プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

春の芽吹き

2006-01-30 01:50:31 | インポート

   歌う魚 650the_singing_fish_2

 さて、もうすぐ2月ですが、2月・3月は「春の芽吹き発見ツアー」と題して、湯浅湾での通常のツアーを行っていきます。好天の条件さえ整えば、太陽光線や潮風のにおいなど微細なところに春の味わいを感じることのできる季節、とくに夕凪の時間がとろとろと流れてゆく海上でたたずむひとときは至福です。予約受付中。

 また4月、5月の連休の予約も受付中です。直前になると混雑が予想されますのでぜひお早めにどうぞ。


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春の凪

2006-01-28 08:53:19 | インポート

 ここんところ4,5日、凪の海が続いている。この時期の晴天の凪の場合、もうすっかり春のたたずまいだ。ウェアを着込んでいると、寒さを感じることもなく、ポカポカして極楽気分のシーカヤッキングとなる。

 これは別に特別なわけでもなく、この時期はこんなものだ。これからさらに徐々に季節が上がっていく。

 一足も二足も早い海辺の春の空気はなんとも悩ましくぼくらを旅情にさそう。


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アウトリガーカヌー

2006-01-23 20:00:10 | インポート

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 こんにちは。ハワイから帰ってきました。それにしても日本は寒いですね。ハワイは、甘やかな熱気と人々の楽天性とノリのよさと車の運転の礼儀正しさと植物の生え方などがいいと思いました。それからアウトリガーカヌーとカイトサーフィンが人気で、改めて両者の魅力を感じました。

 写真はアウトリガーカヌーサーフィンの光景。


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留守

2006-01-18 11:06:23 | インポート

 今日から数日間、ハワイにいきますので、必然的にアイランドストリームも数日間留守ということになります。ご了承ください。

 今回は普通の旅行ですが、将来アイランドストリームの仕事につながっていくヒントになるものも発見できたらな、と考えています。


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海の国

2006-01-17 22:50:52 | インポート

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 日本人の自然観とはチマチマした箱庭趣味的なものとして捉えられがちですが、海という観点から捉えると、それはガラっと変わります。

 日本の海岸線の総延長距離は3万5262キロあり地球一周分に相当する。また一千平方キロあたりの海岸線を他国と比較すると、アメリカ15.2キロ、イタリア16.8キロ、イギリス36.4キロに対して日本は89.6キロありこれはデンマークの150キロについで世界第二位の数字なわけで、これを見ただけでも日本はスケールの大きな海の国だと証明されます。

 そして日本列島をすっぽり覆う海流「黒潮」は、アマゾン川の500倍の流量を誇る、いわば世界最大級の大河だといえます。

 「日本は閉ざされた狭い島国だ」という固定観念がありますが、いにしえの昔には陸より海のほうが遥かに移動に向いていて、そいつに囲まれた日本の沿岸部は、全国、そして大陸諸国とさかんに交易を行ったオープンな場所でもありました(考えてみると大昔は今のような道はないし、車もない、モノを運んで移動するのは非常に難しい。しかし船ならば、相当重いものでも楽々と運ぶことができる。)。海は人と人を隔てるのではなく、実は、結ぶ所であるのです。

 あるツールを介すると、そのことがよく分かります。

 そこに着眼するのがこれからの時代、大事なことやと思います。


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中止

2006-01-13 22:34:00 | インポート

 こんにちは。

 先日このブログやHPでお伝えした明日1月14日のシーカヤックマラソンは荒天のため中止になりました。低気圧が最接近するため、強風、突風、大雨、落雷の危険性があります。

 参加される方、プラっと寄ってみようかと思ってらした方、申し訳ございませんでした。


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春の芽吹き2

2006-01-09 19:06:14 | インポート

 昨日、ナイトカヤッキングしようか否か迷っていたが、結局面倒くさくなってやめた。で、そのときの心の動きを思い起こすと、どうも保守的な感じのする面倒くさがり様だったので、これはあんまりよくない精神モードに入ってきてるな、少々修正する必要があるな、と反省。

 別に取り立ててする必要ないことなどしなくてもいいのだけれど、ソウルの深いところが求める好奇心よりも、ハートの表層部分の打算やめんどくさがりが上回ってくると、それがいろんな小さな行動に積み重なりってきて、心身に脂肪がたまり、やがてオッサン化する。他人の目はごまかせても、自分の目はごまかせない。いわば自分の中のロックンロールの部分はいつまでもギザギザさせておかなければならない、と我に返ったのだった。

 己の中に宿る永遠のマイルス・デイビスやジミ・ヘンドリクスや矢沢永吉やピカソやボブ・マーレイや岡本太郎は、大切にしなければならない。

 今日は穏やかな小春日和だった。空気の質感や色彩など微細なところに春の気配すら感じられた。特に夕暮れの、時の流れが止まったような時間帯。その、ゆるゆると過ぎてゆく穏やかな凪の海上には、シーカヤッカーにしか味わうことのできない極上の春の萌芽が高級感をともなって、香り漂っていた。


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interplanetary music

2006-01-08 21:26:16 | インポート

 昨日今日と、星がとてもたくさん見える。田舎で空気が澄んでいるからか、虫眼鏡でしか見えない細かいちりのような星くずまで、暗く広がる空間一面にちりばめられている。そしてぼやーっと、とこまでも伸びてゆく海。

 空気がピーンと張り詰めていて、美しい。

 さむすぎるけれど、ナイトカヤッキングに出てみようか、迷っているところだ。

 とりあえず、以前書いた星に関するエッセイをひとつ。

 Braque03


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かもめ2

2006-01-07 06:40:52 | インポート

 以前、湯浅のガイドベース目の前の浜に隠れすんでいる一羽の翼の折れた飛べないかもめのことを報告しましたが、その後も元気です。12月の次から次へとやってくる嵐にも耐えたし、肉付きもいいのでどうやらとりあえずは大丈夫そうだ。

Zkamome

こいつがそうである。左の翼が折れている。


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高野山

2006-01-06 07:25:34 | インポート

 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の中のひとつである、「高野山町石道(こうやさんちょういしみち)」を歩いて高野山を目指した。雪で銀色に光る山道を歩くのは幻想的でよかったが、途中で雪が激しくなってきたので迂回し、結局電車とバスを使って到着。

 高野山ではさらに雪が深々と降り積もっていた。

 高野山町石道とは、弘法大師(空海)が816年に高野山を開山した際につけられた参詣道で、紀ノ川沿いの「慈尊院」という寺から始まって弘法大師のスピリットが眠る高野山奥の院まで、約23キロほど歩くことになる山深い道だ。

 道端の109mごとに五輪塔型の石柱が立っていて(そのほとんどが鎌倉時代に立てられたもの)、それを辿っていけば迷わずに高野山にたどり着けるようになっている。

 聖地へは、歩いていくほうが断然面白い。というか実は、歩いている道中に、より充実感を覚えることの方が多い。いうなれば、五感を開放して自然の中を歩く口実として、聖地という目的地はすっごくいい材料なのである、と言えば怒られるだろうか? 

 高野山に到着すると、さすが世界遺産ということだけあってか、外国人がよく目立った。白人系とあわせて中国系の人も多かった。で、日本人の観光客よりも、仏教文化に対する知的好奇心が強いように見受けられた。

埃をかぶっちゃったような古い文化的遺産というのは、その国の人はもとより、外国の人から見て浮上する価値というのも多いのかもしれない。そしてそんな外部からの視点が、新しく命をつないでゆく原動力になったりするのかもしれない。

 外部の人々の豊かなる誤解が新しい風を運んでくる。どんなジャンルにしろ、そういうのはある。だから世界遺産というのはとてもいいと思う。

 Zzqz


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シーカヤックマラソン

2006-01-04 22:09:59 | インポート

 シーカヤックマラソンのお知らせです

日時●1月14日(土)

場所●泉南箱作ぴちぴちビーチ

種目●5キロと10キロの2種目でタイムを競う

集合時間●午前八時半(競技は午前9時半からスタート)

参加費●無料(駐車場\600、保険代\500)

参加資格●誰でもOKだが時期が時期なので、経験者が望ましい。また艇はレンタルできるが、ウェアなどは持参ください。(もし参加されるならば当日2日前までにアイランドストリームあてに電話かメールいただければ幸いです。電話0737-63-3221 メールsunnyrain@nifty.com)

主催●せんなん里海公園協会が主宰する「海に吼える」と題するイベントプログラムの一部として、潮騒クラブおよび浪速レンジャーズというアマチュアクラブが主催するカヤックマラソン。

 ということですが、レースの後などに浜に並べた艇に体験試乗してもらっても結構ですし(無料)、またほかに色んな催しものがあるようなので、もしお暇ならばプラっと休日の気晴らしがてらにでも、ぜひのぞきにきてください。

 なおぼくもレースの手伝いに参加しています。もしプラッとこられた方でシーカヤックに乗ってみたい方は、周りのスタッフに「アイランドストリームの平田さんいますか」と呼んでいただいて、「このブログみました」とお伝えいただければ、漕ぎ方などをレクチャーさせていただきますので(もちろんこの日は無料)、遠慮なく気軽にお声がけくださいませ。

 シーカヤックに興味があるけれど、まずちょっとどんなものか軽く見てみたい、試してみたいという方にとって、ちょうどよい機会ではないでしょうか? その他、ご質問等ございましたら上記の私の連絡先にお問い合わせくださいませ。


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初詣

2006-01-03 22:42:23 | インポート

 昨日は奈良の信貴山へ初詣に行った。もともとは聖徳太子ゆかりの由緒正しい山寺(朝護孫寺)だけど、周囲一帯は現在、現世ご利益のテーマパークみたいになっていて、「ここを歩けば四国88ケ所巡りするのと同じ功徳があります」といわれる小道とか、20メートルくらいある巨大な地蔵菩薩とか、樹齢1500年の巨木とか、「これを回すと仏教のすべての経典を読破したのと同じ功徳があります」という木壇が収まるお堂とか、笛を吹きながら馬にまたがる聖徳太子像とか・・・・・、縄文系弥生系インド系中国系、もうありとあらゆる神々や仏様がこれでもかというほどあちらこちらギンギラに鎮座していて、それぞれが商売繁盛やら家内安全やらの現世ご利益的守護パワーを高らかに謳っている。特に印象深いなと思ったのは「金集弁財天」さんと「融通さん」(金を融通してくれる神様)、それから「一億円」と書かれた板をくわえた虎の石像などだ。

 信条・テーマが非常に、分かりやすい。

 ごちゃごちゃしまくってて、なんかもう無茶苦茶なんだけど、不思議に下卑た感じがしない。あまりにも分かり易すぎてあっぱれだ、すがすがしいという意味もあるけれど、それ以上に、山そのものに高貴な品格があるようにすら感じられる。その自然のスピリットが、聖も俗もあわせ呑んで、神も仏も人間もすべて包み込んでいるといったニュアンス(これがもし山ではなく街中にあるとすればもうとてつもなくいやらしく下卑た最低の場所になっているだろう)。

 自然の持つ懐深さ、バランス感覚という意味で日本的な混交性、重層性、現実肯定観が出た面白い場所だなと思うんだけど、まじめなクリスチャンとかイスラム教徒が見たら、もう卒倒するだろうなと思われる。

 信貴山、なかなかファンキーな聖地だ。付け加えておくと、ここから見渡す奈良盆地の夜景は、聖も俗も関係なく、すばらしい。


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新年

2006-01-01 01:45:31 | インポート

 あけましておめでとうございます。今年もみなさん身体には十分気をつけて、充実した一年にしましょう。

 一年の計は元旦にあり、ということで、何か特別な抱負などがあるかなあと考えていましたが、別に目新しいことは思い浮かばないようでした。そういう抱負やテーマめいたことは今日に始まったことではなく、ここ数年いろいろ考え続けてきたわけで、今年はそれらをひとつずつより具現化してゆく年にしたいと思います。


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