プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

4億年モノの黒島

2014-04-18 12:38:45 | インポート
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 昨日は湯浅湾南岸にある無人島、黒島ツアーでした。

 普段はイギリスに住んでいらして、
 今回日本に帰省する折、数年ぶりにお越しいただいたお客様でしたが、
 その日のコンディションで一番楽しめる場所で、というオーダーで、
 風向きや波の具合、季節的な景観の見栄えなどを考え、
 今回は凪の絶好のコンディション。
 やはり黒島の洞窟巡りだろうということで決定。
 
 黒島には数百の洞窟があって、縫うように進んでいき、
 迷ってみるのも面白いフィールドです。

 洞窟ひとつひとつに威厳があるのは、4億年もの年月を経た地層だから。
 海蝕洞っていうのは、数千万年レベルではまだまだ青二才で、
 やはり億年くらい経ないと神々しさが出ないようです。
 人間の時間スケールを遥かに越えた、
 地球規模の、惑星規模の営み。
 いわゆるひとつのプラネット感覚。

 目先の事象に忙殺される日々を抜け出し、
 悠久の時間スケールを迷ってみる黒島ツアー、
 リクエスト次第でいつでもやっていますので、
 興味のある方はどうぞ。
 http://homepage3.nifty.com/creole/kuroshimatour.html

 また、今回のお客様のように、半オーダーメイドツアー的に、
 風向きや波の具合、季節的な景観の見栄えなどを考え、
 その日のコンディションで一番楽しめる場所のツアーを
 組む事も可能ですので、リクエストもご遠慮なく。
 http://www.island-stream.com


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蘇洞門で感じたこと

2014-04-18 11:54:19 | インポート
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 近江八幡桜シリーズの合間に、奥琵琶湖の海津大崎とともに、
 若狭湾・小浜周辺の蘇洞門(そとも)エリアも漕いできました。

 蘇洞門は洞窟、奇壁・奇岩、滝・・・と、
 断崖絶壁海岸のおいしい見所を凝縮したような景勝地で、
 そともめぐりの観光遊覧船なども出ていますが、
 やはりこういう場所こそシーカヤックがいいんですね。
 小さい洞窟や細い水路もガンガン進むことができて、
 ほんとに楽しいゾーンです。

 楽しみつつ、やはり悠久の時間スケールで作り上げられた、
 景観の厳かさ、神々しさ。
 大自然のエネルギーに圧倒され、頭を垂れずにはいられなくなるわけですが、
 そこに立ち並ぶ原子力発電所。

 ここは原発銀座のエリアでもあり、
 自然の凄さに圧倒されつつ漕いでいると、
 ふと原発の建屋などが目に入ります。

 海上から見る原発ってのは、大自然のものとはまた違う、
 妙な神秘性があるんですね。
 不気味な厳かさ、アンタッチャブルさとでもいうか。
 一番上の写真は、洞窟の奥から見える大飯原発なのですが、
 大自然の神秘性と、原発の不気味さ。
 その両者が自分の中でクロスするような感覚に、
 すごく違和感を覚えましたね。

 ほんとはつべこべ言わずに大自然の営みの凄さを、
 ただただ味わえればそれでいいわけなのですが、
 そうはいかないのが現在という時代。
 そのおかしさを改めて想います。

 現代社会の便利さの影には、裏には、色んな矛盾点が隠されているわけですが、
 環境破壊や乱開発、ゴミ問題や汚染等々、
 アウトドア活動をやっていると、時としてそれを露わに見てしまう事がある。
 その時の違和感を「慣れっこ」にならず、
 いつでもきちんと違和感として感じる感性だけは失いたくないものです。


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海津大崎の桜カヤッキング

2014-04-18 10:54:57 | インポート
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 先日の近江八幡桜シリーズの合間に、
 奥琵琶湖の海津大崎を漕いできました。
 
 ここは何年ぶりだろう。
 湖岸から眺める桜のよさはじゅうじゅう分かっていましたが、
 あまりにも人が多いので避けていたわけですね。
 でも平日はいいですね。
 
 ここは迷路をゆくような近江八幡の水郷あたりとは違って、
 だだっぴろく桜の範囲も長大なので、
 ちょこちょこのんびりと漕ぐより、
 本格的なシーカヤックで、
 20キロくらいの距離を漕いで周遊すると、
 穴場や隠れ家的なスポットを発見できて、
 すごくいいデイトリップが味わえるフィールドだと、
 改めて思いました。

 漕ぐ力があったほうが、広いエリアを立体的に捉える事ができるし、
 また風が出てきたら、海のように波も立つしね。


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春の美の内側の中心をゆく

2014-04-18 10:03:50 | インポート
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 近江八幡の桜シリーズも終え、先日湯浅に帰って来ました。
 先週末からちょうど桜吹雪、桜じゅうたん状態で、
 その中を進みゆく、ぼくたちのカヤック。

 水辺には桜だけではなく、菜の花や春の草花たち。
 ヨシ群落の合間でバシャバシャ魚体を翻すコイの産卵。
 ウシガエルの鳴き声。
 鳥たちのさえずり。
 動植物、生きとし生けるもの全ての胎動が、
 すがすがしく感じられる季節。

 こんな一見何気ない、だけどすごく味わい深い、
 自然の営みの懐に深く入ってゆけるところが、
 カヤックの何よりのよさですね。

 まさに春の美の内側の中心を進みゆくというニュアンスで
 すごく風情がありました。


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ツアーやイベントの予定

2014-04-11 14:08:51 | インポート
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 アイランドストリームでは定番の湯浅湾ツアー以外にも、
 今のところ、下記のようなツアーやイベントの予定を組んでいます。
 近江八幡の水郷ツアーまっただ中ですが、直前飛び込み予約も可能です。
 下記日程以外は、いつもの湯浅湾ツアーを楽しみいただいております。

☆【4月11日(金)、4月12日(土)、4月13日(日)、
 4月14日(月)、 4月15日(火)の各日  近江八幡水郷桜花見ツアー】
 岸辺の桜と春のうららかな風情を楽しみながら、ヨシ原の迷路を縫って進みます。  
 スキルレベルを問わず、のんびり楽しめる人気のツアーです。
 http://homepage3.nifty.com/creole/suigoutour.htm

☆【4月21日(月)シーカヤック&ビーチヨガツアー】 
 大自然との一体感の心地よさを、皆さんとともに、楽しく
  http://homepage3.nifty.com/creole/kayakyoga.html

☆【4月22日(火)日高川ツアー】
 心地よい春の川のせせらぎとひとつになって下ってゆく快感。  
 http://homepage3.nifty.com/creole/hidakagawa.htm

☆【4月25日(金)産湯海岸ツアー】
 中紀の名フィールド・南国の気配も漂う産湯海岸の穴場を巡ります。  
 http://homepage3.nifty.com/creole/ubuyutour.htm

☆【5月13日(火)~14日(水)みなべ海岸キャンプツアー】
 ウミガメも寄りくる海岸から神の住む無人島へ。  
 夜は野趣あふれる海岸線でキャンプします  
 http://homepage3.nifty.com/creole/campminabe.html

☆【5月21日(水)~22日(木)湯浅湾キャンプツアー】
 湯浅湾の中でもツアーではあまり行けない穴場を巡り、  
 夜は美しい浜辺でキャンプします。  
 http://homepage3.nifty.com/creole/yabitsucamp.html

☆【5月29日(木)シーカヤック&ビーチフラツアー】
 カヤックツーリングの後、ビーチフラを楽しみます。
 http://homepage3.nifty.com/creole/kayakhula.html

☆【6月3日(火)~5日(木)シーカヤック海旅塾】
 海の上から日本を知り、サヴァイブする力を養う渚の講座です。  
 http://homepage3.nifty.com/creole/umitabijuku.html

☆【6月10日(火)湯浅湾一周35キロツアー】
 関西の一級シーカヤックフィールド・
 湯浅湾をぐるりと周るチャレンジツアー
 http://homepage3.nifty.com/creole/yuasaisshu.html

☆【6月14日(土)~15日(日) カヤック試乗会】
 14日=フォールディングカヤック試乗会
 15日=フィッシングカヤック試乗会
 http://homepage3.nifty.com/creole/shijou.html


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春の湯浅湾ツアー

2014-04-11 13:35:50 | インポート
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 またまたブログ更新遠ざかってましたね。
 スリランカから帰国後、
 雑用が多くてそれどころじゃなかったのですが、今後またガンガン投稿します。
 スリランカ・カヤックトリップの話は時間のある時にだーっとアップしたいと思います。ひとまずスリランカの記事は次号「Kayak」誌に書きましたが、「Kayak」誌は当店にもございますので、購入したい方はご連絡ください(税込¥860。郵送希望の方はプラス送料)。4月末に発売です。

 さてさて、ここのところは湯浅湾でのシーカヤック&桜花見ツアーを、
 連日催行していました。
 海外から帰って来ると、日本の春の海は情感があっていいな、といつも思うのですが、
 特に西向きに海が開けた湯浅湾では、午後の西日が海面を反射してキラキラ光り、
 のったりと全身を包み込むような春特有のうねりと相まって、
 本当に美しい光景が展開されます。

 黒潮の香をほのかに漂わせた磯の香り、
 ぼやけた水平線に並ぶ無人島群のたたずまい、
 凪の海の風の心地よさ、
 なにか気品のようなものを感じさせる湯浅湾独特の春の海。
 やっぱりいいもんだなあ、こういう空気感は日本独特だなあ、
 と改めて思いました。


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