2021年10月5日(火)
今回の北関東移動最終日は尾瀬の至仏山に登る。前夜は宿が取れず片品村の道の駅で仮眠した(車中泊は一応禁止されているので😁 )。5時に起きてゆっくりと身支度や登山準備を行う。鳩待峠行きのバスが出る戸倉から6時30分のバスに乗ろうと思い戸倉に向かう。
バスの出る戸倉第一駐車場へ着くと、8人乗りの乗り合いタクシーが何台も駐まっていて着いた人から順番に満車になり次第出発していく。おかげで待ち時間なしで出発することが出来た。
鳩待峠から至仏山に登るには山ノ鼻から至仏山へのルートが登り専用となっているので、小至仏山経由でピストンするか山ノ鼻経由で反時計回りに周回することになる。今回は周回コースを選択し山ノ鼻まで約200mの標高差を一旦下る。木道が整備された道を雰囲気の良い森や紅葉、朝日や沢の流れを楽しみながら歩いた。
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鳩待峠の山荘
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尾瀬の入口、機械で入山者数をカウントしている
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川に朝靄がかかる
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山ノ鼻にはビジターセンターや山小屋があり至仏山登山や尾瀬ヶ原散策の起点にもなっている。小休止してから鹿害除けのゲートを抜けて湿地帯へと入っていく。湿地帯の草が色づいて草紅葉が美しい。尾瀬ヶ原の端っこだが十分に楽しむことが出来た。湿原を抜けると至仏山まで標高差800mの登りだ。初めのうちは樹林帯を登り、森林限界を過ぎてからは周りの紅葉や尾瀬ヶ原と燧ヶ岳の展望を振り返りながら登った。
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山ノ鼻のビジターセンター
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この先ゲートを開けて湿原へ
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草紅葉が美しい
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森林限界を過ぎると尾瀬ヶ原と燧ヶ岳の展望が広がる
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至仏山(2228m)山頂は反対側から登ってきた人を含めてとても賑わっていた。山頂の写真を撮るにも一苦労だ。少し離れたところに腰を下ろして430MHzでCQを出す。昨日も交信した深谷市のJA1VVH局から呼び出しがあり山ランを達成することが出来た。
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賑わう山頂
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山頂から燧ヶ岳
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奈良俣ダム方向
この後は小至仏山経由で下山することになる。至仏山のルートは蛇紋岩が多くとても滑りやすい。特に小至仏山周辺は通行者も多いためか黒光りしたつるつるの岩の道で注意しながら通った。小至仏山(2162m)も展望は良い。至仏山ほど人は滞留しないので静かな山頂だ。東京都大田区のJJ1STD局他と交信することが出来た。
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小至仏山への道、遠くに富士山も見えた
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小至仏山の山頂
オヤマ沢田代の手前から右へ笠ヶ岳の分岐があり、悪沢岳のピークを目指して寄り道する。これまでの整備された道とは異なり、木道もなくぬかるみが多い道だ。悪沢岳(2043m)のピークは登山道の途中のような所だが標識はあった。群馬県太田市JR1KNC局他と交信した。
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小至仏山からの下り
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笠ヶ岳分岐
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悪沢岳山頂
先ほどの分岐まで戻りまた整備された道を鳩待峠目指して下っていく。眺望や紅葉を楽しみながら、好天に恵まれた四日間の充実した移動を締めくくった。
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オヤマ沢田代
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紅葉や景色を楽しみながら下山する