思い出していました。そうです、昨年の昨日、私は友人に偶然出会ったのでした。
そして、晴れやかな友人の顔に、ほっと安堵したのでした。
私の方は、年賀遠慮しますの喪中葉書を出して、やはりほっとしていました。
穏やかな晴れた日、友人の近況を聞いてほっとして、自身の家事を一つ終えてほっとして、夕日の穏やかな寒さの近付く前の宵に、
近付く老いや、年末や、そんな中の小春日和の最終のような、ほのかな篝火の明かりのような、夕宵の中帰宅したのでした。
まだそう寒くはないね、冷え込みの、夕焼けの茜の橙色の中、車中家への道を一直線に走っていました。