(イエローストーン公園の中を流れるファイアーホールリバー、林間を流れる川は美しい)
ウェストイエローストーンにある、芦沢氏が生前使っていたハットが飾ってあるショップ(Bob Jacklin's Fly Shop) で、公園内のライセンスを購入したが、この店には他にも名を知られたフライフィッシャー達の使っていた帽子が沢山飾られていて、その中に日本人である、芦澤氏の帽子がある事が、なんだか誇らしかった。
(店内には名を知られたフライフィッシャーの帽子がずらりと並ぶ)
ウェストイエローストーンのゲートからイエローストーン公園内に入った。
まずは、マジソンの支流ファイアーホールリバーに到着。バッファローがいるそばの流れでは、ライズが頻繁にあり、早々に30cmほどのレインボー、ブラウンが釣れる。
(川を渡るバッファローが、釣りをするnakajimanさんの後ろを通る、川の横に湧き出る温泉)
観光客も多く、大人しそうなバッファローは、川をのんびり渡って来るが、近づくのは危険だ。
こいつに突進される事故などもあり、注意しないととんでもないことになる。
川のそばに温泉が湧き出ているため、水温が高く、レインボーよりも、ブラウンの生息数が多い。
少し下流に移動して、再び釣りをしたが、30cmほどのブラウンばかりが釣れる。下流の林間の流れは、映画「A River Runs Through It」を思わせる風景であり、ただ釣りもせずにこの景色に浸っていたい気分になる。
実際の映画の撮影は近くにあるギャラティーリバーで行われたのだが、今回は釣りにはならないと言う事で、その地を訪れる事がないのは残念だ。
(ファイアーフォールリバーの滝)
下流に移動する際に、ファイアーホールリバーのフォール(滝:Fall)に立ち寄った。日本語では、同じ様に聞こえるが、川の名前は「穴:Hole」の方である。
マジソンの上流域に車を止めるとプレイリードックが迎えてくれる。早々に川に入ると綺麗な40cmほどのブラウンが釣れた。
(マジソンの上流域の流れ)
(マジソン上流で釣れた40cm弱のブラウン)
さらに下流に移動すると、ハッチの時間も過ぎライズもないため、ウェストイエローストーンの街でピザとパスタで遅い昼食をとり、アイランドパークに戻った。
宿で少し休んだ後に、今日もまた、イブニングタイムの釣りだ。
いつもの駐車場に到着すると、雲行きが怪しい。サンダーストーム、用心のため車のそばでサンダーストームが過ぎ去るのを待った。案の定すぐに嵐がやってきたので、すぐさま車の中に避難しやり過ごしたものの、嵐の後は、気温が下がりハッチも少なく、今日のイブニングタイムは全く良いところが無かった。
(サンダーストームの凄い雲、この後は何も無かった様に晴れたが。。)
ボクは一人、上流側で釣りをしていたが、近くにいた老フライフィッシャーがちょっとした大物を釣り上げたので、帰り際に声をかけた。「ビッグフィッシュを釣ったのかい?」「18インチだったが、それはすばらしいレインボーだったよ。」「そうかい、すばらしいヤツだったのだね、おめでとう!」 「ありがとう!」
はぁぁ、そうかも知れませんね。
そんなに、側で無かったので、声はかけませんでしたがね。
でも、この写真は、この川の特徴が全部入ってるのよ。
釣してる、バッファローがいる、温泉が噴き出してる。
なかなかでしょ。