きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

ヘンリーズフォーク(その7)7/1(木)

2010-07-08 | 釣り

朝はいつものレストランで卵とポテト、ハムにパンとコーヒーと言うオーソドックスな朝食をとった。

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(穏やかな流れのボーンフィッシュフラット上のライズポイント)

きょうも鱒釣り。
今日、2人は、ボーンフィッシュフラットに向かうというので、ボクはその手前にあるライズポイントに向かった。
その場所には、2人のフライフィッシャーがいたが、充分空いていたので、その上流側で釣りをはじめた。
流れを見るとグリーンドレイクという大きめのカゲロウの流下と、イエローサリーと言う水生昆虫の流下もあり、どちらに似せたフライでも釣れそうなきがする。しかし、ここのレインボーは賢い。なかなか毛鉤には反応しない。
それでも、すぐに45cmほどの綺麗なレインボートラウトをヒットさせ、ランディングする事ができた。

070102 (45cmほどの綺麗なレインボー)

今日は調子が良いのか、鱒のご機嫌が良いのか。またすぐに大物がフッキングしたが、ちょっとやり取りした後、すぐにフックが外れてしまった。
少し休んで、再度チェレンジ、今度は、大物がしっかりとフッキングした。
リールの逆転音を響かせそのレインボートラウトは走り回ったが、少し寄ってきたその魚体を見てボクはちょっと緊張した。確実に20インチは越えている。何とかランディングしたい。そんな気持ちが強くなり、少し慎重になりすぎたのが悪かったのか、しばらくやり取りをした後、首を振ったと思った後に、ボクの毛鉤が抜けてしまった。なんてこった。毛鉤を良く見ると、フックが曲がってしまった。首を振った瞬間、フックの刺さりが浅くなり、そこにテンションがかかったため、フックが曲がってしまい抜けてしまったようだ。

070103 (フックが曲がってしまった毛鉤)

ボクは、悔しくて思わず、声が出た。「ちきしょー!」すると、下流で釣りをしていたフライフライフィッシャーが、「Hook Broken?」と聞いて来た。ボク、「Yes」と答えた。
水性昆虫の流下もへり、それに反応していた鱒たちも大人しくなったころ2人の日本人フライフィッシャーがやってきて、ボクの下流側に入った。しかし、ダウンクロスで毛鉤を送り込むので、ちょっと邪魔になる。
しかたない、ちょっと土手に座って休むか、と思いその場をなれ、土手に向かって移動して座ろうと振り返ると、そいつは、ボクのいた所に入っていった。なんだか、急にやる気が失せた。下流に行った2人に合流する事にして下流に向かうと、ちょうど2人がこちらにやってくる。
2人にさっき来た日本人の話をしたら、そんな時は、注意してやらなければ、日本人の評判が悪くってしまうから、だめじゃないかといなされた。そうだ、ここは日本ではない。そんなマナー違反と思われる事には、ちょっと注意を促すのも大事な事だ。

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(風が出てきて穏やかだった流れが波打ってきた)

ライズポイントに戻ってみたが、風も出てきたので、一度引き上げることにした。帰りにマーケットで気になっていた菓子パンを食べてみたが、シナモンと甘みが強すぎた。

イブニングの釣りでは、鱒も学習してしまったのか、毛鉤に食いついてもすぐにはき出すのか、フッキングしなかった。

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(イブニングタイムにウェーダーにまとわりつくカディスの群れ。卵を大量に産み付けられる)

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(ブラウンドレイク:こんなのも流下していた)

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(今日の夕暮れもまた、綺麗だった)

いつもの様に、レストランに遅い晩飯を食べに行くと、「XXXポイントで釣りをしていた日本人を知っているか」と声をかけられた。「いや、ボク達は知らないよ」と答えると、そいつは行ってしまった。
まてよ。もしかして、それは、昼間あった日本人のことじゃないか。やっぱり、奴らはなにかやらかしたようだ。
ボクはあの時、声をかけなかった事を後悔した。他の釣り人に近づき過ぎちゃだめだ。最低でも、1ライン以上、2ライン分、50mは離れて釣りをするのが礼儀ってもんだよと。
明日は最後の釣りだ。

最終日は別の川で釣りをするつもりでいたので、この宿は今夜までしか取ってない。
明日は、宿替え、荷物を整理してから寝た。

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