昨日は長女と「品川プリンスホテル クラブeX]で行われた「花いけバトル‘REAL’2018新春」を観に行きました。
以前NHK「あさイチ」で紹介された際に、非常に感銘を受けて、以来ずっと観に行きたいと思っていました。
実は私、若い頃少しの間華道を習っていて、草月流1級のお免状と名前(雅号)を持っているんです。
当時から生け花は芸術的表現の一つ(今でいう「インスタレーション」ですかね~)だと感じていました。
それを一対一のバトルスタイルで、生けている様も観られて、更にどちらが勝ちかをジャッジすることができるなんて、なんて面白いんでしょう
始まる前からワクワクドキドキテンションが上がります
観客には裏表、赤青のカードが渡されます。
「勝ち」と思う方の色を掲げます。
参加している感じが、ハンパナイです
始まりはバンドネオンの生演奏から
「リベルタンゴ」の音色が観客を惹きつけます。
バトル中も生演奏
参加者は計8人。
予選4回敗者復活戦2回準決勝決勝と続きます。
予選は赤コーナー、青コーナーともに指定された花器を使います。
第一線から白熱
だって5分しか生ける時間がないのですよ
それはそれは濃密な5分間
観客の投票結果が画面に映されて~接戦でしたが、青の勝ち
写真奥の花材から自由に選んで生けていきます。
途中台が回転するので、生ける様子が良くわかります。
人参登場~
花材を立てたり倒したり~
左手の竹がこの後大変なことに
しかし、攻めてるな~と感心
最後の一挿しまで、見る側も気が抜けません
様々なバトラーの駆け引きの結果出来上がった作品が、円形ステージで回ります。
あ~鑑賞タイムが短い
もっと眺めていたいのに、素早く片づけるスタッフたちの仕事ぶりもスピーディー
儚いな~ と思いつつも、次のバトルへの期待が高まるのは、私が欲張りだからかしらん
決勝戦での作品。
皆さんならどちらの作品に一票を投じますか
私は赤に
そして僅差で赤が勝ちました
この天辺の小さな花器にまつわるエピソードに、グッと心を掴まれました。
準決勝では、対戦者の花器を選び合ったり、決勝戦では幾つ花器を使っても良かったり、と、観客が楽しめる仕掛けがいくつもありました。
バトラー同士の駆け引きや、失敗に終わったバトラーにも花いけに対する情熱や気迫を感じたり、本当に息をのみ続ける3時間余り。
翌日の今になっても、あの時の興奮が冷めません
お値段以上に楽しめました
華道やフラワーアレンジメント等を超えた、リアルな花戦(はないくさ)が其処にある。
全国各地で様々な形で「花いけバトル」が行われているので、花に興味のある方は是非一度見て欲しいと思います。
私もまた観に行こうと思います。
会場で用意されていて使われなかった沢山の花材を、バトル終了後に一束1000円で売っていたので、長女が一つ買いました。
花束はスタッフさんの即興作品で、花の組合せは選べません。
帰宅後私が生けました。
白青黄色の組み合わせは超私好み
コデマリの枝が一部裏側なのは、キッチン側からも花がみえる様に生けたから。
道中折れた胡蝶蘭の半分を小さな器にアレンジ。
ダイニングテーブル越しにキッチンのカウンターのアレンジを眺めて、超自己満足
私のガーデニングの原点は北海道の花畑だと思うけど、ガーデンの植栽配置は華道からなのかも知れないな~
オフシーズンは、室内で花を楽しむ活動を。
2018年のワナドゥ(やりたい事)を、一つクリアした一日でした
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