モーツァルトの最高傑作オペラ「魔笛」を観に青森市文化会館へ。
オペラは二回目である。前はヴェルディの「椿姫」だった。感想はまあまあだった。
たまにテレビでオペラやってたりしたら見るが、大抵ストーリーはつまんないので、BGMとして流して聴くのが常であった。
魔笛はあまりにも有名なので、一応CD(ハイライト版)で予習しといたが、いくつかのアリアはどこかで聴いたことあるものばかり。期待に胸が躍るのであった。
前回の「椿姫」は客が7割りくらいしか埋まってなかったが、今回は結構埋まってる。95%以上は埋まってた。さすがのモーツァルト。さすがの「魔笛」。「椿姫」の時は見た感じ明らかな富裕層が多かったが、今回は普通の一般市民が多かった。
そもそも魔笛は本来の宮廷劇場での公演とは違い、庶民の客を中心とした芝居小屋で初演を行った。晩年のモーツァルトは仕事がなく困っていたところ、友人の興行主のシカネーダーが依頼して制作されたのが魔笛である。
そう考えると魔笛は庶民の為のオペラといっても過言ではなく、客層がそれに反映されていた。
ストーリーも宮廷貴族を主人公にした数多のオペラとは違い、エンターテインメント性を重視した冒険活劇で、コミカルな面も多く、老若男女が楽しめる内容となっている。ストーリーは有名っぽいので割愛します。
超有名なアリアのみどころ。
パパゲーノのアリア「俺は鳥刺し」。パンフルートの可愛らしい音色と楽しげでおかしいアリア。
夜の女王のアリア「地獄の復讐はわが心に燃え」。超絶技巧歌唱法コロラトゥーラでの人間の限界の歌声で聴衆を虜にした。大感動の瞬間。ここだけ聴くだけでもわざわざオペラ
観る価値がある。夜の女王は出番がとても少ないけど、歌唱力が一番問われる難役で影の主役である。
パパゲーノとパパゲーナの二重奏「パ、パ、パ・・・パパゲーナ」。これも楽しい二人の掛け合いのアリア。お調子者パパゲーノが遂に可愛い彼女を手に入れるという微笑ましい場面でのアリア。
ストーリーはかなり無茶苦茶。はっきり言って全然面白くない。何でもありのファンタジーである。
いろんな童話などの原案を混ぜてシカネーダーが脚本を書いた。途中、真の悪は夜の女王であったという逆転現象が見事であるが、シカネーダーが違う脚本と似通ったので無理矢理変えたとか、意表を突くのを狙ったとか諸説あるが、結果的にこの展開は素晴らしいと思う。
あとは名場面を除くとダルイです。魔笛に限ったことではないけど、オペラのストーリーはつまんない。なので一幕の中間ぐらい寝てた。二日酔いだったし。字幕も追わなきゃならんくて目が疲れたため。
お調子者の道化役パパゲーノは全体的にコミカルで、固いオペラを和らげてくれる貴重な存在。彼が出てると面白いから目が奪われる。サブ役だけどこっちが主役みたいだった。
でもなんだかんだで面白かった。生オケも素晴らしいし、衣装も豪華。セットはそんでもなかったけど、わざわざ青森にまで来てくれたワルシャワオペラの皆様に感謝。観客も盛り上がってて良かったです。
最後に指摘。お馴染みの棟方志功の緞帳がそのまま使われてて、魔笛と全く持ってミスマッチだった。幕くらいそれに近いものに変えましょう。
オペラは二回目である。前はヴェルディの「椿姫」だった。感想はまあまあだった。
たまにテレビでオペラやってたりしたら見るが、大抵ストーリーはつまんないので、BGMとして流して聴くのが常であった。
魔笛はあまりにも有名なので、一応CD(ハイライト版)で予習しといたが、いくつかのアリアはどこかで聴いたことあるものばかり。期待に胸が躍るのであった。
前回の「椿姫」は客が7割りくらいしか埋まってなかったが、今回は結構埋まってる。95%以上は埋まってた。さすがのモーツァルト。さすがの「魔笛」。「椿姫」の時は見た感じ明らかな富裕層が多かったが、今回は普通の一般市民が多かった。
そもそも魔笛は本来の宮廷劇場での公演とは違い、庶民の客を中心とした芝居小屋で初演を行った。晩年のモーツァルトは仕事がなく困っていたところ、友人の興行主のシカネーダーが依頼して制作されたのが魔笛である。
そう考えると魔笛は庶民の為のオペラといっても過言ではなく、客層がそれに反映されていた。
ストーリーも宮廷貴族を主人公にした数多のオペラとは違い、エンターテインメント性を重視した冒険活劇で、コミカルな面も多く、老若男女が楽しめる内容となっている。ストーリーは有名っぽいので割愛します。
超有名なアリアのみどころ。
パパゲーノのアリア「俺は鳥刺し」。パンフルートの可愛らしい音色と楽しげでおかしいアリア。
夜の女王のアリア「地獄の復讐はわが心に燃え」。超絶技巧歌唱法コロラトゥーラでの人間の限界の歌声で聴衆を虜にした。大感動の瞬間。ここだけ聴くだけでもわざわざオペラ
観る価値がある。夜の女王は出番がとても少ないけど、歌唱力が一番問われる難役で影の主役である。
パパゲーノとパパゲーナの二重奏「パ、パ、パ・・・パパゲーナ」。これも楽しい二人の掛け合いのアリア。お調子者パパゲーノが遂に可愛い彼女を手に入れるという微笑ましい場面でのアリア。
ストーリーはかなり無茶苦茶。はっきり言って全然面白くない。何でもありのファンタジーである。
いろんな童話などの原案を混ぜてシカネーダーが脚本を書いた。途中、真の悪は夜の女王であったという逆転現象が見事であるが、シカネーダーが違う脚本と似通ったので無理矢理変えたとか、意表を突くのを狙ったとか諸説あるが、結果的にこの展開は素晴らしいと思う。
あとは名場面を除くとダルイです。魔笛に限ったことではないけど、オペラのストーリーはつまんない。なので一幕の中間ぐらい寝てた。二日酔いだったし。字幕も追わなきゃならんくて目が疲れたため。
お調子者の道化役パパゲーノは全体的にコミカルで、固いオペラを和らげてくれる貴重な存在。彼が出てると面白いから目が奪われる。サブ役だけどこっちが主役みたいだった。
でもなんだかんだで面白かった。生オケも素晴らしいし、衣装も豪華。セットはそんでもなかったけど、わざわざ青森にまで来てくれたワルシャワオペラの皆様に感謝。観客も盛り上がってて良かったです。
最後に指摘。お馴染みの棟方志功の緞帳がそのまま使われてて、魔笛と全く持ってミスマッチだった。幕くらいそれに近いものに変えましょう。