9月2日(月)
陽殖園の武市さんから「上野ファームに向かう途中にある公衆トイレの一輪挿しに飾られた花を、是非見て欲しい」と言われたので、高速道を愛別インターで降りた後、公衆トイレを探しながらドライブ
当麻町に入って看板を見つけたので駐車場に車を停め降りると、目の前にガーデンが
これは要チェックだわ
当麻町は旭川市の北側に隣接する町
「くるみなの庭」と名つけられたガーデンは当麻町の公園でした。
季節の宿根草がモリモリ咲いていました。
植物のシードヘッドも残されていて、ちょっと普通の公園と雰囲気が違います。
周囲の緑や茶色の葉の中でロシアンセージが輝いているよう
斑入り葉のフロックスが満開でした。
調べるとこのガーデンは、子供たちの花育の場でもあるよです。
可愛いバンガローが数件建っていました。
波打つような輪っか型の大きなベンチがナチュラルな風景に似合っています
ベンチの内側の植栽もナチュラル
ナチュラリスティックといっても間違いないでしょうか。
斜面に作られた植え込みでは、グラスが多用されていました。
植え込み方も興味深いです。
どうやらグラスの迷路になっているみたい。
これは子供たちのかくれんぼにも楽しそうですね
トンネルの周りにも様々な種類のグラスが植えられていて、風にユサユサとなびいていました。
クライミングの練習もできるのね
公共の公園でこんなに大胆なランドスケープと植栽がなされている場所は初めて見ました。
丁度植栽の手入れをしている方がいらしたので、誰がデザインしたのか訊いてみたら、植栽デザインは上野砂由紀さんだそうです。
なるほど納得
上野ファームと雰囲気が違いますが、それはTPOに合わせてのデザインなのでしょう。
公園のガーデンのレベルの高さを感じたのでした
そして公衆トイレの一輪挿しには、アリストロメリアとアネモネ・フぺヘンシスが活けられていました。
武市さんはきっと、私にこのガーデンを知って欲しくて、謎かけのような言葉を伝えたのかな
きっとそうに違いない
新しいガーデンと幸せなの出会いを、ありがとうございました
その後上野ファームに寄り、更に車を走らせて
旭川市の東側、旭川空港のある東神楽町へ
本年初夏にオープンした「はなのわガーデン」を見に行きました。
「はなのわガーデン」は、東神楽町の新しい複合施設の前庭という位置づけでありながら、それはもう、広~い宿根草ガーデン
敷地はテニスコート12面分ぐらいあるそうです。
東神楽町は数十年にわたって「花の町」として町造りをしていて、この度複合施設の前庭にシンボルとなるガーデンを作ったのだそう。
デザインは上野ファームの上野砂由紀さん
3年かけてデザインを考えたそうです。
初夏に植えたと思えないほど、植物がモリモリ育っていました
色、形、背丈等の違う200種類ぐらいの宿根草が植えられているそうです。
植え付けたばかりなので、来年になると雰囲気が変わってくると思いますが、季節季節に次々花が咲くガーデンであることは、この段階でも良く分かります。
アネモネ・フぺヘンシスはきっと大きくなるでしょうし、
ノリウツギも大きくなって存在感を出すでしょう。
今後が楽しみで仕方ないガーデンです
複合施設の基本設計は、世界で活躍する同町出身の建築家、藤本壮介氏
館内のデザインも、お洒落でカッコ良いです。
これが役場とは
感性が磨かれるような気がします。
国道沿いに置かれた大型のコンテナガーデンも、花の町らしさを感じさせます。
旭川市近郊の二つの町の公共のガーデン
どちらも上野さんのデザインながら、こうしたデザインを取り入れようとする自治体の姿勢が素晴らしいと思います。
さすがガーデンアイランド北海道
花の輪が大きく広がっていくよう、願わずにはいられません。
夕刻、予定時間内にレンタカーを返せてホッと一息。
星野リゾートOMO7旭川のカフェでしばし休憩
よく運転したな~と自分を褒めながら、スフレチーズケーキとラテを頂きました。
お客さんが少ないので、ほんと落ち着けるんだわ~
仕事が終わった弟と待ち合わせて夕食へ
買物公園側の「和心洋才 睦月」へ行きました。
写真左上:八寸 写真右上:刺身
写真左下:ごぼ天 写真右下:鯛茶漬け
どれも美味しいし、細工が美しいの
大満足
密度の濃い、最高に楽しく、発見もある充実した一日でした。
最終日へ続く
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