旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

ザ・ロイヤル・ボタニック・ガーデン・シドニー

2012年02月08日 13時50分59秒 | ガーデンの旅~海外編

お天気に恵まれた2月4日にシドニーの「The Royal Botanic Garden Sydney」を訪れました。

日本人のツアーガイドさんにどんな所か話を伺うと、
「とにかく広いので、「迷子になってしまった」と、電話をいただいた方が今までに二組あります。くれぐれも閉門時間に気を付けてください。」
とのことだったので、朝早目に、心して出かけました。

パレス・ガーデン・ゲイトは重々しくカッコ良い

入ってすぐにあるローズガーデンでは、日本でいうところの2番花が咲いていました。

ちょうどカンナの花が盛りで、通路脇にたくさん植えられ花を咲かせていました。

コントラストのハッキリしたカラーリーフと、実のなっている枇杷みたいな実のなる木。
この実は食べられないのだそうです。

この花の名前は何だったかな。




池にはちょうど蓮が咲いていました。

シドニー湾に面した、とても長めの良い公園で、オペラハウスもハーバーブリッジも見えるんですよ
この花はドラセナの仲間かしら(後で和名「君が代蘭」だと、教えていただきました。)

インフォメーションセンター前のカフェも解放感がって、お天気の日は気持ちが良いです。
紫の実は何かしら?

そしてFlat Whiteを飲み飲みガーデンツアーまで時間をつぶしました。


本当に広く、どう見たら良いのか分らないと思い、ボランティア・ガイド・ツアーに入りましたが・・・
内容が、主にオーストラリアの植生や農地開拓の歴史、蜘蛛や鳥など、予想と違い戸惑いましたが・・・

まず、高木にぶら下がっている大勢のコウモリにびっくり
昼はボタニックガーデンに居て、夜はエサを求めてガーデンの外に出て、街に被害を及ぼしているのだとか。
でも駆除できず、困っているとのこと。そのせいで枯れた木もありました。
前述の枇杷の実など食べまくるそうです。

こちらは「cockatoo(鳥の名前)に食べられてしまった花の穂」なのだと、ガイドのジムさんが説明してくれました。

説明を受けながら歩いていると、カンナの花をムシャムシャと食べる鳥が
ボロボロになるらしいです。

オーストラリアの固有種なのかなBunya Pines
変わった松ぼっくりができるみたい。

Queensland Bottle Tree(ボトルツリー)は、中はスポンジ状になっているそうで、水を沢山蓄えている木なんだそうです。


私が楽しみにしていたカンガルーポーも2色咲いていました。
「なんでカンガルーポーを見たがるの?」と聞かれ
「だって、これぞオーストラリアって感じの花で、日本では有名なんです。」と答えましたが、
ジムさん曰く、「シドニーの植物ではないので花が綺麗ではない。西オーストラリアの植物なので、パースだと綺麗だよ」とのことでした。

ツアー先でよく見かけた、鷺に似た鳥が、ここにも。
人も怖がらすのんびり芝をついばんでいました。


ツアーには私たち夫婦と、現代のプラントハンター然としたドイツ人の男性、と白人のご夫婦が参加。
ドイツ人の男性がとても熱心で、蜘蛛を見ても植物を見ても「なんて素晴らしいんだ!」と感激しておりました。

カメリアのコレクションも素晴らしいとのことでしたが、今は小さな蕾。
シドニー湾の風景や、私たちにとっては珍し鳥や3Dで巣をはる蜘蛛など、植物だけでなく、色々楽しめるこの植物園であり公園でありガーデンは
シドニーに行かれたらぜひ訪れてほしいと思います。


実はこの日も英語に悪戦苦闘。
植物については少しは知っているつもりでしたが、庭の草花以外は未知の世界っだったんだと、ちょっと打ちのめされ、
高い垣根もあることもわかりました。トホホ

後はこぼれ話など・・・つづく