(隣のキャビンにはGreat Northern Railway のロゴ)
釣り場を探してCraigより下流まで行ったが、目指す場所にはすでに数名の釣り人が入っていたので、別の場所を探す。川の側に白頭ワシが居るのが見えた。
車を止めると、なんだか、ぬいぐるみの様にかわいいウサギがいたが、その先には、車にひかれてしまったウサギもいて、なんだか可哀想だった。
結局、初日に釣り始めたエントリーポイントでライズしていたのでそこで釣りをすることにした。
トライコへのライズを狙うが、なかなか毛鉤に出ない。ガイドにもらったトライコのフライに変えたらすぐに釣れた。50cm近いレインボーなのにジャンプまでした。後ろで見ていた釣り人が、「トライコ?」と聞いてきた。「yeah トライコ!」。
カディスへのライズに変わったようなので毛鉤を変えると、二度ほど毛鉤に出たが、すぐにばれてしまった。かなり風が強くなってきたので、午前の釣りはお仕舞いにした。
ロッジに戻る途中、Wolf Creekの駅跡に寄ったが、駅跡も、Frenchmanも実はロッジからはそれほど離れているわけではないので、歩いてもすぐにいける程度なのだが何かと車移動が身についてしまっている気がした。
すでに廃線になって10年以上が経つのに、今にも列車がやってきそうな雰囲気のGreat Northern Railway 。「A River Runs Through It」の原作通りなら、今から80年ほど前、この駅にあの厄介者のニールがテニスプレーヤーのような出で立ちで降りてくるのをジェシーの家族が出迎え、その後ろで怪訝な顔で見ているノーマンがここにいたのだ。。。などと、改めて思うと、なんだかちょっとした興奮を覚える。
ランチはFrenchmanでBLT(ベーコン(bacon)、レタス(lettuce)、トマト(tomato))を注文したが、軽めの食事でちょうどいい。改めてこの店の中をよく見ると、古い写真などが飾ってあり、なんとも興味深い、いい感じの店だ。
明日は帰る日、夜が明けるずっと前にここを発たなければいけないので、釣りはイブニングの釣りが最後だ。イブニングの時間までロッジに戻ってちょっと休んでいたが、なんだか空模様が怪しい。雷がなり、雨が降り出した。
イブニングの釣りは無理かもしれないとちょっと昼寝をすると、天気はすっかり回復し晴れてきた。そうなれば、最後のイブニングの釣りだ。途中、OX BOW RANCHで、草原の写真を撮っていつものダム下に行くと、まだちょっと時間が早いようでライズはない。
東海岸からきたという陽気な家族がやってきて餌釣りを始めた。
(お母さんがとにかく愛想が良かった)
(オスプレー:ミサゴの巣)
その家族達が釣りをあきらめた頃、カディスが飛びはじめ、ドライフライでの釣りが始まる。
水面下が良く見えるところでライズしているレインボーをよく見ると、水面に落ちたカディスよりも、すっかり水になじんだカディスを食べているように見える。やはりスペンドタイプが有効な様だ。しかし、今夜は不調、最後のスペンドタイプの毛鉤を大きなレインボーにもって行かれてしまった。
夕闇が迫る川で老人が釣りをしていたのが印象深い。
閉店間際のFrenchmanでサラダとポテトだけの夕食をとった。
睡眠時間は、わずかしかとれないが。。
7/21
朝?いや夜中の2時過ぎに起きて、3時にはWolf Creekを出発した。
Helenaの夜景がやけに綺麗に見え、途中軽い休憩をとり、朝6時には、Bozemanの空港に到着。
レンタカーを返して、と言っても走行距離を記入してキーと一緒に、キーボックスに投げ込むだけのこと。Bozeman空港のチェックは厳しく、胸ポケットの中に、あめ玉の空き袋が入っていただけでNGになり、ポケットの中を全部出して再チェックとなった。
プロペラ機に乗り込み、ひとときの眠りの中、2時間のフライトだが、1時間の時差があるためSeattle到着は8時と言うことになる。Seattle発は14時、6時間もあるのでSeattleのダウンタウンに繰り出すことになる。空港からの脚はSound Transit Light Rail、30分ほどで終点のダウンタウンに到着する。
まずはマーケットで食べ歩き、クラブカニ、エビ、ぶりは久しぶりの海鮮もので腸にしみこむ美味さで、続けてカキも食べた。新鮮な海の幸は、やっぱり最高だ。
当初の予定では、ダウンタウンからちょっと北に歩きパタゴニアを見て昼食の予定だったが、先に昼食をとってしまおうとの提案に賛同し、シーサイドに移動したが、これが失敗の元。もともと昼食はここのレストランでと調べておいたが、時間が早すぎて、まだ開いていなかった。しかたなくダウンタウンに戻ってレストランを探したが、良さそうな店は開いていない。
そんな訳で、ちょっとうろうろ状態となってしまった。結局、パタゴニアには行かず、コロンビアを見て、空港に戻って、昼食をとることになった。
そこに加え、空港のレストランの料理が出るのが遅く時間がかかりすぎて、登場案内のアナウンスで呼び出される始末だった。
そんな訳で、空港で買う予定のお土産(チョコレート)は買う時間がほとんど無く駆け足でのSeattleとなった。帰りの飛行機に乗って、一安心、10時間のフライトの末、無事帰国できた。
まあ、なんだかんだで、最後はドタバタとしたけど、楽しい釣り旅だった。
今回のHenrys Forkはあまり良い状況では無かったが、はやりあのすばらしい流れにはまた立ちたいと思う。Yellow Stone公園内の川には、他にも行ってみたい場所が沢山ある。 それにMissouri Riverは、なんと言っても今回知ってしまったまた、必ず訪れたい川の1つに大きく加わった。
今度は、もう少し余裕を持って、かつてノーマンとポールが2人で通った道、Rogers Passを超えてBlackfoot Riverの流れも見てみたい、ものだ。
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