11月14日(日)
昨日の醍醐山に続いて今日は鞍馬山に古刹を訪ねる。出町柳駅から叡電に乗る。観光シーズンとあって結構混んでいる。模擬試験でもあるのか二軒茶屋で高校生の団体が下りる。これでもかというくらい今風の山服で決めた若い女性もいる。紅葉の洛北は人気スポットのようだ。
鞍馬寺仁王門前、俗界と浄域の結界
鞍馬駅から鞍馬寺に入る。仁王門で拝観料を払う。200円とえらく良心的な金額だ。その先にケーブル山門駅がある。鞍馬寺のケーブルカーは、全国でただひとつ宗教法人が運営する鉄道事業だとのこと。距離200mも全国一短い路線らしい。施設維持協力費として100円を払い2分間の車上の人となる。
可愛らしいケーブルカー
ケーブルカーは多宝塔駅で終わり。その先は本殿金堂まで約500m歩かなければいけない。もみじの紅葉がすばらしい。金堂前の展望台からこの後登る竜王岳がよく見える。
本殿前から竜王岳の展望
鞍馬山の山頂は奥の院への途中から登る。進入が制限されているため、この先は観光客もなく静寂が訪れる。鞍馬山山頂(580m)は国有林の中で、鞍馬寺の経塚がある。430Mhzで昨日も交信した8N3Bと交信する。昨日から比叡山に移動運用に来ているそうだ。
鞍馬山山頂の経塚
鞍馬山での山ランを終え、来た道を戻る。山門前の車道を少し花背方面に行くと、薬王坂への道がある。薬王坂は、鞍馬と比叡山をつなぐ古道のひとつだ。坂の頂上付近から竜王岳への分岐がある。北山トレイルの標識があり迷うことはない。ここから先は余り人が歩いていないようで、ところどころ蜘蛛の巣が張ったりしている。竜王岳山頂(500m)は経塚があるのみでひっそりとしたところだ。430MhzでCQを出し、宝ヶ池からハンディ1W運用のJQ3CPM、御所市大日岳移動のJH3JFF、堺市のJA3WPNと交信する。
竜王岳山頂にも経塚があった
竜王岳山頂での山ランを終え、薬王坂に戻ると今度は静原方面に下山する。この先は本日最後の箕ノ裏ヶ岳を目指す。静原の畑では、スグキの収穫をしている農家が多かった。老人ホームの裏を通り、岩倉村松町への道を上がる。峠の辺りには墓地があり、その反対側に箕ノ裏ヶ岳への上り口がある。約30分で標高433mの山頂に到着した。竜王岳以降は一人の登山者にも出会うことはない。山頂ではHFのアンテナを張ってみるが、18mhzも14Mhzもコンディションはいま一つのようで、結局7Mhzで犬上郡甲良町移動のJF3ELHや魚津市移動のJA9URと交信した。下山は岩倉村松町への山道を下る。途中で林道と交差し、その先の山道が不明瞭だったのでここからは林道を選んだ。
箕ノ裏ヶ岳山頂