが東日本大震災の教えだと思う。
東日本大震災以後、犠牲者への哀悼とオルターナティブな未来へのビジョンを込めて、3.11の前後の土日に祈りの聖地である高野山への巡礼道を歩くことを行なってきましたが、昨日がその10回目となりました。
これまで紀州を中心として様々な自然場所でガイドツアーやイベントを開催してきましたが、漫然とやってきた活動を含めて、実は結構大事な意味があったんじゃないか、これからは打ってきた点と点を線で結び、より良いものとして育んでいく段階に入ってきたのかもしれないな、と思いつつ歩きました。
下界から山上まで歩くと、金剛峰寺の前でゴマ焚きが行われていました。
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、44回目は南インド・ラーメッシュワラム島のお話です。何気ない庶民の日常に触れるような旅を、またできる日が来てほしい。
ご興味ある方は写真拡大してご覧ください。
湯浅湾に走る黒瀬川帯上にある島々へ。4億年前の地層であり、南方植物の北限であり、北方植物の南限である時空のクロスロード地帯だけど、別にパワースポットとして知られるわけでもなく、人知れずただずむところに、高級感が漂っています。