9月3日(火)
旅行前、旭川市に歴史的建造物はないものかと調べていたら、重要有形文化財の建物があると知りました。
「旧岡田邸」は「北の誉」という酒造のオーナー宅として昭和8年に建てられ、そのお宅が動態保存されていて、現在は「おかだ 紅雪庭」というお蕎麦と料理のお店になっているよう。
これは一度訪れてみないと
裏玄関から拝見
洋風建築のようです。
窓の面格子はレトロな雰囲気
正面玄関の前庭にモミジが沢山植えられていて「紅葉館」と呼ばれていたそうです。
なので「おかだ 紅雪庭」なのかしら。
雪国らしい名前です。
玄関扉は木製でステンドグラスがはめ込まれています。
室内側から見ると、光が透けて綺麗
ガラスの中に楕円形のステンドグラスが埋め込まれていて、建築当時はさぞ贅沢だったことでしょう。
建具も凝っています。
明かり取りの格子窓の意匠が素晴らしくてビックリ
右側は投網で、小さな船も。
二階の広間の窓には富士山も
当時のままの照明は、どれも工芸品のようで、欄間も凝っています。
二階の階段上から踊り場を眺めると、照明やはめ込み窓などカッコ良いですし、階段が重厚で重々しいです。
旭川市は戦前は「軍都」で、酒造メーカーは軍に重用され相当儲かったそうで、その財で飛行機を二機、軍に寄贈したのだそうです。
建物は二年をかけて建てたとの事で、相当の拘りがあったのでしょう。
他にも見どころ沢山でした。
ランチに鴨せいろ蕎麦を頂きました。
漆のお椀は100年前の品だそうです。
今もしっかり使われているのですね。
このお屋敷は一般財団法人「旧岡田邸200年財団」により運営されています。
2009年有志の方々が手弁当で集まり、動態保存に向けてのプロジェクトが始まったそうです。
歴史的建造物の保存は、一筋縄では行かないということでしょうか。
入場料がわりに、またお蕎麦を食べに行きたいです。
実家へ向かう一日一本の高速バスは旭川駅前から出ています。
夕方の出発まで北彩都ガーデンを回りました
ナナカマドの実が色付き始めていました。
駅側のガーデンはグラスの穂が綿菓子のようにふんわりと茂っていました。
季節の宿根草とグラスの穂の共演は、とても新鮮な面持ちです。
赤いペルシカリアが特に目立ちます。
ガーデンセンターまで歩きました
途中の斜面ではノリウツギが色付いて綺麗なピンク色に
鏡池では水生植物が咲いていました。
青い花が可愛らしいです。
ガーデンセンター前に到着
季節の宿根草がモリモリ育っていました。
一つの花のまとまりが大きいです。
宿根草に囲まれてコキアも
秋遅くなって赤く色付くと、また風景も変わるでしょうね。
一株のグラスの大きい事
アプローチボーダー花壇も緑あふれて~
この辺りはメドウガーデンになるのかな。
グラスの穂とガウラのコンビが草原を思い起こさせます。
層のような植栽が面白いです。
セダムのピンク色の花が鮮やかに咲いていました。
あっと言う間にバスの時間になり、慌てて駅に向かいました
今回はガーデンだけでなく、歴史的建造物も訪問でき、旭川の楽しみ方が増えた気がします。
二泊三日の帰省旅、盛りだくさん過ぎる時間でした
何度でも訪れたいガーデン群が道北にある
そう思うだけで、道北出身者として、ちょっと嬉しい
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