2015年5月23日(土)
滋賀県東近江市の日本コバに登る。登山ルートは東の藤川谷や政所からのものなど何本かあるようで、ネットでも多くの登山記が紹介されているが、今回は北から延びる林道を使うコースを選んだ。旧愛東町の百済寺から百済寺甲町へ狭い県道を進む。百済寺甲町には旧大萩集落があり、昭和50年の集団離村までは60戸もの家があったそうで、道路沿いには今も屋敷跡の石垣が続いていた。集落跡を過ぎて少し行くと峠のようになった所に惟喬親王御陵があり、その前に広い駐車場があったのでここに車を置く。
駐車場前には木地師街道の表示が
惟喬親王御陵から登山開始
御陵内の道を登って行き右側の尾根筋に取付いた。しばらく行くと林道に合流、後は林道を終点まで進む。林道終点付近は斜面が崩落しているが歩くには支障はない。終点の少し手前に本日一番の展望の良い場所があり、北は御池岳から南の竜ヶ岳あたりまで鈴鹿北部の山並みが一望できた。
林道を登って行く
盤石の丘はパス
林道終点手前から鈴鹿北部の眺望
御池岳、手前の鋭鋒は天狗堂
藤原岳
静ヶ岳
林道終点から標識も多くなり、登山口の標識以後は200m毎のポストも設置されていた。政所からの分岐を過ぎて直ぐに地形図のP870地点。ここに衣掛山の標識が何枚もかかっており、ここが衣掛山山頂のようだ。日本山名事典では、衣掛山の山頂はここから400m余り南西にある標高880mのピークとなっているが、こちらにはプレートはかかっていなかった。50Mhzで岡山県浅口市移動のJR4EUD局と交信し衣掛山での山ランを終了、日本コバに向かう。
林道終点から60m先の登山口
登山道に設置されている200mPost
P870の衣掛山
こちらは山名事典の山頂、880mピーク
藤川谷からの道と合流して少し行くと湿地帯が現れ、集まった水が川となって流れていた。川を何度か渡って最後の登りを100m余り登って行くと標高934mの日本コバ山頂に到着だ。山頂は周りの樹木が茂って眺望はほとんどなかった。山ランはここでも50Mhzで、枚方市移動のJI3GME局と交信した。下山は同じルートを戻り、最後まで林道を歩いて駐車場所に戻った。
山上台地の流れ
日本コバ山頂
山頂からわずかな眺望は霊仙山
コースタイム
9:10 惟喬親王御陵前駐車場 → 10:22 衣掛山(P870) → 10:32 衣掛山(880m) → 11:15 日本コバ 11:50 日本コバ → 13:10 駐車場