毎日新聞の連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、今回は年末にリリースした拙著「インスピレーションは波間から」についての、2回目の記事です。よろしければご覧ください。
来たる4月26日(日)、アースデイ和歌山2020を開催します。
当店および目の前の栖原海岸が会場となります。
テーマは「海ゴミ問題」についてです。
「マイクロプラスチック問題」「太平洋ゴミベルト」などに象徴されるように、
今や海洋ゴミの問題は、地球温暖化と並んで、
地球環境問題の大きなトピックとされています。
実際ぼくらがカヤックやSUPを楽しむ海辺でも、
多くのプラスチックゴミが漂着している姿を目の当たりにします。
今回のアースデイイベントは、そんな海ゴミ問題に対して、生活者の立場から考え、
アクションを起こそうというところから立ちあがったものです。
具体的に言いますと、和歌山の友が島で定期的にビーチクリーン活動を
行っている、高橋洋平君(米市農園という農園で自然農やカフェをやってる)
という青年がいて、昨年末に知り合い、お互い海のビーチクリーンを
やっているということで意気投合し、今回の開催となりました。
彼が立ち上げたWBC(わかやまビーチクリーン/ワールドビーチクリーン)という
グループとの共同開催、というかみんなで一緒に作り上げていくものになります。
もちろん固いイベントではなく、
ビーチクリーン、カヤック&SUP体験、マルシェ、音楽ライヴなどを楽しみ、
参加者同士が有意義に交流できるイベントを目指しています。
なお、ビーチクリーンの参加者、カヤック&SUP体験のボランティア、
マルシェの出店者を募集しています。
募集要項は下記サイトをご覧下さい。
http://islandstream.la.coocan.jp/earthday2020.html
またフェイスブックのイベントページはこちら
https://www.facebook.com/events/978081765892461/
毎年開催しています近江八幡桜花見ツアーは、
今年は4月4日(土)、5日(日)、6日(月)、7日(火)、8日(水)
の各日程で開催します。
近江八幡市街地すぐの場所にありながら、
一歩水の上に浮かぶやいなや、別世界へとワープ。
黄金色に染まったヨシと青い空、流れる白い雲。
風にいっせいになびくヨシ原の乾いた音。
水鳥の鳴き声、周りを囲むなだらかで小高い山。
そして岸辺に咲く春の草花とともに、
水路にしなだれかかるような桜並木。
春のうららかさに包まれた迷路のような水路を迷いながら進んで行く、
カヤックならではのお花見をたっぷり楽しみます。
個人的にも、このツアーをやらなきゃ春になった気分がしないという、
大切にしているツアーです。
予約受付中、詳細は下記ページをご覧下さい。
http://islandstream.la.coocan.jp/suigoutour.htm
毎年3.11前後の土日に開催している「高野山町石道ピーストレッキング」、今年は3月8日(日)に開催します。
東日本大震災の犠牲者への哀悼や復興への祈りを込めて、祈りの聖地である高野山の参詣道を歩こうと、2012年から始めたこのイベント。はや9回目になります。
特別何をするわけでもなく、ただシンプルに世界遺産でのトレッキングを楽しむ形式ですが、歩きながら自分自身と向き合うひととき、震災について、その後の日本社会について、原発について、地球温暖化問題について、そしてこれからの自然や地球との向き合い方などについて、考えてみようというのがテーマです。
忙しい日常、なかなかそういうトピックを改まって考えることもないでしょうから、たまにはそういう機会をもってみるのもいいのではないでしょうか。誰でも参加OKですので興味のある人はどうぞ。
http://islandstream.la.coocan.jp/kouyasan.html
今日は今年の初漕ぎ。
今年も紀伊半島の自然の奥深い魅力を、体験を通していろんな人に実感していただく活動をしていきたいと思います。
21世紀も5分の1が過ぎたこの時代、実体経済を離れた金融資本主義が極まり、また日本では既得権益者が勝手放題しまくって社会全体のポテンシャルがダウンしている生きにくい世の中ですが、やはりそれはそれとして、そんなものにまったく左右されない豊かな自分の側面を再発見できるのもまた、自然の中に身一つで参入するアウトドアアクティビティのよさだと思います。個人的にも、そこを基点に色んなことをやっていきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。