旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

シシングハースト・カースル・ガーデン

2015年07月02日 10時30分51秒 | ガーデンの旅~海外編

ロンドン滞在の3日目は、現地オプショナルツアーでナショナルトラストの管理するシシングハースト・カースル・ガーデンへ行きました。
イングランドのケント州(ロンドンの南東)にあるガーデンまで、ロンドン市内の渋滞等を含めてバスで約2時間強掛かったでしょうか。

このガーデンは「ホワイトガーデン」が有名で、まるでホワイトガーデンしかないような印象を受けていましたが、さにあらず
それ以外の見どころの方が多く、植栽も管理も素晴らしく、そしてバラと宿根草のベストシーズンでした

ランドマークのエリザベス朝期の塔に上ると、ガーデンが一望できます。

ホワイトガーデン。
丁度シンボルのロサ・ムリガ二―が咲き始めたところ。


サークル状のツゲの生垣や、ツゲに囲われた植え込み。
ガーデンルームがいくつもあるのがわかります。

長方形に仕切られた草花の植え込み。
この辺りにバラがたくさん植えてありました。
それにしても、本当に芝生が綺麗


ホワイトガーデン側から眺める塔。
ホワイトガーデンの草花も沢山咲いています。


ツゲの生垣に囲まれたガーデンルームの一つ。
ここの中心の小花の浅いコンテナはアンティークの水盤みたい。
マジェンダ色のバラはルゴサ系かな


コニファーのトピアリーのあるガーデンルームには暖色系の植栽。


レンガ造りのコテージの手前にはアリウムやバラやジギタリスなど、ロマンチックな色あわせ
白樺が植えてありました。

 

バラと宿根草の設え方が素敵

煉瓦の塀に誘引された蔓バラが見事 

 
これはシャンデリアリリー マルタゴンリリー
たくさん植えられていました。

 

白いカラーも、このガーデンの見どころなのでは。

 
こんな風景も好きだわ


 

花だけでなく、面白い敷石の小路も


小路の両側に植えられた木の枝が、上方で重なり合ている様子が、このガーデンの主の夫婦の仲の良さを表しているそうです。
とても不思議なカップルだったようですが・・・


メドウの中にある白いドーブハウス(鳩小屋)。
日本の英国風庭園でも「イングリッシュガーデンにはつき物だから」として見かけることがあるのですが、
「だからなんなの」と思っていました。
此処からやって来たのですね~わざわざ日本まで。

 

そして再び煉瓦の塀と蔓バラと宿根草の植え込みを眺めてウットリ・・・・
アララ、集合時間になっちゃった

 

シシングハースト・カーセル・ガーデンでも、沢山の美しい風景に出会えました
それだけでフォトブックを作りたいほど。
特に私の大好きなマジェンダ色(ハマナスの花の色)のバラが沢山咲いていて
もう~嬉しくてたまりませんでした

ガーデンはヒドコートマナーほど広くはないので、回り易いかも。

ツアーでご一緒した奥様(何度かこのガーデンに来ているそうです)が、
いつ来てもここは素敵なの
と、仰っていました。

歴史に翻弄されたり、主夫婦の微妙な関係もありで・・・物語に事欠かない庭であることは確かみたい。

それにしても、ヒドコートマナー同様、此処も時間が足りなかった
写真を撮りながら回るだけで精一杯の90分でした。

 

続く

 

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クイーン・メアリーズ・ガーデン in リージェントパーク

2015年07月01日 17時46分25秒 | ガーデンの旅~海外編

 この季節のイギリスは昼の時間が長く、午後8時ごろまで明るいので、キューガーデンの後、リージェントパークに寄りました。

目的は、このパーク内にあるクイーン・メアリー・ガーデンローズガーデンを見るためです。
地下鉄のベイカーストリート駅で降りて、パークのジュビリー・ゲートから入りました。
入場無料

ネット情報によると400種30000本のバラが植えられているとか。
ローズガーデン内は薔薇また薔薇が満開でした


ゲートを入って左手の薔薇のボーダー花壇。


此処は宿根草とバラのコラボレーションが見られます。
ピンクや白や黄色など淡い色合いのバラが多かったような気がします。
私の好きな組み合わせ


その先にはデルフィニウムのボーダー花壇が
支えが施されていました。


ゲートの右手側には、イングリッシュローズのベッド(畑)があり、その先にローズリングと呼ばれるバラ園があります。
見事にバラばかり
バラの甘い香りが漂っていました
ロンドンで最大のバラ園だそうなので、バラを見るならここが一番だと思います。

 

バラの畑も良いのですが、このガーデンの奥に広がる芝生と樹木の植え込みも素敵な風景なの。


一番奥にはツゲの生垣で囲われた整形式花壇があり、トピアリーやトロピカルな植物や暖色系の一年草が植えられていました。
この様な形式の花壇をノット・ガーデンと言います。


その手前には宿根草の植え込みも。
今回の旅で感じたのは、この時期のせいなのでしょうか・・・イギリスのガーデンは一年草が圧倒的に少ない事。
キューガーデンでは温室前に一年草のサークル花壇がありましたが、他のガーデンはほとんどが宿根草をメインとした花壇です。
此処はシックな感じでまとめられていました
植栽も管理も、本当にキチンとされていて、ただ感心するのみ


このガーデンも広くて、一回りしてカフェで休憩
此処も無料のwifiが使えたので、家族に楽しんでいる旨を報告

 

地下鉄を降りたベーカーストリート駅は、言わずと知れたシャーロック・ホームズの聖地
駅前に銅像が建っています。
時間があればシャーロックホームズ・ミュージアムも寄りたかったけれど、並んで待っている人々多数のため諦めました。

この日のうちに家族に頼まれた用を済まさなくてはいけなかったので。

用を済ませてホテルに帰る途中、地下鉄が止まったみたいで、乗ろうと思っていた駅の入り口から人が溢れていました。
ロンドンの地下鉄は予期せず止まることが多いそうです。
ブラブラ散歩しながら一駅歩いたら、地下鉄が動き出したので夜遅くならずにホテルに帰ることができました。

良かったけど、二日目は歩き過ぎてほとほと・・・お疲れチャン

続く


 

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世界遺産の植物園~キューガーデン

2015年06月30日 12時04分25秒 | ガーデンの旅~海外編

 ロンドン二日目。
午前中はどんより曇って肌寒くなりました。

この日は地下鉄に乗って、世界遺産に登録されたキュー王立植物園(通称キューガーデン)へ行きました。
1759年に設立されたイギリス最古の植物園なので、イギリスのガーデン巡りに此処は欠かせない

ロンドンの地下鉄は、ほぼ初めてでもとてもわかり易く、オイスターカード(日本版パスモ)を使えばさらに便利でお得です。

ガイドブックには「9時30分オープン」と書かれていたので、9時45分に着いたのに一般客は10時から。
そんな日本人の方々と一緒に開園まで列に並びました。

チケット売り場でガーデンマップを頂くと、見頃のスポットが書かれているので、それを頼りに回るのが良いと思います。

プリンセス・オブ・ウェールズの温室はとても広く、サボテン他多肉植物をメインに数多展示されています。
珍しいサボテンの花も見ることができました。

温室内で垂れ下がって咲いていた藤のような花。
シンガポールで似たような花を見たような気がします。

 

これまた広いロックガーデンにも、見きれないほど沢山の植物が植えられています。
手入れが行き届いていて、雑草も無く、植物も本来の姿で美しく育っているようでした
滝があってデザイン的にもカッコ良かったです

数多ある植栽の中からここでの一枚はクレマチスと黄菖蒲とシルバーリーフの植物。
私の好きな色合わせだわ


植栽の中で時々ネットで囲われている個所がありました。
種を採るために保全しているようです。
いかにも植物園ですね

 

ロックガーデンの対面のレンガの壁には蔓アジサイが絡まっており、下には様々なサルビア属の植物が植えられていました。


その壁の裏側は、「ベッド」と名付けられた広大な植物の畑。
綺麗に長方形に芝が切られた中に、同じ属性の植物が植えられています。
その美しい設えに、感激 
芝生には専用のエッジ切り鋏を使っていました。


此処のキッチンガーデンの一角で、お揃いのポロシャツ姿で作業していたボランティアのお一人にちょっとお話を伺いました。

ボランティアは週に一度活動し、100名ぐらいいるそう。(ガーデナーよりはるかに多いとか)
肥料は「コンポスト(ガーデン内で不要になった剪定枝や刈り込んだ葉等々で作った堆肥)だけ」ですが、トマトには「ベジタブル・ウォーター」を与えているのだとか。
ベジタブル・ウォーターって何かしら・・・と、その詳しい内容はボランティアさんも分らないみたいでした。



広い畑の真ん中に長いバラのパーゴラが続いています。
ちょうど見ごろを迎え、美しく咲いていました

 

バラのパーゴラを通り抜け、ガーデン内に戻り、散策。
珍しい古木&大木がたくさん植えてあります。 
樹木好きな方は興味が尽きないかも。


此処まで約2時間
私としてはノンビリしていたつもりはないけど、広大な敷地の半分も見たかしら
でも足が疲れてさらにお腹が空いたのでガーデンカフェ(オランジュリー)で休憩タイム。
ゆっくり体を休めながら、次なる散策へ向けて体力をつけなくては

カフェテリア形式のレストランで、温野菜の炒め物とハムのキッシュとサラダとスコーンと紅茶と赤ワインを頂きました
お料理が美味しいの イギリスなのに
此処では無料でwifiが使えて助かりました

 

 そして奥のキューパレスへ。
ハーブガーデン側から見たパレス。
室内は当時のままディスプレイされています。

中庭にはシンメトリーの整形式花壇。
紫色の花はラベンダー。

 

この後、空中のつり橋を登り終えたところで、約4時間。
約3分の2を見たところで、今回はお終いにすることに

オールドローズガーデンからみるパームハウス
この温室内はレンズが曇って上手く写真が撮れなかったな~
ロサ・ムリガニ―とロサ・サンブシナ(sambucina)が私を見送ってくれました。


 

出口のお土産売り場付近に植えられていた宿根草。
この花も良く見かけました。
育ててみたいわ

 

ガーデンの見どころの一つのボーダーガーデンとガラスのパレスも改装中で見られなかったし、続きはまたの機会にしようと思いました。

ガーデン散策で飽きたの初めて

恐るべし、キュー・ガーデン

 

続く

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ヒドコート・マナー・ガーデン

2015年06月29日 09時31分14秒 | ガーデンの旅~海外編

ヒドコート・マナー・ガーデンは20世紀初頭、アメリカ出身のローレンス・ジョンストン氏によって約30年かけて作られた英国を代表するガーデンで、現在はイギリスのナショナル・トラストによって管理されています。
イギリスのガーデン巡りをするなら、必ず訪れたいと思っていたので、ガーデン巡りの最初の訪問地がここで、とてもラッキーでした。

このガーデンは、イチイの木の生垣で仕切られたいくつもの「ガーデンルーム」で構成されていて、迷路を歩いているみたいな気分になります。
次々繰り出される趣の異なる庭に、いちいち感心し足止めを食ってしまい、帰宅して写真を整理しガーデンの地図と照らし合わせてみると、観ていないガーデンルームもあるようでした

90分じゃ、ガーデン全部を味わうのは、無理ってものでしょう
何時間あっても足りないかもしれない

沢山見どころがあって、写真も整理しきれないのですが、その中で、特に印象に残った風景の一部をアップします。

ホワイトガーデンの入り口。
通路のトンネルがこんなに狭いんですよ

 

 

 レッドボーダーは赤系の花や銅葉を持つ植物で構成されています。


中心に日時計のあるガーデンルームは黄色系の花が目立って咲いていました。

 
バラとお屋敷の風景が絵になります

 

 
ロングボーダーでは様々な宿根草の競演が。
写真は片側だけですが、此処は対になっています。


数多く植えられた草花の中でも、まるで八重咲きカスミソウの木のような花がアチコチで見られ、レースのような役割もはたしていて、とても興味深かったです。
この花は他のガーデンでも良く見かけましたから、案外ポピュラーなのかもしれません。


紫、黄色、青、白と、色が順に替わる植栽も素敵でした


日本ではなかなか見かけない黄色いブッドレアのような花木に、水色のベンチの緩やかなコントラスト。

 

ロックガーデンのような石原の中には暖色系のカラフルな花たちが。

 

日本ではあまり見かけない花が沢山ありました。
黄色い花はポピーですが、他はなんという花かしら。

 

睡蓮の池では丁度花が開いていました。
周りの植栽も綺麗

 

 何の木だか分らないけれど、トンネルがあったり、

 

ガーデンルームズを外れて、庭の奥には明るい林があったり


このガーデンの見どころの一つ長い芝生の道~ロングウォーク抜けると


コッツウォルズ地区の麦畑が目に飛び込んできます。
風に麦の穂がなびいて、まるで緑の海の様
素晴らし借景
その演出にも感動しました


ヒドコート・マナー・ガーデンは、巨大なトピアリーが有名ですが、それよりも私は植栽に目が奪われて
それと、美しい芝生
そして、そこを歩く事の出来る喜びと快感
管理の行き届いたガーデンは、本当に気持の良いものです

庭主がどれだけの情熱をもってこのガーデンを造り込んでいたのか・・・
そのパワーをひしひしと感じて・・・

気が付くと集合5分前で、焦ってトイレに行って、後ろ髪をひかれる思いで帰路のバスに乗りました。

コッツウォルズの街もヒドコート・マナーガーデンも、やっぱり本物って凄い
本物を見ることができて良かった
百聞は一見にしかずって、こういう事だよね~

と、初日から感動の嵐でした。

続く

 

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コッツウォルズ地方の街歩き~チッピングカムデン

2015年06月28日 11時48分46秒 | ガーデンの旅~海外編

約30年ぶりのイギリスへは5泊6日の飛行機とホテルのみの格安パックツアーで。
ロンドンの市内観光と買い物は30年前に済ませているので、この度は、ガーデン中心の旅にしました。

色々調べたのですが、行きたい有名ガーデンはどれも田舎にあり交通の便が著しく悪いので、自力で行くのは諦めてロンドンからの日本人ガイド付きオプショナルツアーに参加することに。

22日(月)はコッツウォルズ地方の街とガーデンのツアーでした。

ロンドンから約2時間の道のり、日本人ガイドさんが道々訪れる地方の歴史や文化、産業など丁寧に解説してくれるので、街につくころには頭の中は準備万端
本で読むより頭に入るので、初めて行く場所には、こうしたツアーは有益だな~と感じます。

車窓から眺めるイギリスの田園風景。
イギリスには高い山がないそうで、一番高くて1300m級だそうです。


途中トイレ休憩でストウオンザウォルドに立ち寄り、その後第一の目的地チッピングカムデンの街へ。

街のシンボルの時計塔。


軒先にハンギングバスケットの並ぶ街並みは、もう、可愛くて~


有名レストラン前の植栽。
柳が目を惹きます。


コッツウォルズ地方の特徴ある石垣。
植栽が美しくてウットリ~


はちみつ色の壁に這わせた蔓性の花木は、藤のようでした。


羊の通る道に・・・狐が


チッピングカムデンにはイギリスでも珍しくなっている茅葺屋根の住宅街があります。
屋根の上を見ると・・・この家には雉がとまっています。
茅葺屋根ははネットで覆われていました。

 


見せる植栽を心がけているのでしょうね。
通りも綺麗


玄関前の庭はシンメトリーの植栽。
フォーマル形式だそうで、イギリスでは一般的なようです。

 

丁度バラが良く咲いている時期でした。
バラの花が大きくて・・・なんででしょう


そんな素敵な前庭で、ガイドさんに1枚撮っていただきました。


ツアーバスで通りがかったコッツウォルズの街々はどこも電柱も高いビルも無く、昔ながらの石積みや石灰岩の家々が連なり、本当に可愛らしく、美しい景色で、感動
それを地域全体で守り維持している姿勢に、つくづく日本との景観に対する考え方や文化の違いを痛感しつつ・・
素敵な街並み散歩を楽しみました

 

          

チッピングカムデンの街から車で15~20分ほどでランチをするホテルへ。

此処は一時廃れた英国伝統菓子のプディングの人気を復活させたプディングクラブの本家スリー・ウェイズ・ハウス・ホテル
蔦の絡まる可愛い外観

 

此処でプディング付きランチを頂きました。
メインの後はツアー特注の3種類のプディングが。
どれも美味しかったけど、真ん中のベリーのジュースのしみたサマープディングは甘さ控えめで、一番人気でした


ツアー参加者の皆さんと楽しいお喋りをし、お腹一杯になったところで、このツアーのもう一つのハイライト、ヒドコートマナーガーデンへ

 

続く

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帰国しました

2015年06月27日 11時06分46秒 | ガーデンの旅~海外編

昨日無事に、イギリスから帰ってきました
この度は、一人でのガーデン巡りの旅
旅を決めた時はちょっとドキドキでしたが、すぐにワクワク

中3日という短い滞在だったのですが、お天気にも恵まれ、
イギリスの田舎の風景とバラと宿根草のシーズンを満喫~

日本人に大人気の石積みの村や


ナショナルトラストに寄贈された30年かけて造られた庭や


世界遺産や

 

女王様のローズガーデンや

 

ホワイトガーデンが有名な庭や

 

面白い海辺の街や

 

グルメ

 

これから少しずつご紹介していきますので、是非ご覧ください

中高年女性のイギリスガーデン巡り一人旅は私ぐらいかと思っていましたが、
案外他にもいらして、

なんだ~普通ジャン

と、心強く感じた旅でもありました

 

続く

 

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シンガポール旅行 ~セントーサ島と夜の街歩き編

2013年09月13日 12時02分35秒 | ガーデンの旅~海外編

以前テレビの旅行番組で観たセントーサ島へも行きました。
番組でタレントさんがとても楽しそうに紹介していたから。
島全体がテーマパーク。

長いゴンドラに乗りました。一寸したスリルがあって楽しかった

大きなマーライオンが出迎えてくれます。
このマーライオンの中は登れ、空いた口の場所が展望台になっています。

シンガポールの名物は「チリ・クラブ」
しかし、私も次女も辛い物は苦手なので、「チリ・・・」は食べられません
しかし「クラブ(蟹)」は食べたいと思い、セントーサ島のレストラン「ファイティング・クラブ」で尋ねてみると、辛くない「クラブ」がありました
1キログラムの大きさで、二人分ぐらいかな。
実はシンガポールでは、独特の香辛料に私も娘も参ってしまって、現地の料理が口に合わず、食事を楽しめていなかったの
でも、このレストランで、やっとホッとした食事ができました

セントーサ島は、世界で一番大きな水族館や、美しいビーチや、ユニバーサル・スタジオや、水を使ったアトラクションやプールや・・・色々あるのですが、この日はスコールが激しく、雨がおさまらず、楽しみにしていたアウトドア・イベントが全くできず、残念な一日になりました。
にしても、此処はどっちかと言うと、子どもや若者向けですかね~。

 


               

 

最終日の夕方、シンガポール航空のCAさんに勧められたシンガポール川沿いの飲食店ストリート「クラーク・キー」へ。
昼間より、断然夜の方が賑わう通り。

運河沿いにレストランやカフェやバー等が並んでいます。
しかもアウトドア―。
お店のテントが所狭しと並んでいます。
中華ありイタリアンあり和食あり・・・と多国籍な屋台のような店が沢山


次第に陽が暮れ、お店に次々明かりが灯る中、私たちも一杯引っかけに
この日は金曜日とあって、地元で働く外国人たちが、アチコチのカフェやバーで飲食していました。
まるで夜の六本木
どこのお店もフレンドリーな感じで、通り全体が楽しそう
タイガービールは地元シンガポールのビール。軽い味わいで飲みやすかった


ほろ酔い気分で続く「ボート・キー」へブラブラと
振り返ると運河沿いが綺麗にライトアップされているみたい

目指すベイエリアの方角にある老舗ホテルもライトアップ
夜の散策が一層楽しくなります

 

そして更にブラブラ歩き、丁度ベイエリアで行われる夜のレーザーショウに間に合いました
この夜はお天気が良くて、レーザーショウの光も夜の帳に映えていました
毎晩行われるこのショウは必見です。
最終日の素敵な思い出になりました

 

シンガポールの治安は良いそうですが、スリや置き引きといった被害はあるそうなので、注意が必要とのこと。
それさえ気をつければ、タクシーも安く、地下鉄(MRT)も使いやすく、観光客でも安心して街歩きができる国だと感じました。

シンガポールの外せない観光地は漢字3文字で表せるのだとか。
観覧車、水族館、植物園、そして動物園。
今回、動物園は行けませんでしたが、次女はいつか行けるかもしれません。

こうして、過去に尋ねた国や街の変貌を見に行くのも、面白い旅となりますね。

お土産は、ラッフルズ・ホテルのカヤジャム(中)とチリクラブヌードルとバテックのスカーフとタイガービール等々。
バティックはお土産屋さんの方が品ぞろえが好みだったので、そこでシンガポール航空のCAさんの制服の様な柄を買いました。
タイガービールは日本のお土産サイトで注文したもの。持ち込み禁止だし重いので、多少割高でもそちらの方法を選びました。

秋はこのバティックのストールを羽織って、どこかへ出かけたいものです。

 

長々と、旅の記録にお付き合いくださり、ありがとうございました
少しでも旅の参考になれば幸いです。

 

お終い



 


シンガポール旅行 ~歴史あるホテルと下町編

2013年09月13日 10時20分02秒 | ガーデンの旅~海外編

30年前、連れ(夫)が二の足を踏んだため叶わなかった夢を果たすべく、ラッフルズ・ホテルへハイ・ティー(アフタヌーン・ティー)をしに行きました。
なかなか予約が取れないと聞いていたので、到着して早々に予約をし、万全の態勢(ちょっとお洒落して)でイザ、憧れていた白亜のホテルへ

イギリス植民地時代に建てられた、今では珍しくなったコロニアル様式の建物です。

ラッフルズのマークのステンドグラス。

ハイ・ティーができるのは一階のロビー側のティフィン・ルーム(Tiffin Room)。
白い内装に金色のシャンデリアが映えて美しい

此方のハイ・ティーでは、初めにテーブルにお菓子がセッティングされていて、飲み物は紅茶の他にコーヒーも選択できます。
更に、ビュッフェ形式になっており、お菓子が足りなくなったら自分で好きな分だけとりに行けるし、ボーイさんが「もう一皿食べますか?」と訊いてくれ、持って来てもくれます。
お菓子やサンドウィッチのほかに、飲茶に出てくる焼売などの小さな中華総菜が用意されていました。
どれも美味しい~
ティーは自分で注ぐ機会がないぐらい、ボーイさんたちが注いでくれるし、サービス抜群
なのでミルクティーとともに、娘と二人、たらふく食べました

宿泊客だけしか利用できないエリアはとてもシックな装い。

先月公開された映画『謎解きはディナーの後で』のロケでも有名になったラッフルズ・ホテル。
ギフトショップにはロケのニューズを報じる日本の新聞が展示されていました。

そして、ホテルの中庭で、次女と、『謎解き・・・』のキメポーズで写真を撮りました

             

 

ラッフルズ・ホテルとはひと味違う、シンガポールの下町へオプショナルツアーで行きました。
タンジョンパガーは昔風の建物が残っている通りだそうで、可愛らしショップが並んでいました。
この様な古くからある建物はほとんど取り壊されて、今ではずいぶん少なくなっているそうです。


シンガポールは多民族国家で、現在では中国系が70%を占め、他にマレー系やインド系の人々が暮らしているそう。
その昔、マレーシアやシンガポールにやって来た中国系移民が、現地の女性と結婚して生まれたのがプラナカンと呼ばれる人々。
今ではずいぶん少数になってしまった民族のようです。
その人々の文化を知ることのできる博物館へも行きました。
プラナカンの女性たちの民族衣装が綺麗でした

 

お土産にバティックを買いたくて、お店を探しに行ったアラブストリート
アラブ系の人々が住んでいる地区のようで、モスクがあり、丁度お祈りの最中だったのか、街にお念仏が流れていて、ちょっと混沌(カオス)

 

東洋と西洋、東洋と東洋が交じり合って文化を作ってきた街なのですね~シンガポールって。

 

続く

 




 


シンガポール旅行 ~ボタニック・ガーデン編

2013年09月12日 10時15分41秒 | ガーデンの旅~海外編

どの国に行っても、植物園は訪れたいと言う訳で、シンガポール植物園(ボタニック・ガーデン)へ行きました。
あまりお天気が良くなくて、雨が降ったり止んだりだったので、広大な植物園を回りきれなかったのですが、見どころは抑えたつもり。

蘭の花に囲まれた鶴の彫像と噴水。背景は椰子の木。南国

園路のアチコチにローズピンク色や白のデンファレが植えてありました。
たぶん綺麗に咲いている株を、定期的に入れ替えているんじゃないかしら。
白いデンファレの咲く鏡の通路の前でパチリ

ガーデンショウで見たことのある大型の花も園路に。
此方は普通に季節の花の様に咲いている感じ。綺麗

大きな木から滝のように垂れ下がっているモールの紐のような植物をみかけたり、

垂れ下がる大型の尖った花を見つけたり。
(これはヘリコニア・ロストラタ。和名はオウムバナと言うそうです。)


ボタニック・ガーデンの見どころの一つが世界最大規模の蘭園「ナショナル・オーキッド・ガーデン
このガーデンのみ有料です。

園内にはあちこちに蘭が植えられています。
見事な黄色のアーチに感動し、このオンシジウムのアーチの前でパチリ
アーチの大きさが伝わるでしょうか
30年前にシンガポールに行った際、お土産にオンシジウムの切り花を買い持って帰ってきましたが、今ではどうなんでしょう
オーキッド・ガーデンの売店では、蘭の苗を販売していましたから、買えはするのでしょうけれど。
もちろん成田空港で植物検疫が必要です。

花びらにソバカスの入った蘭が気に入りました

 

小雨の降る中大急ぎで「ジンジャー・ガーデン」へ。

この花がジンジャーの花とは思えなかった「トーチジンジャー」
ジンジャー=生姜という発想はいけませんね

右はへリコニア。左はなんという花かしらん

突然、リス発見
これは、なんという名のリスなのでしょう。タイワンリスに似ていましたが・・・


ボタニックガーデンは52ヘクタールの広さだそうです。
日本の公園だと、どこと同じぐらいなのでしょう。とにかく広い
結局まわりきれずに、雨が強まる中、次の目的地に向けてサヨナラしました


ボタニック・ガーデンのギフトショップで、足の痛くなった次女がトラベル用の簡易シューズを買いました。
そこでレジ袋をもらおうとしたら、商品を入れるレジ袋はあえて使っていないとのこと。
環境を守る活動の一環なのだとか。

それにしても、もう少し長居したかった~
お天気も今一つだったし、連れが植物にあまり興味のない次女だったので、強くも言えず・・・ウウッ

続く


シンガポール旅行 ~近未来の街編

2013年09月11日 14時09分09秒 | ガーデンの旅~海外編

 9月3日

シンガポール航空SQにて、成田空港を飛び立ち一路シンガポールへ。
SQには一度乗ってみたいと思っていたので、ワクワク
期待通り、日本の航空会社に比べると、エコノミークラスの座席が若干広く、エンターテイメントも沢山あり、サービスも充実していて(日本映画あり)、満足のいく往き帰りとなりました

四半世紀前とは打って変わっていたシンガポールの街。
近代的を通り越して、近未来的なマリーナベイ・エリア地区からご報告。

テレビの海外旅番組やSMAPのコマーシャルで何度か目にしているシンガポールの現代の象徴「ホテル・マリーナ・ベイ・サンズ
早速、展望台「サンズ・スカイパーク」へGO
地上200mは、私と次女には高すぎたみたいで、ちょっとフラフラしましたが、眺めは抜群でした

「スカイ・パーク」からはるか下の眺めは一見の価値あり
青と黄色と赤と…のスタジアムの客席みたいに見えるのは、9月下旬から始まるF1グランプリの観客席ではないかしら。

世界最大の観覧車「シンガポール・フライヤー
28人乗りのゴンドラで、一周するのに30分以上かかります。

予約すると、中でお食事ができるというサービスもあるほど広いゴンドラ。
ゆっくり上がっていきます。

フライヤーの中からは、「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」や「マリーナ・ベイ・サンズ」が良く見えます。


 

港の沖に見えるのは沢山の貨物船。
流石、世界有数の貿易港です。
手前に見える緑多い広大な公園は「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」。近未来の植物園です。
左手の二つの貝殻状の建物(ドーム)は巨大な温室。
右手の林立する塔は人口の巨木「スーパーツリー」。

 スーパーツリーを行き来できる空中回廊「スカイ・ウエイ
なかなかスリルのある空中散歩。
見晴らしも良く、風も心地良く、足の下にガーデンを眺めるなんて、今まで味わった事の無いガーデン散策となりました。

 片方のドーム温室には壁面緑化された山から流れ落ちる滝が
この緑の塔の頂上は標高2000mの高地を再現していて、エレベーターで昇り、ぐるりと歩いて降りるようになっています。

壁面緑化された壁に沢山の花が咲いていました。
高地の設定だけあって、空気がひんやりとして、霧もかかっていて、気持ちが良い

 

もう一つのドームの中は、打って変わってドライガーデン。
二つのドームを正反対のコンセプトで作っているのですね。

オーストラリアのような乾燥した地に育つ植物や、カラフルな花々で一杯でした。


此方は花が多くて、明るく賑やか

そして面白い植物を発見
招き猫の手のような、尻尾のようなサボテンの仲間。

 

ガーデンを覆う独特の甘い香りはこの花からかな。
プルメリア

 

「 ガーデン・バイ・ザ・ベイ」はまるで「世界花博」の会場のような雰囲気でした。
あまりに広くて、まだまだ見どころ沢山だったのですが、時間が無くてまわりきれず心残りが
ガーデン好きの方には、一日時間を取って巡ってほしいと思います。

正直、シンガポールが此処まで経済発展を成し遂げ、世界の先端を行くような風景になっているとは考えもしませんでした。
そして、こうした施設を作る発想力にも驚きました
世界各地から観光客を呼び込む国策の一環なのでしょうね。
約7時間かけて来た価値があったと思いましたもの。

「シンガポール・フライヤー」の中でご一緒した香港から来たカップルが「香港はすっかりシンガポールに追い抜かされてしまった」と言って、ちょっとガッカリした様子だったのが印象的でした。

 

続く