旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

軽井沢レイクガーデン

2010年07月02日 12時03分23秒 | ガーデンの旅~国内編
軽井沢ガーデン巡りの最後を飾るのは、誰もが認める「バラ界の貴公子」大野耕生さんが、バラをはじめとする植栽を担当された軽井沢レイクガーデンです。

足を踏み入れるなり、豊かなバラの香りが私たちを覆い、同行の友人も大感激

午後1時から大野さんのトークショーがあるというので、それに合わせて大急ぎ。何とか間に合いました

「僕の庭へようこそ。」で始まったトークショー。平日(月曜日)のにもかかわらず多くの方が集まっていました。
お隣に座った方が「まるで、(自身の)庭を覗かれているようだわ」とおっしゃるぐらい、バラを育てる者の苦労や悩みを理解したうえでの話しに、皆さん熱心に聞き入っていました。

「日ごろの心配事を忘れて、此処ではバラを愛でていってくださいね。」と、大野さん。


湖畔に面したローズガーデンは4年ほど前に新しく作られたのだそうです。湖とバラが絵になります。

           

変形な湖に橋を渡して、バラの回廊となっています。

           


「バラは花を早めに切ってあげると株の負担が少なく、切花としても楽しめます。」と大野さん。
花が多い分スタッフの方の花がら摘みも半端ではなさそう。それもまた絵になるガーデンです。
                       

バラの回廊を行けば、甘い香りに満たされます
早咲きから遅咲き、二番花など返り咲きで、これから10月初旬まで楽しめるとか。
まだ沢山蕾がついていましたから、見ごろの時期も長そうです。
         
  
                
              
                                               
                       

2色のバラを絡めたアーチは、美味しそうでさえありますね
他の地よりバラが大輪に育つのは、軽井沢という夜温の冷え込む花期の短い環境のせいなのだそうです。なるほど~。
                

地面に這わせたハニーサックルとアルケミラモリスの小道が、木陰を明るく演出しています。

        

ガーデンカフェの壁面もつるバラに覆われて、此処で庭を眺めながら優雅にお茶をするのも素敵
この時期は至るところ薔薇また薔薇です

                    


カフェとは反対岸に建つホテル。




湖の外周の宿根草の小道を通ってホテルへ向かうと、木々の茂る落ち着いた雰囲気のバラと宿根草の庭が現れました。
一日5組しかお泊りできない高級そうなホテルのようです。
一度泊まってみたいものですが、一年前から予約で一杯なのだとか
                 


このガーデンのあるレイクニュータウンは浅間山荘事件の頃からあったそうで、以前は三越もあったというから、人気の別荘地だったのでしょうが、いつの頃からか少し寂れてしまったみたい。
「このガーデンができてからか、呼ばれることが多くなったのですよ。」と、帰りのタクシーの運転手さんが言っていました。
「7月にはいると混み始め、夏休みは大変混雑するので、軽井沢を訪れるのは今の時期が一番良いかもしれませんね。」とも。

お天気にも恵まれ、初の軽井沢ガーデン巡りも、とても楽しかったです
どのガーデンも半日以上は楽しめる場所ですが、今回は欲張ったせいで駆け足になったのが心残り
なので、必ずまた訪れようと心に決めました




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トークショーが終わる時間を見越して予約していたガーデン内のレストラン「ブラッセリー・ナカガワ」でランチ

前日、ヴィラデストでコース料理を頂いたので、今回は軽めのパスタランチにしました。
お天気も良かったのでテラスで、緑の中パラソルの下、一輪挿しのバラとともに食事です。

写真左:オードブルは鴨の燻製と鶏のテリーヌ。暑い日は冷えたスパークリングワインがさらに美味しい
写真右上:蛸のトマトソースのスパゲッティ。
写真右下:デザートはイチゴかフランボアーズのムースだったかな。
写真下:ハート型のティスプーンが、可愛い
            

お料理はどれも美味しかったです。当然ワインも頂きましたが、赤のハウスワインが美味しくて気に入りました

何より、明るくハキハキして親切なレストランのマダムが素敵な方。
私たちが帰りの新幹線に合わせて、タクシーを頼んでくれるようお願いすると、ガーデン散策の時間を考慮して手配してくださり、さらに時間には、わざわざレストランの前まで見送りに出てきてくださいました。
ランチのお客に、この様に丁寧に応対してくださるレストランは少ないですね。ちょっと感激しました

このようなレストランでのパスタランチ1900円はリーズナブルと感じます。
次回、いつになるか分かりませんが、是非ディナーも頂きたいと思いました。



軽井沢タリアセン

2010年07月02日 09時32分39秒 | ガーデンの旅~国内編

軽井沢タリアセン」は「ピクチャレスク・ガーデン」のほぼお向かいに位置しています。
以前TVの旅番組で此処のイングリッシュローズガーデンを知って、寄ってみたいと思っていました。

塩沢湖の湖畔にあるせいなのか、水の流れがお出迎えです。




夜に強い雨が降ったせいで花びらが沢山散っていましたが、それでも綺麗に咲いて、私たちを楽しませてくれました

            

バラはデビット・オースチン社のイングリッシュローズが主。チャールズ・オースチンが良い色を出しています
軽井沢は寒い地なので、色が綺麗に出るのでしょうか。

                       


ガーデン奥の池では睡蓮や黄菖蒲も咲いていました。蛙の楽隊のオブジェが可愛い「芸術の湖畔」らしい雰囲気です。

            


川沿いに列植されて咲いているバラたちを、橋を渡って向こう岸から眺めてみても良かったかな~。

      


ちょうど「假屋崎省吾の世界 in 軽井沢」展が「睡鳩荘(旧朝吹山荘)」で行われていたので見てきました。
朝吹登水子さんはフランス文学者で、フランソワーズ・サガンの小説の翻訳で有名な方。「悲しみよこんにちわ」なんか、懐かしいな~
旧軽井沢に在った別荘をこちらに移築したのだそうです。
中の写真はありませんが、八重咲きのトルコキキョウがテーマフラワーで、假屋崎氏らしく美しくゴージャスな生け花でした。                       



軽井沢タリアセンは、他にも見所沢山の場所ですが、今回はガーデンのみ。次回は塩沢湖で白鳥さんのボートを漕ぎたいです。

次はいよいよ「レイクガーデン」へ。


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