プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

夏の終わりの川面

2009-08-26 14:18:42 | インポート
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 先日24日は日高川ツアーを催行しました。
 日高川はアイランドストリームのベースのある湯浅から車で20~30分ほどでスタート地点まで行ける非常にアクセスのよいロケーションにありますが、深い山々に囲まれ濃密な野の香りが漂う、なかなかよい川です。周囲ののどかな人里、水辺で遊ぶ水鳥、そびえたつ緑の山々・・・、水質もすこぶる美しく、京阪神のコンクリートジャングルからお越しの方には、一層はるか遠くにやってきたって感じの絶妙の「トリップ感」も味わっていただけるフィールドです。

 先日は北西の風が入り、秋の気配が漂う、
 涼やかな気持ちよい一日でした。
 平日ということもあり少人数でかなりゆったりのんびり下りました。

 風が竹林をカランコロンと鳴らし、
 青い空を見上げると、
 川を下るぼくらと同じくらいのスピードで雲が流れてゆきました。
 水はまだまだ温かく、シュノーケリングが気持ちよかったです。
 アユ、ハイ(ウグイ)、ドンコ、コイなどが
 光溢れる浅瀬や深い淵でたゆたい、泳いでいました。
 ところどころでカッパのようなおっさんがウナギ採りに潜っていて、
 カヤックで近づくと、
 「今日は気持ちよさそうやのう~」と手を振ってきました。
 何箇所か途中で河原に上陸し、
 お昼ご飯を食べたり、昼寝したり、コーヒーブレイクしたりして、
 ゆったりしました。
 
 より夏の終わり/秋のはじまりの風情が漂い始める午後、
 周囲の緑からヒグラシの鳴き声がこだましはじめ、
 西日にキラキラきらめく川面を追いかけるように、
 ぼくらは川を下ってゆきました。
 
※日高川ツアーは今後も催行いたします。詳細は下記サイトご参照。
http://homepage3.nifty.com/creole/hidakagawa.htm 
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みかんの夕陽

2009-08-22 20:39:40 | インポート
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 お盆を過ぎて日が短くなり、ここ湯浅湾も西日が差す時間帯には秋の気配が漂い始めています。
 海景全体が透明な美しさ、深みを増しはじめるシーカヤックツーリングのベストシーズンの始まり。
 
 写真上はまるでご当地の名産・有田みかんのような夕陽。
 写真2番目はかるも島洞窟から眺める夕陽。

 そして写真一番下は、当アイランドストリームの
 シーカヤック&ミュージックツアーを行う際の
 ベース基地から眺める夕陽。
 なおシーカヤック&ミュージックツアーは、こちらをご参照ください。
 http://homepage3.nifty.com/creole/sirakuro.htm

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盆明け浜大掃除

2009-08-17 22:38:52 | インポート
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 海開き時期からお盆にかけての海そのものが悪いわけではなく、別に海に対してさしたる愛情を持ってない人たちがグワーっと大挙して押し寄せ、ゴミやなんやらを海辺に大量に捨てていったりするその様がウンカの大群のように猛威をふるう時期なので、困った時期だなあと気が重いわけです。

 毎週月曜日の早朝に地元の老人クラブの人たちと浜掃除するのですが、そんな時期の中でもピークのゴミの量を誇る盆明け最初の平日である本日の掃除を終えて、ヤレヤレとひと息ついた次第です。上はゴミを拾ったあと、分別している写真です。今年はまあ例年に比べ少なかったですが、「いい状況になってきたな」という感は別にありません。おっちゃんおばちゃんたちはこのあとワイワイ言いながらゲートボールをしに行かれました。

 去年はもっとひどかったけれどもね。
 去年、ゴミ分別作業に怒りを覚えて思わず書いたブログ記事を発見しましたので、ここに記載しておきます。
http://blog.goo.ne.jp/islandstream/d/20080820

 で、さらに一昨年のもありました。
 我ながらなかなか珍奇な文章なのでこちらも載せておきます。
 http://blog.goo.ne.jp/islandstream/d/20070705

 この盆明け浜大掃除が終わると、
 海岸線もようやく静かなたたずまいを取り戻し、
 「おかえりなさい」とでも言うか、
 やっとシーカヤックをまともに楽しめる季節になってきたと実感するのです。


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夏の終わり・秋のはじめ。

2009-08-14 23:30:14 | インポート
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 今日の湯浅湾は北の風が入って海景全体にまるで秋のような透明感があり対岸の徳島の山々まではっきり見える美しい一日だった。またこのお盆の時期くらいから太陽が西に傾いた際の太陽光線の入射角度が真夏のそれとは微妙に変化しはじめ、午後3時くらいから西日に照らされた海岸線の岩々ひとつひとつがより陰影と存在感を増して映しだされるのだけれど、今日は今年初めてそんな感じだった。

 夏の終わりのそんな海景って、時折泣けてくるほど美しい時がある。

 今年はほんとの真夏というのはついぞ来なかったようだけど、この夏の終わり/秋の初めって感じの海景の美しさ・透明感は、ギラギラしてややがさつな感じがする真夏のものよりも遥かに心にしみわたってきて、好きだ。

 日々、刻一刻と表情を変える日本の海岸線の自然の表情ほど、
 素晴らしいものはない、と非常によく分かるのがシーカヤックなわけだし、
 夏以外の季節に海が干上がってしまうわけでも、
 海開きしている期間以外海が閉じているわけでもない。
 いついかなるときでもワイド&オープンなのが海というフィールド。 

 真夏の海岸のゴミゴミした喧騒も静かになると同時に、
 本当の素晴らしいシーカヤックの季節もやってくる。


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清涼剤

2009-08-11 00:33:10 | インポート
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 ここのところ目まぐるしく変化する天候、海況が続いていてガイドは細心の注意を払いながらツアーを進ませていますが、お客様の喜ぶ表情を見せていただくことによって、そのピリピリ気味の神経を和らげさせていただいております。
 ありがとうございます。

 上のイラストは先日9日にご参加いただいたNさんが
 即興で描いて下さり、送ってくださったものです。
 この日はくもり&雨の日でしたが、
 海も空もシルバー色で、
 山々の合間には湯けむりのような雲がたなびき、
 また遠くの方からザザザザザーと雨脚が近づいてきては
 あたり一面「真珠のカーペット」に覆われる
 幻想的な一日でもありました。

 まさしくこのイラストにフィーリングが表現されています。

 実はここ数日、
 台風の進路や何やらでだいぶピリピリしていたのですが、
 このイラストを送っていただいて、
 一服の清涼剤となりました。
 いいツアーで皆さんに楽しんでいただけるよう頑張ろう、
 と改めて思いました。
 Nさん、本当にありがとうございました。


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秋のツアー予定

2009-08-07 14:36:19 | 紀伊半島カヤックツアー
アイランドストリームの秋の、通常の湯浅湾ワンデイツーリングコース以外の企画ツアーの日程がほぼ決定いたしましたのでお知らせします。
土日に多く設定していますが、平日のリクエスト、ご相談にもお乗りいたします。
詳細などはアイランドストリームsunnyrain@nifty.comまで。

8月24日(月)
日高川ツアー
中紀の名川・日高川で夏の終わりの川の風情を味わいます。
アイランドストリームのベースから車で20分で行けます。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください

9月12日(土)
スキルアップスクール
水温の高い時期にレスキューを中心としたスキルアップを!
通常の料金で内田正洋氏著「シーカヤック教書」も付いててお得。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらをご覧ください。

9月13日(日)
日高川ツアー
中紀の名川・日高川でゆったりのんびり川下りツアー。
アイランドストリームのベースから車で20分で行けます。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

9月14日(月)
南紀・田辺湾シーカヤック&シュノーケルツアー
南紀の多島海・田辺湾の素晴らしさをたっぷり満喫します。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

9月19日(土)
黒島・白崎海岸ツアー(シーカヤック&ミュージックツアー)
湯浅湾の南側の秘境エリア、日本人離れしたダイナミックな景観を楽しみます。
ツアー後、夕陽を見ながら極上の音楽を聴き、おいしいコーヒーをいただきます。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

9月22日(火・祝日)
スキルアップスクール
水温の高い時期にレスキューを中心としたスキルアップを!
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

9月23日(水・祝日)
産湯海岸シーカヤック&シュノーケルツアー
中紀の隠れた名フィールド、産湯沿岸でのツーリング。
シュノーケルのとっておき穴場にもお連れいたします。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

9月26日(土)~27日(日)
南紀・串本シーカヤック&シュノーケルツアー
本州最南端・串本でのキャンプツアー。
雄大な景観をツーリングし、シーカヤックでしか行けないサンゴ礁の穴場で
シュノーケリング。夜は星を見ながら飲みます。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーは不催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

10月3日(土)~10月4日(日)
福井・高浜シーカヤック&グルメツアー
ひなびた日本海の沿岸をのんびりツーリングし、
夜は海辺のハウスでおいしい手料理をいただきます。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

10月10日(土)
黒島・白崎海岸ツアー(シーカヤック&ミュージックツアー)
湯浅湾の南側の秘境エリア、日本人離れしたダイナミックな景観を楽しみます。
ツアー後、夕陽を見ながら極上の音楽を聴き、おいしいコーヒーをいただきます。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

10月11日(日)
スキルアップスクール
長い距離を漕いでも疲れない漕ぎ方ほか、
細かい必須スキルを身につけよう。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

10月12日(月・祝)
熊野川ツアー
山深い紀伊半島の秘境、、素晴らしい秋の熊野川ツーリング。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーは不催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご参照ください。

10月17日(土)~18日(日)
やびつ海岸~宮崎の鼻キャンプツアー
湯浅湾北側のワイルドな海岸線ツーリング&
人の入ってこれない浜でキャンプツアー
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

10月21日(水)
徳島・日和佐、洞窟めぐりシーカヤックツアー
断崖絶壁と洞窟が見事な海岸線をワンデイツーリング。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーは不催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご参照ください。

10月24日(土)
スキルアップスクール
長い距離を漕いでも疲れない漕ぎ方ほか、
細かい必須スキルを身につけよう。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

10月25日(日)
田辺湾・神島、ゴミ調査&クリーンアップツアー
恒例の海ゴミ掃除ツアーは今回、日本で最初にエコロジーという
言葉を使った南方熊楠が天然記念物に指定した神島(かしま)で
行います。通常立ち入り禁止の神々しい島ですが今回のイベントのために
田辺市教育委員会の特別許可が下りました。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーは不催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

10月31日(土)~11月1日(日)
三重県南伊勢・古和浦、幻の海跡湖探検ツアー
陸からは入ってこれない世界的にも珍しい海跡湖を海から訪ねるキャンプツアー。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーは不催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

11月3日(火・祝日)
熊野川ツアー
山深い紀伊半島の秘境、、素晴らしい秋の熊野川ツーリング。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーは不催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご参照ください。

11月5日(木)
南紀・田辺湾シーカヤックツアー
南紀の多島海・田辺湾の素晴らしさをたっぷり満喫します。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご参照ください。

11月7日(土)
日高川ツアー
中紀の名川・日高川でゆったりのんびり川下りツアー。
アイランドストリームのベースから車で20分で行けます。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください

11月8日(日)
黒島・白崎海岸ツアー(シーカヤック&ミュージックツアー)
湯浅湾の南側の秘境エリア、日本人離れしたダイナミックな景観を楽しみます。
ツアー後、夕陽を見ながら極上の音楽を聴き、おいしいコーヒーをいただきます。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーも催行。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。

11月23日(月・祝日)
青蓮寺湖紅葉カヤックツアー
三重県・名張にある、風情たっぷりの山上湖でカヤック紅葉見物。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーは不催行。

12月5日(土)
琵琶湖畔水郷ツアー
立ち枯れたアシが水面に渋く寄りかかる迷路のような水郷地帯を
のんびりツーリングし、初冬独特の風情を味わいます。
※通常の湯浅湾ワンデイツアーは不催行。

詳細などはアイランドストリームsunnyrain@nifty.comまで。


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楽器

2009-08-06 00:46:41 | 音楽
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 ぼくはよくこのブログで音楽の話題に触れていますけれど、「それとシーカヤックと何の関係があるねん?」とたまにきかれます。
 はい、めっちゃ関係あります。
 と言いますか、シーカヤックそのものが楽器のようなものだと思います。

 音楽は揺らぎの産物ですが、
 海も揺らぎの世界なわけで、
 シーカヤックで長時間海を漂うという行為を長くやっていると、
 音楽の聞こえ方がすごくヴィヴィットに感じられて
 不思議というか、非常にワンダフルなのです。

 そしてこの世界の根本は
そんなワンダフルさのマグマでできていて、
 そのマグマが噴火口からちょびっと染み出てきたしたものが、
 音楽ってやつなのかもしれない、
 と思うことがたまにあります。

 いわゆるひとつの「プラネット感覚」。

 雲が流れ、風が吹き、波が立つ、
 陸や海や空の自然現象が絶妙なハーモニーを生みだし、
 そこに自分自身が溶け込むように、
 しかししっかりと自分の意思を持ってカヤックを進ませている。
 シーカヤックで「主体的に」漕ぎ進むこと自体が音楽だな、
 と、ぼくは実感していて、
 さらに誤解を恐れずにいいますと、
 ドラッグなんて目じゃねえな、と思います。

 まあぼくは個人レベルでは、感性、感覚を研ぎ澄ませるために、
 シーカヤックをやってんだ、というところがありますが、
 人によってはそれが文学だったり絵画だったり造形美術だったり、
 いろいろなところで感性の琴線が揺れ動くことでしょう。
 なんでもいいけれど、シーカヤックってのはアートだと思います。
 かつ、楽しく気持ちいいシンプルな娯楽であるところがすごいのです。 


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the heaven is 10 zillion light years away

2009-08-05 22:58:12 | 音楽
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 多くの人と同じようにマイケル・ジャクソンが亡くなってからちょくちょく気になってyou tubeなどでマイケルの過去の作品をチェックしたりしたけれど、そのたびになぜかマイケル経由でスティーヴィー・ワンダーの作品に行きつき、じーっと釘付けになってしまうことに気がついた。やはりすごいな、と。というわけで最近スティーヴィー・ワンダーがプチ・マイブームである。(マイケルの作品の並びになぜかスティーヴーのもよく並んでいるからクリックしてしまうのである)
 
 そういやマイケル・ジャクソンとスティーヴィー・ワンダーは似たところがある。
 子供のころからスターだったこと。
 黒人でかつ人種の枠をはるかに超えた世界的スターであること。
 人類愛的な思想の持ち主であること。
 いろいろあるけれど、天才性もおそらく同レベルだろう。

 しかしどちらがよりふさわしい才能の開かせ方をしたか、
 となると、やはりスティーヴィー・ワンダーのほうに軍配が上がると思う。
 「スリラー」以降の、特に90年代以降のマイケル・ジャクソンは、
 ああーもったいないなあ~って感じするんだけど、
 スティーヴィー・ワンダーは90年代に入っても、
 「ジャングル・フィーバー」とか、かなりの傑作を作り続けているし、
 なんというか軸が全然ブレていない。

 天才が堕ちていく姿ってのは見ていて非常に悲しいものだけれど、
 一方ブレずにテンションを保ち続ける長生きの天才って、
 根源的なところで勇気づけられるものがあるようだ。
 
 80歳、90歳になってもあっというようなアルバムを作って
 喜ばせてくれるんだろうな、
 スティーヴィー・ワンダーなら。

 「トーキング・ブック」とか、
 上で挙げた「ジャングル・フィーバー」とか、
 いろいろ傑作アルバムがあるけれど、
 最近よく聴いてるのは「ファースト・フィナーレ」ってやつ。

 その中でも「the heaven is 10 zillion light years away」
 って曲が昔から好きだったんだけれど、
 改めて歌詞をじっくり聞くと、「すげえこと歌ってんだな」と思いました。
 http://www.youtube.com/watch?v=Yk9XBPE3Hwk&feature=related 

 「天国ってのは1000億光年くらい離れた
 遥かかなたにあるものだって人は言うけれど
 本当はもっと近くにあるはずだろ。

 じゃあ聞くが、
 憎悪は1000億光年のかなたに、って
 なぜ言わなんだい?
 それほどおれたちは遥か遠くにきちまったんだ。

 天国は1000億光年のかなたに、って
 人は言うけれど、ほんとはもっと近くに、
 そう、自分の心の中にある、
 だから、
 心を開いて、スピリットを感じろ」
 
 という内容の歌なんだけど、
 こういうのを歌ってクサくならずに
 よく似合うところがすごいなと思っちゃうわけだ。

 そして、スティヴィーワンダーのほかにこういう歌を歌って誰が似合うだろうかと色んな人を思い浮かべたけれど例えばジョン・レノン、ボブ・マーリー、そしてマイケル・ジャクソンはちょっと違うんだけどまあ似合うだろう。ほかあの人とかあの人とか、・・・と色々考えてると死んじゃった人ばかりになってきちゃったので生きてる人をと考えるとアルジェリア出身のグナワ・ディフュージョンのボーカルの奴とかエイジアン・ダブ・ファウンデーションの奴らとかキューバ出身の天才ピアニスト・オマール・ソーサとか西アフリカ・ベニン出身のアンジェリーク・キジョーとかセネガルのユッスー・ンドゥールとかインド系イギリス人のタルヴィン・シンとか、アジア/アフリカ系に多くいる気がするなって思いました。

 で、さらに考えると、
 そういう人らのイメージとしてシーカヤックに乗ったら非常に似合う感じがする。
 「心を開いて、海のスピリットを感じろ」ってのが、
 シーカヤックの本質だからな。


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