2012.5/17(木) つづき
朝のオールドジョムソン散歩のあとに急遽決まったムクティナート行きでした。
伝さん、袖山さん、森本さんと私 の女性ばかり4人です。
標高の高いところ(3700m)に行くので高山病にならないためにも、現地には長くいないで早く行って早く帰るようにしたほうがいいという先生のアドバイスで、近藤先生が農場に行くために呼んだタクシーで、今朝私だけが見ていた ”ケンカをしてはいけない橋” のところまで送ってもらいました。
オフィスのミナさんが付いてきてくれましたので、次のような交渉時とても助かりました。
ジープはある程度人が集まらないと行かないということでしばらく待たされました。
人数が足りないのであと一人分余分に出してくれれば出発するという話があり、相談の上OKしました。
そのジープなどの写真は撮り忘れましたが、このジープは朝お茶を飲んだ時、その前の工事現場に停めてあったものを写したものです。 ムクティナート行きのジープ乗り場に停めてあるものはどれも、ジープとはいっても10年以上も使い古したようなおんぼろ(失礼!)なものばかりでした。
一番前の列に運転手さんを入れて3人、2番目の列に3人、後ろの席は横座りで3人、3人座れるところを私たち4人だけ。
お客さんが11人乗れるところ9人で出発してくれました。
帰りは後ろにぎっちり3人ずつでしたのでこれまた大変な旅となったわけです。(帰りのほうが行きよりももっとおんぼろジープでした。)
片道1時間半、行きはここより1000mも高いところに登って行くから1時間半、帰りは下ってくるのだからもっとずっと短い時間で済むのかと期待したのですが、それは間違い・・・ 行きと全く同じ1時間半かかりました。
出発後しばらくの間、道のようなものはありましたが、実はカリガンダキ川の河原を走っていたような気がします。
車の中から写真を撮ろうとしてもガタガタ道なので体を支えるのが精いっぱい。 とても写真にはなりません。やっととれたのがこれ・・・。
40分ほど走ったこの橋のところで休憩5分。 途中、トイレがあるわけではないので女性は注意が必要かも!
そこから又しばらく走ると突然見えてきたのがこの畑地。 この先に住宅が点在していました。
車はこれらの畑を下に見ながら徐々に高いところを走るようになりました。
最初に片道1時間半・・ と聞いていたわけではなかったので、まだか、まだかと思いつつ、運転手さんに「あとどれくらいでつきますか?」と聞くと、[15分」とのこと。
きっちり15分で到着しました。 車を降りてもしばらくは 頭、体はがくがく・・・!
振り返るとこんな景色が・・・。 ニルギリが一段と近くに見えました。
ジープを降りたあと、ムクティナート寺院はさらに高いところにあるのでバイクで上るとラク・・ と有沢さんから聞いていたので、「オートバイ乗り場はどこですか? オートバイ乗り場は?」と聞きながら進むのですが、[あっち」とか 「5分くらい」とか 「もうちょっと先」とか「この先」とか・・ なかなかたどりつきません。
あとでみんなが気がついたことは「ジープを降りてすぐのところにバイク乗り場があったのでは、このおみやげやさんは商売にならない」 ということでした。
なんだかんだ言いながら歩いているうちに、帰りに食事をしてすぐにジープにのるのは危険では? ということにも気づき、まだ11時過ぎでしたけれど先に昼食をとってしまいました。
この日の夜、私は後日ジョムソンを訪れる友人のためにジョムソンのホテルに1泊してみることにしたのですが、奇しくも、同じ系列のHotel Monarishaでの昼食でした。
余談ですが、ここで食べたモモは私たちが作ったモモより数段おいしかったのが印象的です。
おなかもふくらみ、途中お土産も買い、やっとオートバイ乗り場に到着。
上のムクティナート寺院まで片道だけなら300ルピー、往復で600ルピーといわれましたが、そこは女4人・・ 往復で400では?と交渉しましたが、それはダメと言われてしまいました。 それでは500で・・・ となんとかOKしてもらいました。
ここでも乗る前に写真を撮ればよかったのですが、なんとなく急かされて写真は撮らずじまい・・・
あとで山から下りてきた人の写真をとらせてもらいました。 ここを歩いて登っていたらとてもその日のうちに帰ってくるなんてことはできなかったことでしょう。
ムクティナート寺院の山門。 ここムクティナートはヒンドゥー教の聖地のひとつ。 インドからもたくさんの人が巡礼に訪れるそうです。
門の扉の模様も私の気になるところ・・・。こんな模様も好きなものの一つです。
門をくぐると左手に年季の入ったマニ車が・・・。 かなり傷んでいるように見えました。
ゆるやかな坂道を100mか200mほど登って行きます。 5月半ばの3700mの高地では木々はまだ芽吹いてはいませんが日差しはかなりきつく日陰がほしいところです。
やっとムクティナート寺院に到着しました。 私はカトマンドゥ近辺の寺院をたくさんみているので、正直なところ「あれっ」と拍子抜けしました。 もっと大きな寺院を想像していたのです。
寺院の後ろに廻ると108の牛の口から水が流れ落ちています。この滝の水で頭を清めることで、病気平癒、健康維持、家族円満、たぶんいろいろなことにご利益があるのでしょう・・・。 寺院のまえの小さな池で沐浴をしている人もいましたっけ・・・。
ムクティナートにはこの寺院のほかに仏教の寺院もあると聞いていたので行ってみようとしたのですが、どうももっと奥のほうの山の上らしいので?途中であきらめて帰ってきてしまいました。
下りもバイクに乗って下りました。ラクですが下りのほうが頭から振り落とされそうで怖かったですよ!
帰りはジープ乗り場まで乗せてきてくれます。
あとは帰りのチケットを買って帰るだけ・・・。 帰りのジープはすし詰め状態。一番端の私は体が窓枠などにぶつかり骨が折れるかと思ったほど。ちょとオーバーですが・・・。
そんなわけでジープだからラクとはいってもけっこう大変な思いをしてムクティナートまで行ってきました。
夕食は研修所の小林さん一家もいっしょにお別れのお食事会をいたしました。
私は9:00過ぎ、隣のHotel Monarishaに引き上げました。(バス・トイレつきで700ルピー、ほぼ700円。ホテルで食事をとる場合は600円でよい)
2012.5/18(金) ジョムソン~ポカラ~カトマンドゥ
カトマンドゥに用事があるという近藤先生と一緒に朝の1番機でジョムソンからポカラに向かいました。
ポカラ空港で朝食。まだ7時前です・・・。
ポカラから乗り継ぐ便のチケットの手配がうまくいかなかったとかで、2便に別れてしまい、近藤先生、伝さんは先の便、袖山さん、森本さんと私は後の便となったため、カトマンドゥに着いたのはお昼近くになってからでした。
それでも短い日程で盛りだくさんの経験をし、無事に戻ってこられたので、めでたし、めでたし・・・です。
※ 10度目のネパール の一番最初の記事の後に近藤先生がお亡くなりになったことを書き加えましたが、先生はこの4年後の2016.6.9日 ご家族に見守られ天国へと旅立たれました。(享年94歳でした) ご冥福をお祈りいたします。
朝のオールドジョムソン散歩のあとに急遽決まったムクティナート行きでした。
伝さん、袖山さん、森本さんと私 の女性ばかり4人です。
標高の高いところ(3700m)に行くので高山病にならないためにも、現地には長くいないで早く行って早く帰るようにしたほうがいいという先生のアドバイスで、近藤先生が農場に行くために呼んだタクシーで、今朝私だけが見ていた ”ケンカをしてはいけない橋” のところまで送ってもらいました。
オフィスのミナさんが付いてきてくれましたので、次のような交渉時とても助かりました。
ジープはある程度人が集まらないと行かないということでしばらく待たされました。
人数が足りないのであと一人分余分に出してくれれば出発するという話があり、相談の上OKしました。
そのジープなどの写真は撮り忘れましたが、このジープは朝お茶を飲んだ時、その前の工事現場に停めてあったものを写したものです。 ムクティナート行きのジープ乗り場に停めてあるものはどれも、ジープとはいっても10年以上も使い古したようなおんぼろ(失礼!)なものばかりでした。
一番前の列に運転手さんを入れて3人、2番目の列に3人、後ろの席は横座りで3人、3人座れるところを私たち4人だけ。
お客さんが11人乗れるところ9人で出発してくれました。
帰りは後ろにぎっちり3人ずつでしたのでこれまた大変な旅となったわけです。(帰りのほうが行きよりももっとおんぼろジープでした。)
片道1時間半、行きはここより1000mも高いところに登って行くから1時間半、帰りは下ってくるのだからもっとずっと短い時間で済むのかと期待したのですが、それは間違い・・・ 行きと全く同じ1時間半かかりました。
出発後しばらくの間、道のようなものはありましたが、実はカリガンダキ川の河原を走っていたような気がします。
車の中から写真を撮ろうとしてもガタガタ道なので体を支えるのが精いっぱい。 とても写真にはなりません。やっととれたのがこれ・・・。
40分ほど走ったこの橋のところで休憩5分。 途中、トイレがあるわけではないので女性は注意が必要かも!
そこから又しばらく走ると突然見えてきたのがこの畑地。 この先に住宅が点在していました。
車はこれらの畑を下に見ながら徐々に高いところを走るようになりました。
最初に片道1時間半・・ と聞いていたわけではなかったので、まだか、まだかと思いつつ、運転手さんに「あとどれくらいでつきますか?」と聞くと、[15分」とのこと。
きっちり15分で到着しました。 車を降りてもしばらくは 頭、体はがくがく・・・!
振り返るとこんな景色が・・・。 ニルギリが一段と近くに見えました。
ジープを降りたあと、ムクティナート寺院はさらに高いところにあるのでバイクで上るとラク・・ と有沢さんから聞いていたので、「オートバイ乗り場はどこですか? オートバイ乗り場は?」と聞きながら進むのですが、[あっち」とか 「5分くらい」とか 「もうちょっと先」とか「この先」とか・・ なかなかたどりつきません。
あとでみんなが気がついたことは「ジープを降りてすぐのところにバイク乗り場があったのでは、このおみやげやさんは商売にならない」 ということでした。
なんだかんだ言いながら歩いているうちに、帰りに食事をしてすぐにジープにのるのは危険では? ということにも気づき、まだ11時過ぎでしたけれど先に昼食をとってしまいました。
この日の夜、私は後日ジョムソンを訪れる友人のためにジョムソンのホテルに1泊してみることにしたのですが、奇しくも、同じ系列のHotel Monarishaでの昼食でした。
余談ですが、ここで食べたモモは私たちが作ったモモより数段おいしかったのが印象的です。
おなかもふくらみ、途中お土産も買い、やっとオートバイ乗り場に到着。
上のムクティナート寺院まで片道だけなら300ルピー、往復で600ルピーといわれましたが、そこは女4人・・ 往復で400では?と交渉しましたが、それはダメと言われてしまいました。 それでは500で・・・ となんとかOKしてもらいました。
ここでも乗る前に写真を撮ればよかったのですが、なんとなく急かされて写真は撮らずじまい・・・
あとで山から下りてきた人の写真をとらせてもらいました。 ここを歩いて登っていたらとてもその日のうちに帰ってくるなんてことはできなかったことでしょう。
ムクティナート寺院の山門。 ここムクティナートはヒンドゥー教の聖地のひとつ。 インドからもたくさんの人が巡礼に訪れるそうです。
門の扉の模様も私の気になるところ・・・。こんな模様も好きなものの一つです。
門をくぐると左手に年季の入ったマニ車が・・・。 かなり傷んでいるように見えました。
ゆるやかな坂道を100mか200mほど登って行きます。 5月半ばの3700mの高地では木々はまだ芽吹いてはいませんが日差しはかなりきつく日陰がほしいところです。
やっとムクティナート寺院に到着しました。 私はカトマンドゥ近辺の寺院をたくさんみているので、正直なところ「あれっ」と拍子抜けしました。 もっと大きな寺院を想像していたのです。
寺院の後ろに廻ると108の牛の口から水が流れ落ちています。この滝の水で頭を清めることで、病気平癒、健康維持、家族円満、たぶんいろいろなことにご利益があるのでしょう・・・。 寺院のまえの小さな池で沐浴をしている人もいましたっけ・・・。
ムクティナートにはこの寺院のほかに仏教の寺院もあると聞いていたので行ってみようとしたのですが、どうももっと奥のほうの山の上らしいので?途中であきらめて帰ってきてしまいました。
下りもバイクに乗って下りました。ラクですが下りのほうが頭から振り落とされそうで怖かったですよ!
帰りはジープ乗り場まで乗せてきてくれます。
あとは帰りのチケットを買って帰るだけ・・・。 帰りのジープはすし詰め状態。一番端の私は体が窓枠などにぶつかり骨が折れるかと思ったほど。ちょとオーバーですが・・・。
そんなわけでジープだからラクとはいってもけっこう大変な思いをしてムクティナートまで行ってきました。
夕食は研修所の小林さん一家もいっしょにお別れのお食事会をいたしました。
私は9:00過ぎ、隣のHotel Monarishaに引き上げました。(バス・トイレつきで700ルピー、ほぼ700円。ホテルで食事をとる場合は600円でよい)
2012.5/18(金) ジョムソン~ポカラ~カトマンドゥ
カトマンドゥに用事があるという近藤先生と一緒に朝の1番機でジョムソンからポカラに向かいました。
ポカラ空港で朝食。まだ7時前です・・・。
ポカラから乗り継ぐ便のチケットの手配がうまくいかなかったとかで、2便に別れてしまい、近藤先生、伝さんは先の便、袖山さん、森本さんと私は後の便となったため、カトマンドゥに着いたのはお昼近くになってからでした。
それでも短い日程で盛りだくさんの経験をし、無事に戻ってこられたので、めでたし、めでたし・・・です。
※ 10度目のネパール の一番最初の記事の後に近藤先生がお亡くなりになったことを書き加えましたが、先生はこの4年後の2016.6.9日 ご家族に見守られ天国へと旅立たれました。(享年94歳でした) ご冥福をお祈りいたします。
やはりネパールは不思議が満載…神々の国ですね☆
私もいつかムクティナートに行きたいです♪道が開きますように…開けゴマですね
P.S.今日、母宛に近藤先生からお葉書が来ました☆ネパールでの35年の功績が認められ、表彰されたとの事…
もっと早くに表彰されてもいいのにと思いながら…凄く嬉しくなりました☆元気づけられました♪私も母と一度ムスタンに行きたいと思います☆その時はJUN JUNさんの旅日記参考にさせて頂きます☆ブログを拝見して…ムスタンが…ムクティナートが凄く身近に感じられるようになりました☆有難うございます
数日前に近藤先生から私のところにも同じ内容の葉書が届きました。
年に2回づつネパール訪問をしていますがいつかぜひお母様にお目に
かかりたいと思ってしまいました。たぶん同じくらいの年齢では・・
と思いますので・・。
私もJUNJUNさんにお会いしたいです♪
母は当年とって満79歳ですが…
とても元気で…
去年は三回、今年も二回、ネパールに行きました☆
パワーいっぱいで、私は娘でありながら、いつも圧倒されています☆
講談社から『ブッダの母摩耶夫人』 佼成出版社から『聖地巡礼』という本を上梓しています☆前者はネパール…後者はインドを母が独りで歩いた旅日記のような物です
良かったらご覧頂ければ嬉しいです
あっ…母の名は益田晴代といいます
どうぞ宜しくお願いします
お母様は作家さんでしたか! 私には頭も文才もないので憧れてしまいます! 本を読むのは好きなので是非読ませて頂きますね。仏像や銅像、建築物などに興味があり、仏陀の母の麻耶夫人なんて聞くとゾクゾクします。
私より少し年上ですが、私は体力がないので団体旅行はムリと思っていつもひとりで出かけています。お母様のパワーにはかなわないかも!
母は作家というよりも…
お釈迦様や摩耶夫人の事を知りたい、知りたがり屋さんだと思います
母もJUN JUN さんと同じで…一人でネパールやインドに行く事が多かったですが…
最近は年齢のせいか…私をかばん持ちに…
でもそのお陰で、私もネパール…ネワール仏教に、どっぷり浸かってしまいました
JUN JUN さんのブログの大ファンです
どうぞ今後とも宜しくお願いします
ところでフェイスブックはやってらっしゃいますか?
お母様の本、ネットで調べてたぶん4冊か5冊注文しました。なんと子育てに関するものまで・・・ 孫育てにいいかと(笑) 早いものは明日届くと思います。
本を読んだらなおさらお母様にお会いしたくなるかも!
パソコンは4年前に初めて触り始めたところで、フェイスブックとかツイッターとかの言葉は知っていても実際はどうするのかわかりません。
その気になればパソコンの先生(友人)に教えてもらえると思うのですが今のところ必要を感じてないためやっておりません。スミマセン。
母も大変喜んでいました
読後、感想をお聞かせ頂けたら嬉しい限りです
ネパールや近藤先生の事等…お話が盛り上がりそうですね
どうぞ宜しくお願い致します