JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

50MHzのマナー悪化に苦言

2015-07-12 | シャック便り
この土日久しぶりに腰を落ち着けて50MHzに取り組んでいましたが、マナーが非常に気になる局が何局かいましたので書きたいと思います。


現在CWでのCQはメモリーキーヤーやPCなどで自動的に出し続けているケースが多いと思います。手打ちではないので片手間でもCQを出し続けることができる訳ですが、これを周波数確保のために使っている局がいるようです。

長時間の移動運用では途中で食事やトイレなどでQRXしなければならないケースがあります。その間に周波数を取られてしまわないかとCQを出しっぱなしにしているようなのです。当然他局が呼んでもピックアップされません。なのでクラスタには「bcn?(ビーコンじゃないの?)」というコメントをクラスタにアップしていた方もいました。

またDX用としている50.100~150で国内向けのCQを出す局も後を絶ちません。50.150に近い50.145だから許される、ってものではないでしょう。


こういった方にはこんな考えがあるのではないでしょうか?
・国内QSOでは50.150~180前後が呼ばれやすい
・キープした周波数は死守したい

後者の気持ちは分からないでもないですが、前者は少なくとも夏のEsシーズンでは優位性は全くないはずです。

クラスタが発達している現在では50.250~300であっても不利になることはなく、むしろQRMを避けることができ、周波数も取られにくいので逆に有利ではないでしょうか?現に私も沖縄でQRVするときは高い周波数にすることもありますが、不利だと思ったことは全くありません。

50.150に近い周波数が呼ばれる」というのは四半世紀前の経験則でしかありません。今はしがみつく必要がないと思います。そんな考えで周波数確保のためにCQを出し続けるのは呼んでくれた局に失礼ではないでしょうか?


気持ちは分かります。でも古い考えにしがみついてやってはいけないことをやると評判が落ちてかえって呼ばれなくなりはしませんか?
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開局30周年記念移動運用について

2015-07-11 | シャック便り
今年の年始に「開局30周年の記念移動運用を行います」とお知らせしました。今年も既に半年過ぎましたので今のところの状況をお知らせします。

[日程]
9月の5連休(9/19~23)で予定しています。

[交通機関・宿など]
ほぼ予約を済ませていますが、9/19の伊丹発の飛行機の予約だけがまだ取れていません(帰り便は確保済み)。この日午前中に伊丹を出発する便の多くは事前予約のできるスーパー先特やウルトラ先特の対象外になっており、2ヶ月前でないと予約ができません。7/19に予約を入れるつもりです。

[バンド]
7/18/21MHzになる予定です。


場所は飛行機の予約ができてからお知らせします。よろしくお願いします。
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FT-817向きの海外製リニア

2015-07-09 | シャック便り
東京ハイパワーの倒産によりJAでのリニアアンプの入手が難しくなっています。kWクラスは別にしてFT-817などと合わせることのできるコンパクトな半導体リニアは厳しい状態となっています。ハムフェアなんかでも出物が見つからない状態です。

そんな中でドイツのサイト「WiMo」で面白い商品を発見しました。VUR-30という製品で、最大5Wの入力で144MHzは30W、430MHzは22W出せるそうです。一応SSBにも対応しているようですのでFT-817にぴったりかも知れません。最大消費電流が4Aというのも少なくて有り難いです。


ちなみにお値段は249ユーロ。本日時点で1ユーロ134円ですので3.3万円あまりのお値段です。高いといえば高いのですが、バッテリで動かせそうなので面白いかも知れませんね。
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【予告】 7/18~20福岡県筑前町・長崎県壱岐市ほか移動

2015-07-07 | 移動運用予定
以下の日程で福岡県と長崎県の壱岐から移動運用を行いますのでご案内します。
この予告は現時点での予定であり、変更することがあります。出発前に改めて最終のご案内を致しますのでよろしくお願いします。
 
(1)田川市移動(JCC:4011)
 日時:7/18(土)10:30~12:45頃
 場所:田川市内からQRVの予定です。
 バンド:18/21/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMはリクエストがあればQRV
  
(2)長崎県壱岐市[壱岐]移動(JCC:4210 JIA:42-155)
 日時:7/19(日)10:00~14:00頃
 場所:壱岐市 岳ノ辻公園付近からQRVの予定です。
 (船の欠航で移動できない場合は九州本土での移動に変更します)
 バンド:18/21/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMはリクエストがあればQRV
 
(3)朝倉郡筑前町移動(JCG:40001)
 日時:7/20(祝)09:00~11:30頃
 場所:筑前町 夜須高原からQRVの予定です。
 バンド:18/21/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMはリクエストがあればQRV
 
 
[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
・荒天の場合は中止もしくは一部時間帯の運用を取りやめます。
・50MHzがオープンした場合は50MHzを優先とさせて頂きます。
・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@jf4cad]です。
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伊平屋島・野甫島移動運用メモ

2015-07-06 | シャック便り
伊平屋島・野甫島移動運用メモ

[島尻郡伊平屋村]
伊平屋村は本島北部の沖にあり人口は約1,300人です。有人島の伊平屋島と野甫島から構成されています。沖縄の有人島としては最も北にあり、北緯27度線が伊平屋島の島尻地区を通過しています。

1939年まではお隣の伊是名も含めて「伊平屋村」でしたが、伊是名側から分村運動が起きて現在の形となりました。

なお伊平屋村は国頭郡ではなく本島南部と同じ島尻郡になります。これは琉球王朝時代に直轄地であったことに由来しています。モズクの産地として有名なほか、サトウキビや米、タマネギなどの栽培、山間部での肉牛肥育が盛んです。


伊平屋は食料に困らずあくせくして働く必要がなかったため沖縄では経済観念が薄いことを「いへやしゅーてー(伊平屋所帯)」と言うそうです。さすがにこれは村のキャッチフレーズにはできないので「てるしのの島(太陽の島)」としています。

商店などは一通り揃っているものの那覇からの交通の便が悪いこと、観光に熱心ではないことから訪れる観光客は少なく、2015年の4月になってようやく観光協会が活動を始めるなど観光客の受け入れは他の島に比べると遅れています。しかしながら伝統的な赤瓦の民家が多く残り、のんびりした島の雰囲気からゆっくり回るには良いところです。


主島の伊平屋島はほぼ南北に細長い島で東海岸に集落があります。港のある前泊地区や小学校のある我喜屋地区が中心で北に田名地区、南に島尻地区があります。田名地区は「念頭平松」というリュウキュウマツの古木があることで知られています。

野甫島は人口約100人。小規模の漁業が産業の中心です。良質の琉球石灰岩が採掘されるそうです。伊平屋島とは新野甫大橋で架橋されており互いに行き来することができます。

伊平屋村にはアクティブな固定局はいないようです。


[島内での運用]
集落付近の公園などが運用に向いています。

毎度の注意ですが沖縄は日差しが強く、熱中症や重度の日焼けになる危険がありますから、必ず公園にある東屋や車の中などで運用するようにしてください。

那覇から遠いこともあり移動運用は少ないです。


[島へのアクセス]
本島北部の今帰仁村運天港から伊平屋島の前泊港まで1日2往復のフェリーがあります。所要時間は80分です。乗船券は往復で購入すると少しだけ安いようです。島外の人が入島する場合には乗船券購入時に環境協力税100円が別途徴収されます。

運天港へは名護から車で約20分かかります。那覇空港からはやんばる急行バスの便があり、フェリーに接続して運行していますので便利です。接続便がない場合は名護からタクシーが便利です。タクシー代は約3千円かかります。

このほかお隣の伊是名村から野甫島への渡船があります。こちらは前田渡船に電話予約が必要です。伊平屋島までは行きませんので後述のコミュニティバスを利用するなど何らかの形で伊平屋島-野甫島間の移動手段を確保してください。


[島内でのアクセス]
村営のコミュニティバスがあります。前泊港を中心に北部の田名や野甫島に行くルートで1日6本あります。観光客でも利用でき1回100円と安いので上手に使うと滞在費を節約できます。停留所の表示がないため前泊港や村役場など確実に分かるランドマーク以外での乗り降りは運転手か村役場に乗降場所を確認してください。

このほかタクシーやレンタカー、レンタサイクルがあります。タクシーやレンタカーは台数が少なく予約がベターです。


[宿泊施設]
前泊地区や我喜屋地区を中心に宿があります。村のホームページにも紹介されています。ホテルと名がついた宿もありますが民宿とそう変わりません。洋室がある程度の違いと考えてください。両地区から港までは徒歩でも行けますが送迎もあるようです。各宿に確認してください。

観光にはあまり熱心ではなく、毎年秋に開催されるムーンライトマラソン以外は訪問客は少ないようです。宿が満室になることは少なく、逆に他に予約客がいなくて宿泊を断られるケースもあります。この場合は必ず宿同士で調整を付けてもらうよう依頼してください。

このほか島尻地区にキャンプ場があります。


[島内の店]
野甫含め各地区に商店が、前泊地区と我喜屋地区に居酒屋があります。また前泊港やその付近には昼食を出す食堂があります。夜間に営業する飲食店は少ないのでご注意ください。


[注意点]
伊平屋島にはハブが多いので特に夜間はご注意ください。野甫にはハブはいないそうです。


[おみやげ]
伊平屋酒造所の泡盛「照島」、黒糖、モズク製品など。照島の古酒は那覇でも見かけることは少なく貴重です。特にお勧めは藤田食品の黒糖キャラメルパウンドケーキ。一口サイズで個包装されているので配りやすい上に味も上々で島民も島からのお土産にまとめ買いするようです。

港のターミナルに売店がありますし、集落の店でも扱っていることがあります。
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7/5 大阪府茨木市移動

2015-07-03 | 移動運用予定
6m and Downコンテストにあわせて大阪府茨木市(JCC 2513)に移動します。


日時:7/5(日) 午前8時頃~午後3時頃まで
    バッテリ運用のため日曜のみになります。

場所:大阪府茨木市 竜王山からQRVの予定です。
    小雨決行ですがまとまった雨の場合は中止します。

バンド:50/144/430/1200MHz帯(50/144はSSB中心、430/1200はFM中心)
    今回50MHzのアンテナは3エレです。
    1295.00MHz常時ワッチしています。何かありましたらお呼びください。
 

※当局の移動運用についてはこちらもご覧下さい。
※QSLカードについてはこちらをご覧下さい。
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沖縄のICカード「OKICA」は観光客に使えるのか?

2015-07-02 | シャック便り
2014年から沖縄県のゆいレールや路線バスでICカード「OKICA」が使えるようになりました。このOKICAが観光客に使える存在かどうかチェックしてみたいと思います。カードの詳細はこちらの公式サイトをご覧ください。


とっても手っ取り早く先に結論から言いますと「使い物になりません」になると思います。


それではOKICAの概要を見てみましょう。

[概要]
・ゆいレールと沖縄本島の路線バス業者4社(琉球バス・沖縄バス・那覇バス・東陽バス)で利用可。
・利用に応じてポイント還元あり。ポイントは翌月付与され1年間有効。
・チャージはゆいレール券売機やバス車内で可能。
・将来的には一部タクシーでの決済も考えているが現時点で参加会社はない。
・SUICAなど他のICカードとの相互利用は不可。
・子供用カードは設定なし。

[ゆいレールでの利用]
・全駅で使用可能。
・ポイント還元は定率制。

[路線バスでの利用]
・4社の全車両で利用可能。ただし空港リムジンバスや運行を受託しているコミュニティバスは対象外。
・やんばる急行バスは不参加。宮古島や石垣島など離島のバス会社も全て不参加。
・ポイント還元は定額制。
・利用額は4社で通算して判定される。ゆいレールの利用額とは通算されない。
・紙の回数券は発売停止。利用は2016年3月まで、払い戻しは同6月まで可能。


まず観光客にとって最大の問題点は「本土のICカードとは相互利用ができない」ということだと思います。わざわざ沖縄旅行でOKICAを買ってチャージして使うでしょうか?使い残したチャージは次回以降使えるとしてもそれは沖縄での話。本土では何ら使い道のないICカードです。

しかもポイントは翌月付与で1年間しか有効期限がありません。沖縄にヘビーに通う(しかも滞在期間が長い)観光客ならばポイントを使えるかも知れませんが、一般に5,000円ものバスの利用は考えられずポイントが付与されるケースはほとんどないでしょう。


さらに問題なのは「ポイント還元が低い」ということです。バスを5,000円利用して100円しか還元されません。5,000円丁度での還元率は2%にしかならず、4/26で発売が停止された紙の回数券の15%引きとは比べものにならない低さです。

ゆいレールでも同様で、短い期間にたくさん乗るのなら1日乗車券や2日乗車券を買った方がはるかにお得です。あ、ゆいレールにはもう一つとんでもなくお得な制度があります。「ゆいレールファンクラブ」と言いまして、年会費500円を払えば土日祝日のみ有効の制限付きながら1日乗車券が2枚もらえます。1日乗車券は700円なので1,400円相当です。これが500円で手に入るのですからすごくお得だと思います。詳しくは駅係員まで。


話を戻しますと「OKICAは観光客には使えないカード」と結論づけていいと思います。


このように使い道のないOKICAですが、システムをそれほど改良せずに観光客に使ってもらえる方法があります。それは「ツーリストカード」を設定することです。ツーリストカードとして発行したカードはポイント還元をしない代わりに本土へ帰る際に那覇空港でデポジットを含め無手数料で払い戻す、とすれば少しは使ってもらえると思います。

加えてツーリストカードを見せることで提携お土産店で割引したり、飲食店で1品オマケするようにすれば利用価値が高まるのではないかと思います(ゆいレールファンクラブにもこのような特典がありますし、ゆいレールで配布している冊子を見せても同じようなサービスがあるのでそう価値がある訳ではないですが)。


「本土のICカードと相互利用するには金がかかるからやらない」というのでは安易すぎます。金がないならツーリストカードみたいな知恵を出して欲しいなぁと思います。
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女木島移動運用メモ

2015-07-01 | シャック便り
女木島移動運用メモ


[高松市女木島]
高松市は香川県の中心となる市です。高松市には瀬戸内海に大島・男木島・女木島の有人島があります。このうち男木島と女木島は高松港の沖にあります。かつて雌雄島村として1つの村を構成していましたが高松市に吸収され現在に至っています。

女木島は高松港より約2km離れており、人口は約180人。島の南東側に集落があります。島の南にある帆槌ノ鼻には灯台があり、古くから高松港の入り口として知られています。

桃太郎伝説の鬼ヶ島とされ、島には鬼の住む洞窟があって観光名所となっているほか、「釣りバカ日誌」の舞台ともなっています。男木島と同じく瀬戸内国際芸術祭の会場となりアート作品が置かれるなどアートの島としても知られるようになってきました。

かつては牛を四国本土の農家に貸し出し、見返りに米やお金を受け取って生活の糧としていましたが、現在は小規模の漁業やミカン栽培などが主産業です。

島内の道路が整備されていることからアマチュア無線では時折移動運用があります。男木島よりは多いようです。


[島内での運用]
港周辺、最高所の鷲ヶ峰展望台などが候補になります。最高所までは道が整備されており、V/UでもQRVできそうです。


[島へのアクセス]
雌雄島海運によるフェリーがあります。ほぼ2時間おきに高松港を出航し女木島までは20分です。時刻は高松市のサイトにあります。夏の海水浴シーズンには女木島折り返しの便が増便されます。

波の穏やかな備讃瀬戸ですので欠航は少ないですが、台風の際や初夏から梅雨にかけての濃霧の際は欠航となりますのでご注意ください。

フェリーですので車を積むことができますが台数が少ないので予約がベターです。


[島内でのアクセス]
港の交流施設前から鬼の洞窟まで鬼ヶ島観光自動車によるバス路線があります。ほぼ船に接続して運転されています。乗車券は港の交流施設「おにの館」で販売しています。


[宿泊施設]
数は少ないながら民宿があります。港付近にはキャンプ場もあります。


[島内の店]
お店は集落にあります。扱っている品は少ないため高松市内で買うとよいでしょう。食事処は港の交流施設内などがあります。


[注意点]
冬は風が強いのでアンテナの設営にご注意ください。


[おみやげ]
交流施設や洞窟のお土産店で雑貨などを売っています。
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