プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

南紀・嶽ノ森山トレッキング

2017-01-23 21:40:05 | 紀伊半島

 昨日は南紀・古座川沿いにある嶽ノ森山にトレッキング。

 本州最南端にある山ですが、
 コケむした岩々、ナメトコ谷、黒潮に育まれた深い森、
 所々いきなり出てくる奇岩、巨石、
 切り立った頂上とそこからのダイナミックな眺望、

 すべてが絵になる景観を誇っています。

 登山口は古座川の有名な「一枚岩」のある場所になりますが、
 ここらあたりは1500万年位前に火山が噴火してマントルが露出し、
 それが長年風に吹きさらされてできた、奇妙な形の巨岩があちこちにあります。

 古代はきっと、信仰の対象になっていたんでしょうね。

 高速道路が串本近くまで延びたことにより、京阪神からも日帰りで行けるようになりました。
 ここも当店アイランドストリームでツアー可能です。
 詳細は下記サイトにて。
 http://islandstream.la.coocan.jp/dakenomori.html

 


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瀬戸内伝統航海協会

2017-01-23 12:37:51 | 紀伊半島

瀬戸内カヤック横断隊の仲間たちが「瀬戸内伝統航海協会」を立ち上げた。
瀬戸内海の先人たちの知恵と技術の結晶である伝統船「打瀬船(うたせぶね)」を復活建造し、日本一周やハワイへの航海などを通じて、優れた航海術を再発見、未来世代に伝承していくプロジェクトです。
 今の時代にきわめて大切なスピリットが込められたプロジェクト。
 皆さん、ぜひ応援を。
 (ウェブサイトはこちら http://www.setoden.net/

 大きな海世界の視点から見ると、日本/ヤポネシアは太平洋のファーウェストに位置します。太平洋はpacific oceanですが、pacific/pacifismとは本来、平和主義、非戦主義を意味する言葉です。ですが言葉の意に反して、太平洋は20世紀の負の側面が塗り込められた場でもありました。植民地支配、太平洋戦争、水爆実験、気候変動による島々の水没、太平洋ゴミベルト(海流により日本列島の四倍もの面積のゴミが流れ着いた場所)、そしてフクイチから毎日垂れ流される放射能・・・・。

 それでも今なお太平洋は美しい。
 それはこの海の圧倒的なスケールの厳しさと優しさを備えた包容力にほかならないのですが、21世紀も5分の1近く経過した今、もうそろそろ人類はこの海この環境との新たなる付き合い方を探っていかなければならない。そして言葉の本来的な意味でのpacifismを実現していかなければならない。そうじゃないと間違いなく破滅の道に進むだろう。

 そんな中、たとえばハワイではそういうスピリットをもってホクレア号の復元・航海がなされてきたわけだけど、この瀬戸内伝統航海協会は同じ魂の系譜・流れとして立ち上がったものだと感じます。
 この内向きで閉塞した現代日本に、とても重要な意義のある活動です。
 ぜひ応援を。

 ぼくもできる限り応援しつつ、ぼくはぼくでこのスピリットの系譜でできることをやりたいと思います。


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真妻山トレッキング

2017-01-23 11:56:57 | 紀伊半島

 先日、中紀日高川町にある真妻山(523.4m)へトレッキング。

 日高富士と呼ばれ、山頂の開けた見晴らし、道中の深い木々、
 所々点在する滝が美しい山です。
 京阪神から日帰りできる、当店でもおすすめスポットのひとつ。

 ちょうどよい高さと距離、きつすぎず、
 かといってしっかり歩いた、いい運動になった感が味わえる、
 いいコースです。

 中紀独特の自然の鼓動が味わえる、ほんといい山だよ。

 もちろんトレッキングツアーも開催しています。
 http://islandstream.la.coocan.jp/mazuma.html


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映画上映会&お話し会

2017-01-08 13:30:02 | 紀伊半島

 来たる1月28日(土)、映画上映とお話し会を通じて、暮らしの身近なところから環境問題の大きなトピックのひとつ「大量消費や大量廃棄の問題」について考えるイベントを開催します。

まず15:00からは映画上映会。「0(ゼロ)円キッチン」という邦題の映画です。「捨てられてしまう食材を救い出し、おいしい料理に変身させよう!」と考えた食材救出人のダーヴィド。植物油で走れるように自ら改造した車に、ゴミ箱でつくった特製キッチンを取り付け、ヨーロッパ5カ国の旅へ出発。使った廃油 684.5リットル。 走行距離 5079km。 救出した食材690kg。 「食糧危機」を吹き飛ばすエンターテイメント・ロードムービー、必見です。

そして映画終了後、天ぷらカー(廃油カー)の改造業務を手がけている、またそれに乗って東北や熊本の震災復興ボランティア活動をされている和歌山・海南市在住の岩本拓也さんにお話を伺います。

イベントの詳細や映画の予告編などはこちらをご覧ください。
http://islandstream.la.coocan.jp/zeroenn.html

なお、このイベントは当店が定期的に行っている、田辺湾神島の海ゴミ調査&クリーンアップ活動ともリンクしています。


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珠玉の低山、小トリップ

2017-01-08 13:09:03 | 紀伊半島

 今日は久々に南紀の奇絶峡~高尾山(600mくらい)に登った。やっぱり和歌山の低山もいい。小セッションって感じの日帰りトリップも、海、山、川問わず好きだ。

 手軽だと言ってもやはり南紀や熊野の自然に入り込むという行為には、どこか遺伝子や細胞の原形質みたいなレベルで気持ちよく、癒やされる何かがある。だから一帯が古来より自然信仰の聖地になっとるわけだけど、その大元、根本を司ってるのは「黒潮のフィーリング」だとぼくは思う。


 まあ、そういうのは車でささーっと乗り付けて神社仏閣をお参りするだけでは絶対にわからない、全身を使ったアクティヴィティに興じることによって初めてわかるものだけれど、そういう意味でもその取っかかりとしてこういう低山のトレッキングはいいな、おすすめしたいなと思う。

 もちろんこの山も、当店ではトレッキングツアーとしてご案内することが可能です。
 詳細は http://islandstream.la.coocan.jp/kizetsu.html


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今年もよろしくお願いします

2017-01-07 20:28:44 | 紀伊半島

 皆さん、少々遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。

 今年の抱負、といいますか別に今年に限ったことではないですが、
 この素晴らしい海、山、川の自然を、
 いかにして最良の形で皆さんに味わい、楽しんでいただけるか、
 アウトドア遊びを通じて新しい発見をしていただけるか・・・
 そのことに全力を尽くしたいと思います。

 とくにここ和歌山は「高野、熊野」といった自然信仰の聖地を擁する地だけあって、海、山、川それぞれに独特の神々しさや趣をたたえています。
 その中でも、なぜ当店アイランドストリームが中紀・湯浅の地をベースとしているのかといいますと、ここがちょうど南紀や熊野と言った自然エリアと京阪神の都市部を結ぶ中間点であるからです。ここを起点としてさらに南やあるいは山の方に向かう、ちょうどハブ空港的な場所が湯浅なのです。

 目の前には湯浅湾が広がっています。
 南北10キロ、東西10キロ、紀伊水道に面してカタカナのコの字型に広がった湯浅湾には無人島が5つあり、また知床のような北方系を思わせるやびつ海岸や、真っ白な石灰岩が異彩を放ちそびえる白崎海岸、4億年前の地層で100以上の洞窟がある黒島などなど、シーカヤックで巡るのにふさわしい秘境めいたスポットがたくさん隠されています(上記写真は全部、湯浅湾のシーカヤックスポット)。

 ここをホームグランドとしてシーカヤックの腕を上げ、さらに南紀や熊野といったダイナミックなフィールドに漕ぎ出でるというのはひとつのシーカヤック上達の登竜門だと言えましょう。ちなみにうちが長年シーカヤックにこだわっているのは、色んな自然のアクティヴィティがあれど、シーカヤックほど自然・野生の懐にどっぷり浸ることのできるものはないなと実感しているからなのですが、他にもSUP、ウィンドサーフィン、サーフィン、シュノーケリング、またトレッキングやトレラン、ボルダリング、自転車などなど、どのアウトドア遊びに興じても素晴らしく楽しめるフィールドがこの紀伊半島には広がっています。

 紀伊半島は、世界屈指の、アウトドアフィールドなのです。

 ですがまだまだ世の中にそれが浸透しきっていない。
 宝の持ち腐れ状態が続いているというわけですが、
 だからこそそれほど人でごった返さない今のうちに、
 その価値に気づいた皆さんに楽しんでいただきたいと思っているのです。

 はっきり言いまして
 セレブでもないごく一般的な関西人が、お金には換えがたいリッチな価値を日頃味わい、幸せな人生を送るには、「紀伊半島でアウトドア遊びに興じる日常」というスタイルが、最も近道のひとつであると言い切ってしまってもそれほど大げさではないと、思っています。

 人生楽しく、有意義に生きていきたい。
 そう誰もが思っているもの。
 アイランドストリームはアウトドア遊びの見地からそのお手伝いをいたします。
 皆様、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。 


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