卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

妙光食堂

2007-06-27 20:30:56 | 食堂・食事処
今やブームになりつつある「つゆ焼きそば」を遂に食す。

焼きそばで有名な黒石市で古くからある、つゆ焼きそばだが、最近全国ネットのテレビで相次いで取り上げられたことから、今注目なのである。

青森に住んでるけど、つゆ焼きそばをテレビで初めて知った。
この謎の食べ物を食べるため、先週地図を持って黒石に出かける。
テレビで取り上げられた「妙光食堂」を探すべく走り回る。しかし、なかなか見つからない。黒石の狭い道路を右に左に探すも全く見つからない。一時間ぐらい走り回るも見つからないので、帰ろうとしたら偶然発見。しかし、店は休みだった・・・。

リベンジのため、バイトの前に時間が出来たので102号を100km超でぶっとばす。場所は大体覚えてたのでスムーズに到着。

老舗の食堂の妙光の店内はよくわからないけど、入り口が二つあって、二階もあったりで謎。
店主はねぷた絵師でもあり、オリジナルのねぷた凧が壁に飾ってあります。
違う壁には、店を訪れた有名人の写真が飾ってます。欽ちゃん、桂三枝、内山くん、セイン・カミュと面白メンバー。
やはりここは有名なのだなと感じつつ、名物のつゆ焼きそばとおにぎりを注文。

つゆ焼きそばも俄かにブームになって、黒石の他の食堂やラーメン屋など数店舗で食べられます。妙光が一番有名ですが、元祖は今やなくなった「みます」という店だそうです。

黒石焼きそばを、育ち盛りの子供のために、量をふやすため、スープをいれたとか、冬の寒い季節にも温かくなれる焼きそばを食べてもらいたいためにスープをいれたとか諸説あります。
妙光の店主がみますで食べた味をさらに独自に味付けをして完成させ、その噂が全国にも轟いたということです。
味というよりも、異色の組み合わせと言う点で有名になったのが本音でしょうけど。というわけで食べてみる。

はっきり言って味は期待していなかった。面白い食べ物として有名なんだろうと思ったけど、いや、まじでおいしい。
黒石焼きそばの平打ち麺に、焼きそばの具材。豚バラ、もやし、キャベツ、ネギ。それに天かす。

気になるスープだけど、ソースと醤油の奇跡のマッチング。何故か合うのです。これはソースと醤油の国際結婚や~(彦麻呂より)。
ものすごいおいしいってわけではないけど、B級グルメとしては最高峰。文句なしの完成された味です。
ちょっと太めの麺とスープを絡ませて、一緒に天かすを食べるのが最高。
すり鉢どんぶりには結構なボリュームでした。麺もほとんど伸びないので、ゆっくり食べられます。
本当にうまかった。また来たいです。

つゆ焼きそばは600円。安いです。食堂なので、他にも色々あります。丼からラーメンやカレーや定食などなんでもあり。お酒もあるから宴会とかもやってるみたいです。

ちょっと場所はわかりにくいので注意。

ちなみに、先日「第二回B-1グランプリ」が行われ、「富士宮焼きそば」が連覇を果たした。
青森からは「せんべい汁」がエントリーされるも、連続準優勝。
次の大会も、せんべい汁では勝てない。なので、全国的に知られてきたつゆ焼きそばの出番である。
富士宮焼きそばは、ちょっと変わった焼きそばだけど、つゆ焼きそばのインパクトには適うまい。宣伝も兼ねて、来年の大会にエントリーして欲しいつゆ焼きそばでした。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆

住所・黒石市元町66
電話・0172-53-2972
営業時間・11:00~20:00
定休日・不定休