卍の城・弘前城がある弘前公園でロックフェスティバルが開催された。その名も「卍の城ロックフェスティバル09」である!!
記念すべき第一回目だが、何せ過去に前例のない空前絶後のロックフェスであり、しかもこんな田舎の城下町で行われる為、我々「卍の城ロックフェスティバル・プロジェクト」のメンバー達は手探り状態で進めていたが、遂に本番の日となった。
出演アーティストは国内に留まらず、アメリカ、イギリス、そして何と天国からもたくさんのアーティストがこの日の為に復活して下さった。
解散しているバンドもこの日の為に再結成して頂き、大変光栄に思います。
「環境問題」「ロック黄金期の再生」「死者との対話」という何だか神妙なテーマを掲げた今回のフェスであります。
第一に「環境問題」ですが、日本一即ち世界一の桜の園「弘前公園」、そして世界遺産の「白神山地」を有するわが青森県ですが、その素晴らしい自然を恒久に持続したい思いで、チケットの売上の大半は環境保全の為に寄付される事になっています。
そして第二に、解散した伝説のバンドに再結成してもらい、ロックバンドのケミストリーはその時そのメンバーでしか生まれないというのを再認識してもらい、あまり元気のない現代のロックを盛り上げ、黄金期のリバイバルを計るのが一つの目的です。
そして最後に、惜しくも亡くなってしまった伝説のロッカーたちに、黄泉の国と一番近い場所「恐山」を経由して、この日だけ復活してもらい、死者との対話を通じてロックの楽しさをもう一度現世で味わってもらいたいというのが最後の目的です。
このテーマに賛同したアーティストたちが参加して下さいました。
弘前公園は木々が非常に多く、ライブなどするには不向き極まりない場所なのですが、個人的な思い入れの強さから、近隣住民と市役所とみっちり話し合いをした結果、なんとか開催まで漕ぎ着けました。
この日はロックフェスの為に、弘前公園を貸し切りました。
ステージは4ヶ所設置しました。
メインの「マンジ」ステージは弘前公園のレクリエーション広場とアスレチックトラックの場所に作り、オールスタンディングで2万人収容可能となっています。
次に中規模の「タメノブ」ステージは二の丸の下乗橋手前の広場あたりに設置。こちらは2千人収容可能です。
「タカオカ」ステージは植物園の自由広場に設置。こちらも2000人収容可能。
そして市民会館の大ホールも使用しちゃいます。1500人収容可能です。
野外ステージだけではなく、大胆に屋内ホールも使用するのがこのフェスの醍醐味でもあるでしょう。
県内外からたくさんの来場者がいらっしゃる事になりますが、弘前さくら祭りを例として、対応に充分備えております。
車では来場出来ませんが、近隣の有料駐車場、更には岩木川河川敷の無料駐車場、そして弘前駅からは、シャトルバスを運行していますので、スムーズに来場できる事と思います。
園内には桜まつりと同様、出店もありますので、飲食には困らないかと思います。
恐らくロック史上最高のフェスが遂に始まります。
自分は総合プロデューサーという立場ながら、フェス全体を把握するという名目で、各ステージの見たいアーティストを観るという勝手な行動を取ることにしていますのでご了承ください。
なんと朝8時からスタートであります。
オープニングアクトとして各ステージとも津軽三味線演奏が10分催されます。地元青森の三味線の名士たちにそれぞれ演目はまかせており、古典からオリジナルまで各々好きなように津軽三味線の解釈を自由に捉えて演奏したようです。
メインのマンジステージのみ、100人の三味線奏者が演奏し、それは圧巻でした。
次に、各ステージとも地元アマチュアバンド枠として、弘前や青森で地道に活躍しているアマチュアバンドたちに前座的に盛り上げてもらいます。
メインのマンジステージは「Fiction teller」が登場。この日の為に活動再開してもらいました。
相変わらずパワフルなボーカルとソリッドなギターサウンドでノらせてくれます。
独特のメルヘンロックの世界観を余すところ無く疲労してくれました。
ほとんどの客は初めて聴くだろうけど、たった3曲で虜になった人も多かったはず。ロックバンドのトップバッターとして、大多数の観客に尻込みせずに堂々とした演奏でした。
セットリスト
1.メトロ 2.朝靄とチョコレート 3.風の哀愁ひとりたび
ちなみに他のステージのアマチュアバンドたちは「TYRANT」「WAYBARK」「essenstar」たちでした。
転換を経て、次に各ステージとも新人枠です。デビュー2年以内のアーティストたちが登場します。
自分は二の丸のタメノブステージに移動し、「MASS OF THE FERMENTING DREGS」のステージを観覧。
菜津子と知恵美、そしてドラムのサポートメンバーが登場。早々と演奏開始。
女と思えぬラウドなサウンドを放ち、劈く轟音の中にロックの真の美しさを見た気がするほど、鮮やかなプレイであった。
これからの活躍が非常に期待できる新星ウーマンバンドであった。
セットリスト
1.delusionalism 2.ハイライト 3.このスピードの先へ 4.かくいうもの 5.ワールドイズユアーズ 6.I F A SURFER 7.ベア-ズ
ちなみに他のステージの新人枠は「ティンテッド・ウィンドウズ」「ケイジャン・ダンスパーティー」「相対性理論」でした。
次は各ステージとも一発屋枠です。その名の通り、一発屋が出ます。しかもその一発の曲だけ披露しにわざわざ来てます。
マスドレを観た後そのままタメノブステージに居座り、そして「ジェームス・ブラント」が登場。
もちろん曲は「You're Beautiful」です。
言わずもがなの、ちょっと前に大ブレイクした曲。あまりに良い曲なのでちょっと泣けました。
一発屋と言われるけど、まだ若いので今後もヒットを出せるかもね。
ちなみに他のステージの一発屋たちは「ナック」「坂本サトル」「I WiSH」の面々でした。
ここまでの2時間は前座です。各ステージともじっくり温めてもらいました。
時間はまだ10時ですが、ここからが本番です。
自分は植物園のタカオカステージへ移動。そして「スーパーカー」が満を持して登場!
今日だけ再結成してもらいました。
曲は初期のギターポップスタイルで、ちゃんとしたバンド形態です。後期のピコピコサウンドは今日はなしです。
名盤「スリーアウトチェンジ」を中心に、ギターポップでノリノリの小気味良いサウンドが体を揺らしてくれます。
やっぱりスーパーカーはギターポップに限ります。青春サウンド全開で、胸キュンな曲やノスタルジックな曲もあり、ロックバンドのポップネスを十二分に味わえた最高の瞬間でした。
今後は絶対再結成しないだろうから、貴重な時間でした。
セットリスト
1.クリームソーダ 2.フリッカー 3.サマーチューン 4.ドライブ 5.ホワイトサーフスタイル5 6.フェアウェイ 7.マイガール 8.プラネット 9.ラッキー
続いて市民会館のツガルステージへ。
市民会館は座席になってますが、オーケストラピットの部分は座席を取り外し、スタンディング仕様にしています。
そして今日だけ再結成「JUDY AND MARY」が登場だ!
ポップオブポップバンドのジュディマリ。まだまだみんな若いから全盛期とほぼ変わらぬ演奏と歌で会場大盛り上がりであります。
今やママのYUKIもミニスカでパンツ丸見えで大暴れ。TAKUYAのギターもポップに唸り、ちょっと年寄りリズム隊も張り切ってました。
ジュディマリのポップサウンドは永遠也と深く心に刻む最高のステージでした。
セットリスト
1.オーバードライブ 2.そばかす 3.くじら12号 4.ハロー!オレンジサンシャイン 5.自転車 6.レディオ 7.小さな頃から 8.風に吹かれて 9.クラシック 10.ブルーティアーズ
市民会館から植物園へ移動する間、出店で買って歩きながら軽食。公園を散策する参加者や、西堀ではボートを漕ぐ参加者も見受けられ、ロックフェスだけれど、自然も堪能できていたようです。
続きまして、タカオカステージへ移動。そして「尾崎豊」が天国からやってきた!
夭折したカリスマが白Tシャツとブルージーンズでステージを縦横無尽に走り回り、名曲たちを熱く熱く歌い上げる。
ティーンの頃、不良にすら成れなかった小心者の自分だけど、尾崎と同じ反逆心は常に持ち合わせていたし、リアルタイムじゃなかったけど、時代を超えて尾崎のメッセ-ジは自分、そしてオーディエンスに熱く熱く伝わったであろう。
夢の時間はあっという間に過ぎ去り、感動と涙を観客に与えて尾崎は天国へ帰っていったのであった・・・。
セットリスト
1.路上のルール 2.十七歳の地図 3.十五の夜 4.フリーズムーン 5.I Love You 6.オーマイリトルガール 7.僕が僕である為に 8.卒業 9.シェリー
続いてタメノブステージへ。今回数少ない現役アーティストから一番のロックバンドである「チャットモンチ-」が登場だ!
今更深く語る必要もなし。今日のチャットは一味違う!全曲ハードロックの曲しかやりません。
世界の伝説のバンドたちに日本の最高峰のロックを見せ付けるべく曲選である。
無論最高だったし、改めてチャットモンチ-の力に戦慄すら覚えた、そんな怒涛のステージングだった。
セットリスト
1.ラストラブレター 2.海から出た魚 3.恋の煙 4.湯気 5.どなるでんわどしゃぶり 6.恋愛スピリッツ 7.ひとりだけ 8.ヒラヒラヒラク秘密ノ扉 9.やさしさ 10.親知らず
そのままタメノブステージに居座る。ここからこのステージはプログレ四天王が連チャンで登場します。一発目は「イエス」だ!
ボーカルはジョン・アンダーソン、ギターはスティーブ・ハウ、ベースはクリス・スクワイア、ドラムはビル・ブラッフォード、キーボードはリック・ウェイクマンの黄金期メンバーである。
曲は「こわれもの」と「危機」から黄金時代の曲目。一曲自体大作が多いので4曲のみだが、ライブでも完全再現してくれた。
全てロックのイノベーションに挑んだ名曲ばかりで、感動に継ぐ感動を味わえた。
セットリスト
1.ラウンド・アバウト 2.危機 3.シベリアン・カットゥール 4.ハート・オブ・サンライズ
そしてイエスの後は「エマーソン,レイク&パーマー」参上!
鍵盤でロックを作り上げた唯一のロックバンドといっても過言ではない、キーボードの魔術師・キース・エマーソン率いる最強トリオ。
絶頂期から最新鋭のシンセサイザーを駆使して前衛的な音を奏で続けたELPだが、この時代であっても全く新しい音にしか聴こえない。狂気のシンセサイザーとガッチリとリズム隊が支え、トリップ感が身を包んだ。
鍵盤ロックの最高峰ELPは、今後も王座から落ちる事は無いだろう、堂々のライブであった。
セットリスト
1.市民のファンファーレ 2.ホーダウン 3.トリロジー 4.エルサレム 5.悪魔のボレロ 6.悪の経典#9 第一印象
ELPの後は「キングクリムゾン」参上!
ギターはロバートフリップ、ベース・ボーカルはジョン・ウェットン、ドラムはビル・ブラッフォード、サックス・メロトロンはイアン・マクドナルド、バイオリンはデビット・クロス、パーカッションはジェイミー・ミューア。ゲストボーカルにグレッグ・レイク。この最強メンバーで最強のロックが生まれないわけが無い。
ブラッフォードはイエスに続いて出演。疲れも見せずのプレイだった。
序盤の2曲はレイクがボーカルを取って、ロックの金字塔を完全再現。観客は愕然として直立不動となる。
その後も最強ナンバーで、このステージだけ凍りついて時が止まり、恐怖の戦慄で立つのもやっとで、受け止められない客は卒倒していた。
恐ろしいライブはあっという間に終わったが、心にトラウマの様な衝撃だけが残ったのであった。
セットリスト
1.21世紀の精神異常者 2.クリムゾンキングの宮殿 3.トーキングドラム 4.太陽と戦慄パート2 5.レッド 6.スターレス
プログレの最強ステージを後にし(ピンクフロイドはパス)、マンジステージへ移動。そして「ザ・フー」が登場!
キース・ムーンもジョン・エントウィッスルも今日だけ復活だ!
個人的に「四重人格」はロック史上もっと評価されて然るべきだとピート・タウンゼントに話したところ、彼も同意し、さすればこのステージで四重人格メインのライブを行う事になった。
ロックオペラ「トミー」のコンセプトを遥かに凌駕し、サウンドも遥かにハードでシンフォニックで素晴らしいとしかいえない四重人格を4人のメンバーの他にサポートを数人加えてほぼ完全再現してくれた。
ロックはここまで物語を具現化出来るのか!と唖然とする観客達。もちろんロックバンドとしても文句なしのカッコいいパフォーマンスとプレイ。
ロック交響詩「四重人格」はロックの価値を高く上げた作品だとライブを通して伝わったであろう。
最後はお馴染み、ピートはギターをぶっ壊し、ムーニーはドラムセットを破壊しててそれはもう最高のステージだった。
1.マイ・ジェネレーション 2.リアル・ミー 3.四重人格 4.パンクとゴッドファザー 5.アイブ・ハッド・イナフ 6.ドクター・ジミー 7.ロック 8.愛の支配 9.無法の世界
そして続いてマンジステージに登場するのは史上最強のギターロックバンド「レッドツェッペリン」だ!
今日だけジョン・ボーナム復活!不幸な事故によって若くして亡くなったボンゾが今日は爆裂します!
近年1日限りの再結成を果たしたが、やっぱりドラムはボンゾじゃなきゃツェッペリンじゃない!息子には任しておけんと生き返ったくれた。
曲は名曲ばかりだから文句なし!骨太ドラムだからジミー・ペイジも安心してギターリフに徹してくれます。
ロバート・プラントもなんとか頑張ってシャウトしてます。ジョン・ポール・ジョーンズも嬉しそうにベース弾いてます。
時代を革新した往年の名曲たちにノリまくり、夢の時間はあっという間に終ってしまいました・・・。
ありがとう、ドラムの鬼神ジョン・ボーナム。そしてレッドツェッペリンよ永遠に!
セットリスト
1.グット・タイムス、バッド・タイムス 2.コミュニケーション・ブレイクダウン 3.幻惑されて 4.胸いっぱいの愛を 5.ハートブレイカー 6.ブラックドッグ 7.ロックンロール 8.天国への階段 9.トランプルド・アンダーフット 10.俺の罪 11.アキレス最後の戦い
ツェッペリン観れたから思い残す事はないけど、まだ伝説のアーティストたちは残っているのだ。
なんとかツガルステージへ移動、そして「ジャニス・ジョップリン」が現われた!
ロックの女王・ジャニスも非業の死を遂げ、神となったが、今夜この地に復活した!
バンドはビッグブラザーホールディングカンパニーが担う。荒削りな演奏だが、ジャニスにはこのバンドが一番相性がいいだろう。
愛を歌っているようで、実は愛欲を歌っており、それはこちらの胸にまで届き、せつなさと愛おしさにきゅんとなる。
ハスキーな声と、決して良くは無いルックスだが、観客たちの心をがっしりと掴み放さない。そしてジャニスは観客たちの愛を独り占めにした・・・。
ジャニスは全て出し切って天国へ帰っていった。天国では愛する男の胸に抱かれているだろう。
セットリスト
1.ムーブ・オーバー 2.テル・ママ 3.ダウン・オン・ミー 4.トライ 5.サマータイム 6.ピース・オブ・マイ・ハート 7.コズミック・ブルース 8.ミー・アンド・ボビー・マギー 9.トラブル・イン・マイ・マインド 10.バイバイ・ベイビー 11.アイ・ニード・マン・トゥ・ラブ 12.ボール・アンド・チェーン
そしてマンジステージへ。最後の最後、今回のフェスのヘッドライナーは「ビートルズ」だ!彼ら以外にヘッドライナーは考えられないのは仕方ない事。
ジョン・レノンもジョージ・ハリソンも復活しました!見た目オジイチャンのポールとリンゴも現役アーティストとして出演。ちゃんと4人揃ってます!
サポートメンバーはジョージ・マーティン他大多数。小編成オーケストラもいます。
というのも、ライブの曲は中期から後期の曲を披露し、初期のアイドル時代のライブをしてた頃の曲はやらないのだ。
中期・後期の実験的サウンドをライブで再現するのは大変だろうが、テクノロジーが時代に合わせてようやくビートルズサウンドに追いついてきたのでその辺は大丈夫だった。
メンバーは基本的なバンドサウンドももちろん、鍵盤や管楽器など数種類の楽器を使い分けていて感心しきりだった。
やはり彼らはバンドというより、天才音楽クリエーター集団なんだなと深く感じた。
曲目はヒット曲を含むお馴染みのナンバーの数々。
途中、エリック・クラプトンも参加し、夢の共演を魅せてくれた。
そして見所はアビーロードのB面丸々演奏という驚きのプログラム。しかしこの世紀の名盤のB面の素晴らしさは涙ナシには聴けなかった。
いいだけ感動させておいてアンコールもあり。
アンコールでは変な衣装のメンバーが再登場。あの架空バンド「サージェントペパーズロンリハーツクラブバンド」として演奏したのだ。
もちろんアンコールも盛り上がりまくった。しかし更にアンコールが起こり、予定にないダブルアンコールになってしまったが、ビートルズのメンバーもとても喜んで受け容れてくれ、最後は世界の中心・弘前から「LOVE」を観客全員で歌い、大団円でこのフェスのフィナーレを鮮やかに飾ってくれた。
セットリスト
1.ゲットバック 2.マジカル・ミステリー・ツアー 3.へルター・スケルター 4.ハロー・グッバイ 5.タックスマン 6.トゥモロー・ネバー・ノウズ 7.ヤー・ブルース 8.ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィ-プス 9.ストロベリーフィールズ・フォーエバー 10.アイ・アム・ザ・ウォーラス 11.ヘイ・ジュード 12.ヒア・カムズ・ザ・サン 13.ビコーズ 14.ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー 15.サン・キング 16.ミーン・ミスター・マスタード 17.ポリシーン・パン 18.シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー 19.ゴールデン・スランバー 20.キャリー・ザット・ウェイト 21.ジ・エンド 22.ハー・マジェスティ
アンコール
1.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブバンド 2.ウィズ・ア・リトル・フロム・マイ・フレンド 3.デイ・イン・ザ・ライフ
ダブルアンコール
1.愛こそ全て
終了予定時刻は21時だったが、結構押して結果的には22時ちょっと前に全てのライブが終了した。
自分は観れなかったけど、他にもたくさんのアーティストが出てくれました。一応タイムテーブルです。
マンジステージ
ビーチボーイズ→ディープパープル→キッス→ジェフ・ベック・グループ→ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス→クイーン→フー→レッドツェッペリン→ローリングストーンズ→ビートルズ
タメノブステージ
セックスピストルズ→クラッシュ→キンクス→チャットモンチ-→イエス→E,L&P→キングクリムゾン→ピンクフロイド→ニルバーナ→イエローモンキー→BOOWY
タカオカステージ
スーパーカー→Tレックス→尾崎豊→オールマンブラザース・バンド→デレク・アンド・ザ・ドミノス→ドアーズ→ミッシェルガンエレファント→ブランキージェットシティ→ブルーハーツ→キャロル→RCサクセション
ツガルステージ
ピチカートファイブ→ジュディアンドマリー→レベッカ→プリンセスプリンセス→チャゲ&飛鳥→ZARD→カーペンターズ→アバ→ジャニス・ジョップリン→エルビス・プレスリー
このど田舎の弘前でよくぞここまでスーパースターが集まり、最高のライブが出来たものだ。これも偏に、多くのスタッフ、市民団体、関係者のおかげであります。
多少の苦情・トラブルもありましたが、大きな混乱もなく、無事にフェスが終了できた事が何よりの誇りであります。
総入場者数五万人全てが大満足しただろうし、改めてロックという総合芸術の素晴らしさを感じられた事でしょう。
もちろん来年も弘前でロックフェスを開催したく思いますが、場所は変更となるでしょう・・・。
今回の不備をしっかりと踏まえ、ステージもアーティストもパワーアップすることを誓います!
来年も卍の城ロックフェスティバルに期待してくださいませ。
(注・この記事は全てフィクション(妄想)です)
記念すべき第一回目だが、何せ過去に前例のない空前絶後のロックフェスであり、しかもこんな田舎の城下町で行われる為、我々「卍の城ロックフェスティバル・プロジェクト」のメンバー達は手探り状態で進めていたが、遂に本番の日となった。
出演アーティストは国内に留まらず、アメリカ、イギリス、そして何と天国からもたくさんのアーティストがこの日の為に復活して下さった。
解散しているバンドもこの日の為に再結成して頂き、大変光栄に思います。
「環境問題」「ロック黄金期の再生」「死者との対話」という何だか神妙なテーマを掲げた今回のフェスであります。
第一に「環境問題」ですが、日本一即ち世界一の桜の園「弘前公園」、そして世界遺産の「白神山地」を有するわが青森県ですが、その素晴らしい自然を恒久に持続したい思いで、チケットの売上の大半は環境保全の為に寄付される事になっています。
そして第二に、解散した伝説のバンドに再結成してもらい、ロックバンドのケミストリーはその時そのメンバーでしか生まれないというのを再認識してもらい、あまり元気のない現代のロックを盛り上げ、黄金期のリバイバルを計るのが一つの目的です。
そして最後に、惜しくも亡くなってしまった伝説のロッカーたちに、黄泉の国と一番近い場所「恐山」を経由して、この日だけ復活してもらい、死者との対話を通じてロックの楽しさをもう一度現世で味わってもらいたいというのが最後の目的です。
このテーマに賛同したアーティストたちが参加して下さいました。
弘前公園は木々が非常に多く、ライブなどするには不向き極まりない場所なのですが、個人的な思い入れの強さから、近隣住民と市役所とみっちり話し合いをした結果、なんとか開催まで漕ぎ着けました。
この日はロックフェスの為に、弘前公園を貸し切りました。
ステージは4ヶ所設置しました。
メインの「マンジ」ステージは弘前公園のレクリエーション広場とアスレチックトラックの場所に作り、オールスタンディングで2万人収容可能となっています。
次に中規模の「タメノブ」ステージは二の丸の下乗橋手前の広場あたりに設置。こちらは2千人収容可能です。
「タカオカ」ステージは植物園の自由広場に設置。こちらも2000人収容可能。
そして市民会館の大ホールも使用しちゃいます。1500人収容可能です。
野外ステージだけではなく、大胆に屋内ホールも使用するのがこのフェスの醍醐味でもあるでしょう。
県内外からたくさんの来場者がいらっしゃる事になりますが、弘前さくら祭りを例として、対応に充分備えております。
車では来場出来ませんが、近隣の有料駐車場、更には岩木川河川敷の無料駐車場、そして弘前駅からは、シャトルバスを運行していますので、スムーズに来場できる事と思います。
園内には桜まつりと同様、出店もありますので、飲食には困らないかと思います。
恐らくロック史上最高のフェスが遂に始まります。
自分は総合プロデューサーという立場ながら、フェス全体を把握するという名目で、各ステージの見たいアーティストを観るという勝手な行動を取ることにしていますのでご了承ください。
なんと朝8時からスタートであります。
オープニングアクトとして各ステージとも津軽三味線演奏が10分催されます。地元青森の三味線の名士たちにそれぞれ演目はまかせており、古典からオリジナルまで各々好きなように津軽三味線の解釈を自由に捉えて演奏したようです。
メインのマンジステージのみ、100人の三味線奏者が演奏し、それは圧巻でした。
次に、各ステージとも地元アマチュアバンド枠として、弘前や青森で地道に活躍しているアマチュアバンドたちに前座的に盛り上げてもらいます。
メインのマンジステージは「Fiction teller」が登場。この日の為に活動再開してもらいました。
相変わらずパワフルなボーカルとソリッドなギターサウンドでノらせてくれます。
独特のメルヘンロックの世界観を余すところ無く疲労してくれました。
ほとんどの客は初めて聴くだろうけど、たった3曲で虜になった人も多かったはず。ロックバンドのトップバッターとして、大多数の観客に尻込みせずに堂々とした演奏でした。
セットリスト
1.メトロ 2.朝靄とチョコレート 3.風の哀愁ひとりたび
ちなみに他のステージのアマチュアバンドたちは「TYRANT」「WAYBARK」「essenstar」たちでした。
転換を経て、次に各ステージとも新人枠です。デビュー2年以内のアーティストたちが登場します。
自分は二の丸のタメノブステージに移動し、「MASS OF THE FERMENTING DREGS」のステージを観覧。
菜津子と知恵美、そしてドラムのサポートメンバーが登場。早々と演奏開始。
女と思えぬラウドなサウンドを放ち、劈く轟音の中にロックの真の美しさを見た気がするほど、鮮やかなプレイであった。
これからの活躍が非常に期待できる新星ウーマンバンドであった。
セットリスト
1.delusionalism 2.ハイライト 3.このスピードの先へ 4.かくいうもの 5.ワールドイズユアーズ 6.I F A SURFER 7.ベア-ズ
ちなみに他のステージの新人枠は「ティンテッド・ウィンドウズ」「ケイジャン・ダンスパーティー」「相対性理論」でした。
次は各ステージとも一発屋枠です。その名の通り、一発屋が出ます。しかもその一発の曲だけ披露しにわざわざ来てます。
マスドレを観た後そのままタメノブステージに居座り、そして「ジェームス・ブラント」が登場。
もちろん曲は「You're Beautiful」です。
言わずもがなの、ちょっと前に大ブレイクした曲。あまりに良い曲なのでちょっと泣けました。
一発屋と言われるけど、まだ若いので今後もヒットを出せるかもね。
ちなみに他のステージの一発屋たちは「ナック」「坂本サトル」「I WiSH」の面々でした。
ここまでの2時間は前座です。各ステージともじっくり温めてもらいました。
時間はまだ10時ですが、ここからが本番です。
自分は植物園のタカオカステージへ移動。そして「スーパーカー」が満を持して登場!
今日だけ再結成してもらいました。
曲は初期のギターポップスタイルで、ちゃんとしたバンド形態です。後期のピコピコサウンドは今日はなしです。
名盤「スリーアウトチェンジ」を中心に、ギターポップでノリノリの小気味良いサウンドが体を揺らしてくれます。
やっぱりスーパーカーはギターポップに限ります。青春サウンド全開で、胸キュンな曲やノスタルジックな曲もあり、ロックバンドのポップネスを十二分に味わえた最高の瞬間でした。
今後は絶対再結成しないだろうから、貴重な時間でした。
セットリスト
1.クリームソーダ 2.フリッカー 3.サマーチューン 4.ドライブ 5.ホワイトサーフスタイル5 6.フェアウェイ 7.マイガール 8.プラネット 9.ラッキー
続いて市民会館のツガルステージへ。
市民会館は座席になってますが、オーケストラピットの部分は座席を取り外し、スタンディング仕様にしています。
そして今日だけ再結成「JUDY AND MARY」が登場だ!
ポップオブポップバンドのジュディマリ。まだまだみんな若いから全盛期とほぼ変わらぬ演奏と歌で会場大盛り上がりであります。
今やママのYUKIもミニスカでパンツ丸見えで大暴れ。TAKUYAのギターもポップに唸り、ちょっと年寄りリズム隊も張り切ってました。
ジュディマリのポップサウンドは永遠也と深く心に刻む最高のステージでした。
セットリスト
1.オーバードライブ 2.そばかす 3.くじら12号 4.ハロー!オレンジサンシャイン 5.自転車 6.レディオ 7.小さな頃から 8.風に吹かれて 9.クラシック 10.ブルーティアーズ
市民会館から植物園へ移動する間、出店で買って歩きながら軽食。公園を散策する参加者や、西堀ではボートを漕ぐ参加者も見受けられ、ロックフェスだけれど、自然も堪能できていたようです。
続きまして、タカオカステージへ移動。そして「尾崎豊」が天国からやってきた!
夭折したカリスマが白Tシャツとブルージーンズでステージを縦横無尽に走り回り、名曲たちを熱く熱く歌い上げる。
ティーンの頃、不良にすら成れなかった小心者の自分だけど、尾崎と同じ反逆心は常に持ち合わせていたし、リアルタイムじゃなかったけど、時代を超えて尾崎のメッセ-ジは自分、そしてオーディエンスに熱く熱く伝わったであろう。
夢の時間はあっという間に過ぎ去り、感動と涙を観客に与えて尾崎は天国へ帰っていったのであった・・・。
セットリスト
1.路上のルール 2.十七歳の地図 3.十五の夜 4.フリーズムーン 5.I Love You 6.オーマイリトルガール 7.僕が僕である為に 8.卒業 9.シェリー
続いてタメノブステージへ。今回数少ない現役アーティストから一番のロックバンドである「チャットモンチ-」が登場だ!
今更深く語る必要もなし。今日のチャットは一味違う!全曲ハードロックの曲しかやりません。
世界の伝説のバンドたちに日本の最高峰のロックを見せ付けるべく曲選である。
無論最高だったし、改めてチャットモンチ-の力に戦慄すら覚えた、そんな怒涛のステージングだった。
セットリスト
1.ラストラブレター 2.海から出た魚 3.恋の煙 4.湯気 5.どなるでんわどしゃぶり 6.恋愛スピリッツ 7.ひとりだけ 8.ヒラヒラヒラク秘密ノ扉 9.やさしさ 10.親知らず
そのままタメノブステージに居座る。ここからこのステージはプログレ四天王が連チャンで登場します。一発目は「イエス」だ!
ボーカルはジョン・アンダーソン、ギターはスティーブ・ハウ、ベースはクリス・スクワイア、ドラムはビル・ブラッフォード、キーボードはリック・ウェイクマンの黄金期メンバーである。
曲は「こわれもの」と「危機」から黄金時代の曲目。一曲自体大作が多いので4曲のみだが、ライブでも完全再現してくれた。
全てロックのイノベーションに挑んだ名曲ばかりで、感動に継ぐ感動を味わえた。
セットリスト
1.ラウンド・アバウト 2.危機 3.シベリアン・カットゥール 4.ハート・オブ・サンライズ
そしてイエスの後は「エマーソン,レイク&パーマー」参上!
鍵盤でロックを作り上げた唯一のロックバンドといっても過言ではない、キーボードの魔術師・キース・エマーソン率いる最強トリオ。
絶頂期から最新鋭のシンセサイザーを駆使して前衛的な音を奏で続けたELPだが、この時代であっても全く新しい音にしか聴こえない。狂気のシンセサイザーとガッチリとリズム隊が支え、トリップ感が身を包んだ。
鍵盤ロックの最高峰ELPは、今後も王座から落ちる事は無いだろう、堂々のライブであった。
セットリスト
1.市民のファンファーレ 2.ホーダウン 3.トリロジー 4.エルサレム 5.悪魔のボレロ 6.悪の経典#9 第一印象
ELPの後は「キングクリムゾン」参上!
ギターはロバートフリップ、ベース・ボーカルはジョン・ウェットン、ドラムはビル・ブラッフォード、サックス・メロトロンはイアン・マクドナルド、バイオリンはデビット・クロス、パーカッションはジェイミー・ミューア。ゲストボーカルにグレッグ・レイク。この最強メンバーで最強のロックが生まれないわけが無い。
ブラッフォードはイエスに続いて出演。疲れも見せずのプレイだった。
序盤の2曲はレイクがボーカルを取って、ロックの金字塔を完全再現。観客は愕然として直立不動となる。
その後も最強ナンバーで、このステージだけ凍りついて時が止まり、恐怖の戦慄で立つのもやっとで、受け止められない客は卒倒していた。
恐ろしいライブはあっという間に終わったが、心にトラウマの様な衝撃だけが残ったのであった。
セットリスト
1.21世紀の精神異常者 2.クリムゾンキングの宮殿 3.トーキングドラム 4.太陽と戦慄パート2 5.レッド 6.スターレス
プログレの最強ステージを後にし(ピンクフロイドはパス)、マンジステージへ移動。そして「ザ・フー」が登場!
キース・ムーンもジョン・エントウィッスルも今日だけ復活だ!
個人的に「四重人格」はロック史上もっと評価されて然るべきだとピート・タウンゼントに話したところ、彼も同意し、さすればこのステージで四重人格メインのライブを行う事になった。
ロックオペラ「トミー」のコンセプトを遥かに凌駕し、サウンドも遥かにハードでシンフォニックで素晴らしいとしかいえない四重人格を4人のメンバーの他にサポートを数人加えてほぼ完全再現してくれた。
ロックはここまで物語を具現化出来るのか!と唖然とする観客達。もちろんロックバンドとしても文句なしのカッコいいパフォーマンスとプレイ。
ロック交響詩「四重人格」はロックの価値を高く上げた作品だとライブを通して伝わったであろう。
最後はお馴染み、ピートはギターをぶっ壊し、ムーニーはドラムセットを破壊しててそれはもう最高のステージだった。
1.マイ・ジェネレーション 2.リアル・ミー 3.四重人格 4.パンクとゴッドファザー 5.アイブ・ハッド・イナフ 6.ドクター・ジミー 7.ロック 8.愛の支配 9.無法の世界
そして続いてマンジステージに登場するのは史上最強のギターロックバンド「レッドツェッペリン」だ!
今日だけジョン・ボーナム復活!不幸な事故によって若くして亡くなったボンゾが今日は爆裂します!
近年1日限りの再結成を果たしたが、やっぱりドラムはボンゾじゃなきゃツェッペリンじゃない!息子には任しておけんと生き返ったくれた。
曲は名曲ばかりだから文句なし!骨太ドラムだからジミー・ペイジも安心してギターリフに徹してくれます。
ロバート・プラントもなんとか頑張ってシャウトしてます。ジョン・ポール・ジョーンズも嬉しそうにベース弾いてます。
時代を革新した往年の名曲たちにノリまくり、夢の時間はあっという間に終ってしまいました・・・。
ありがとう、ドラムの鬼神ジョン・ボーナム。そしてレッドツェッペリンよ永遠に!
セットリスト
1.グット・タイムス、バッド・タイムス 2.コミュニケーション・ブレイクダウン 3.幻惑されて 4.胸いっぱいの愛を 5.ハートブレイカー 6.ブラックドッグ 7.ロックンロール 8.天国への階段 9.トランプルド・アンダーフット 10.俺の罪 11.アキレス最後の戦い
ツェッペリン観れたから思い残す事はないけど、まだ伝説のアーティストたちは残っているのだ。
なんとかツガルステージへ移動、そして「ジャニス・ジョップリン」が現われた!
ロックの女王・ジャニスも非業の死を遂げ、神となったが、今夜この地に復活した!
バンドはビッグブラザーホールディングカンパニーが担う。荒削りな演奏だが、ジャニスにはこのバンドが一番相性がいいだろう。
愛を歌っているようで、実は愛欲を歌っており、それはこちらの胸にまで届き、せつなさと愛おしさにきゅんとなる。
ハスキーな声と、決して良くは無いルックスだが、観客たちの心をがっしりと掴み放さない。そしてジャニスは観客たちの愛を独り占めにした・・・。
ジャニスは全て出し切って天国へ帰っていった。天国では愛する男の胸に抱かれているだろう。
セットリスト
1.ムーブ・オーバー 2.テル・ママ 3.ダウン・オン・ミー 4.トライ 5.サマータイム 6.ピース・オブ・マイ・ハート 7.コズミック・ブルース 8.ミー・アンド・ボビー・マギー 9.トラブル・イン・マイ・マインド 10.バイバイ・ベイビー 11.アイ・ニード・マン・トゥ・ラブ 12.ボール・アンド・チェーン
そしてマンジステージへ。最後の最後、今回のフェスのヘッドライナーは「ビートルズ」だ!彼ら以外にヘッドライナーは考えられないのは仕方ない事。
ジョン・レノンもジョージ・ハリソンも復活しました!見た目オジイチャンのポールとリンゴも現役アーティストとして出演。ちゃんと4人揃ってます!
サポートメンバーはジョージ・マーティン他大多数。小編成オーケストラもいます。
というのも、ライブの曲は中期から後期の曲を披露し、初期のアイドル時代のライブをしてた頃の曲はやらないのだ。
中期・後期の実験的サウンドをライブで再現するのは大変だろうが、テクノロジーが時代に合わせてようやくビートルズサウンドに追いついてきたのでその辺は大丈夫だった。
メンバーは基本的なバンドサウンドももちろん、鍵盤や管楽器など数種類の楽器を使い分けていて感心しきりだった。
やはり彼らはバンドというより、天才音楽クリエーター集団なんだなと深く感じた。
曲目はヒット曲を含むお馴染みのナンバーの数々。
途中、エリック・クラプトンも参加し、夢の共演を魅せてくれた。
そして見所はアビーロードのB面丸々演奏という驚きのプログラム。しかしこの世紀の名盤のB面の素晴らしさは涙ナシには聴けなかった。
いいだけ感動させておいてアンコールもあり。
アンコールでは変な衣装のメンバーが再登場。あの架空バンド「サージェントペパーズロンリハーツクラブバンド」として演奏したのだ。
もちろんアンコールも盛り上がりまくった。しかし更にアンコールが起こり、予定にないダブルアンコールになってしまったが、ビートルズのメンバーもとても喜んで受け容れてくれ、最後は世界の中心・弘前から「LOVE」を観客全員で歌い、大団円でこのフェスのフィナーレを鮮やかに飾ってくれた。
セットリスト
1.ゲットバック 2.マジカル・ミステリー・ツアー 3.へルター・スケルター 4.ハロー・グッバイ 5.タックスマン 6.トゥモロー・ネバー・ノウズ 7.ヤー・ブルース 8.ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィ-プス 9.ストロベリーフィールズ・フォーエバー 10.アイ・アム・ザ・ウォーラス 11.ヘイ・ジュード 12.ヒア・カムズ・ザ・サン 13.ビコーズ 14.ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー 15.サン・キング 16.ミーン・ミスター・マスタード 17.ポリシーン・パン 18.シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー 19.ゴールデン・スランバー 20.キャリー・ザット・ウェイト 21.ジ・エンド 22.ハー・マジェスティ
アンコール
1.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブバンド 2.ウィズ・ア・リトル・フロム・マイ・フレンド 3.デイ・イン・ザ・ライフ
ダブルアンコール
1.愛こそ全て
終了予定時刻は21時だったが、結構押して結果的には22時ちょっと前に全てのライブが終了した。
自分は観れなかったけど、他にもたくさんのアーティストが出てくれました。一応タイムテーブルです。
マンジステージ
ビーチボーイズ→ディープパープル→キッス→ジェフ・ベック・グループ→ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス→クイーン→フー→レッドツェッペリン→ローリングストーンズ→ビートルズ
タメノブステージ
セックスピストルズ→クラッシュ→キンクス→チャットモンチ-→イエス→E,L&P→キングクリムゾン→ピンクフロイド→ニルバーナ→イエローモンキー→BOOWY
タカオカステージ
スーパーカー→Tレックス→尾崎豊→オールマンブラザース・バンド→デレク・アンド・ザ・ドミノス→ドアーズ→ミッシェルガンエレファント→ブランキージェットシティ→ブルーハーツ→キャロル→RCサクセション
ツガルステージ
ピチカートファイブ→ジュディアンドマリー→レベッカ→プリンセスプリンセス→チャゲ&飛鳥→ZARD→カーペンターズ→アバ→ジャニス・ジョップリン→エルビス・プレスリー
このど田舎の弘前でよくぞここまでスーパースターが集まり、最高のライブが出来たものだ。これも偏に、多くのスタッフ、市民団体、関係者のおかげであります。
多少の苦情・トラブルもありましたが、大きな混乱もなく、無事にフェスが終了できた事が何よりの誇りであります。
総入場者数五万人全てが大満足しただろうし、改めてロックという総合芸術の素晴らしさを感じられた事でしょう。
もちろん来年も弘前でロックフェスを開催したく思いますが、場所は変更となるでしょう・・・。
今回の不備をしっかりと踏まえ、ステージもアーティストもパワーアップすることを誓います!
来年も卍の城ロックフェスティバルに期待してくださいませ。
(注・この記事は全てフィクション(妄想)です)