卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

三笠食堂

2013-01-29 00:32:02 | 食堂・食事処
飼い猫が病気なのでここ一週間ぐらい毎日動物病院通いしてました。
雄猫ってストレスなんかで腎臓悪くして結石になる事よくあるし、でも結構重症になっちゃったけど、毎日治療してたらさすがに回復したようで少しは安心。
しかし結石って猫どころか人間の男にもよくある病気だから油断ならないけどね。ま、どうでもいい話。



先日こちらの「三笠(みかさ)食堂」に行ってきました。


場所は、平川市碇ヶ関の国道7号線沿い。
道の駅より更に秋田県よりの商店が並ぶ通り沿いの青い森信用金庫の四軒ほど手前にあります。


駐車場は店舗の車庫に二台分と、隣の空き地にも数台停められる。



昭和24年創業の老舗の食堂です。


この店の前は何十回と通って存在はもちろん知ってたけど、こういう田舎の食堂というのは入るのには結構勇気がいりますよね・・・。

十年前から碇ヶ関では自然薯が名産になったのは知ってましたが、「自然薯ラーメン」というのを地域を挙げて売り出しているというのを最近知りました。


自然薯ラーメンは自然薯が練り込まれた麺を使用しているラーメンの事で、自然薯ラーメンを出している店は碇ヶ関で4軒ほどあるようです(以前はもっとあったようですが)。

麺そのものは全て同じ製麺所(?)で作っているのでどこの店でも同じ麺を使用していますが、スープやトッピングの規定はないので麺以外は店のオリジナリティに委ねられているとの事。


そんな自然薯ラーメンが一番美味しいとの評判がこちらの三笠食堂だったので、碇ヶ関の温泉に入るついでに立寄りました。



店内は老舗らしく結構鄙びており、結構狭いです。

テーブル席1人掛1ヵ所と4人掛け2ヶ所、小上がり席4人掛け2ヶ所あります。


60代くらいのとても感じのいい夫婦でやってます。



ラーメンメニュー
「中華そば(450円)」「中華そば大盛(550円)」「チャーシューメン(600円)」
「塩ラーメン(550円)」「タンメン(550円)」
「味噌ラーメン(550円)」「五目ラーメン(550円)」「坦々緬(600円)」
「広東メン(580円)」「もやし広東(550円)」「スーラ-タンメン(600円)」
「自然薯ラーメン・しょうゆ(600円)、しお(700円)、味噌(700円)、もやし広東(700円)、タンメン(700円)、坦々緬(700円)、焼きそば(700円)」


その他、そば、うどん、丼、カレー、定食、セットなど各種豊富なメニューあり。



今回は「自然薯ラーメンセット」を注文しました。950円也。


このセットは、自然薯醤油ラーメン、自然薯マタギ餃子、小鉢、漬物、ライスが付きます。


まずメインの自然薯ラーメンです。

煮干しが効いており、鶏ガラとのバランスがとれた津軽中華の醤油味。
自然薯抜きにしても、とてもハイレベルなスープです。

麺は中太の平打ち麺。
これが自然薯が練りこまれているとの事ですが、ツルツル感が強かったなくらいの印象です。
ちょっと麺が柔らかかったのが残念。

具はチャーシュー、メンマ、ネギ、かまぼこ。
チャーシューの真ん中に自然薯入ってて面白い!しかも分厚いのが二枚入り!
メンマは黒胡椒で味付けされたもので、大量投入されていて嬉しい。


自然薯マタギ餃子は、自然薯と豚肉と行者ニンニクが入ってるそうです。
これも自然薯や行者ニンニクらしさはそんなに感じられなかったけど美味しい餃子でした。
通常3コ入りですが1コオマケしてくれました!嬉しい~。


小鉢は豆もやしの和え物で、これまたシャキシャキ感が美味い!


漬物は大根の漬物が二種類あり(たくあんと粕漬け)、これまた大盛りでした。


ライスは確か小ライスって書いてた気がするが、どう見ても大盛りライスでした!


そんなわけでとても美味しかったです!!

正直あんまり期待してなかったけど、味も素晴らしいし、何よりボリュームがすごかった。

老舗の食堂でこれほど独創性に長けているラーメンも他にはそうそうないので感心しました。


欲を言えば、セットなのでラーメン食べるのに時間掛かるからもっと固めに茹でてほしかったし、真冬だし時間も掛かるのでもっとスープが熱々でも良かったかなと思います。

後は何の文句も無い素晴らしく美味しいラーメンのセットでした。



オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆☆★(4.5)


住所・平川市碇ヶ関71
電話・0172-45-2503
営業時間・11:00~20:30
定休日・第2・4日曜日