9/14(日)
大島が近くなりました。船内の明かりが灯きます。乗客は大島>>新島>神津島>式根島>利島ですので多くのお客さんが降りる準備を始めます。岡田港に到着。この夜行(下り)に限り到着港が岡田に固定されています。早朝に港を変更すると送迎が大変なので元町より確実に使える岡田に固定しているようです。
起きて案内所を覗いてみたら利島の欄が就航になっていました。船員さんに聞いたら大丈夫とのこと。これで利島到着が決定です(新島は依然条件付き)。
大島を出るとあと1時間で利島です。昨日買っておいたパンと缶コーヒーで朝飯です。さるびあ丸のデッキは広いので(島に一大事があると避難船になるため)ここで島を眺めながら食べます。島を見ながらの朝食は旨いです。食べていると利島が見えてきました。
「まもなく利島到着」のアナウンスがありましたので荷物を持ってデッキに向かいます。ダイヤ上では利島に10分間停泊しますが、乗降と荷役が終わるとダイヤに関係なくすぐ出航します(昨年確認済み)。早く降りないと船に取り残されます。
宿は集落にある利島館というところです。桟橋まで車で迎えに来てくれました。まずは宿にいらない荷物を降ろします。集落は標高100m付近にあるので、とんでもなく急な坂を車で上ります。これ普通の人間には運転できないですね。
移動地は過去の方の記録から島の東側にあるウスイゴウ園地にしました。ここは東屋があり展望がきくのでV/UHFの運用にはぴったりです。ちなみにウスイゴウとは「朝日の差すところ」という意味なのだそうです。
最高峰宮塚山の頂上にも展望台があるとのことですが、雲がかかりやすい上にこの季節は強烈な藪になっており倒木もあって登れないとのことでした。宮塚山は500mオーバーの標高があり、3エリアも狙えるはずですが残念です。利島はあまり観光に力を入れていないみたいです。だからこそ東京の秘境なんでしょうね。
宿を出発します。勤労福祉会館です。ここにはなんと2レーンだけですが伊豆諸島唯一のボーリング場があります。利島の自慢だそうです。でも信号がないのが利島クオリティ(青ヶ島にはあるらしい)。
集落を離れコンクリート舗装された急な坂(これでも都道228号線)を歩きます。
ウスイゴウ園地に到着。村で公園として整備しており、島で発見された古代の銅鏡を模した池などもあります。ここは標高約250m。崖に突き出す形で東屋があり、比較的快適に運用できます。
50MHzのコールが途切れましたので144MHzにQSY。昨年の式根島では同じリグとアンテナでわずか2局しかQSOできませんでしたが今回はコンスタントに呼ばれます。標高があることと本土に近いことが有利に働いているようです。