黒島ツアーで出艇場所としてよく使う海岸に夏前くらいからカヤック禁止のプレートが貼られている。ここは夏場にサーマルの南風が吹くと強めの出し風になるので、よく釣りのカヤックやサップが帰ってこれなくなって渡船屋に助けてもらったり、てことがちょくちょくあるようでそれが原因になってるんだろうと察するが、勘弁して欲しい。
己でカヤックやサップで海に出るなら風のこと、波のことをよく知り、しっかり漕げるようになり、漁師に感心されるくらいにならなきゃあかんだろ、と思うが残念ながらその考えは少数派であり、ゆえにこんな感じで全国的にカヤック禁止のプレートが貼られる場所が増えている。
まあ漁師も漁師で偏狭な人も多いがゆえの日本的といえば日本的な現象だけど、こういうのがより良い自然カルチャーの発展を阻害する要因であることは間違いなく、淀んだ気持ちになる。
自然カルチャーほど創造的な未来を描ける分野は、今の日本に他にあんまりないのだから。
ぼくがこのブログを読んでいる方々にお願いしたいのは、好むと好まざるとに関わらずガイドなしで海に出る場合、あなたはカヤッカーの代表として他者から見られるわけで、だからこそカヤッカーとしての内実を磨いて頂いたいということです。
いやいや、私など初心者で、カヤッカーの代表だなんて滅相もない、とおっしゃるかもしれませんが、遠目からみたら同じなんですよ、全てのカヤッカーが。