1日目 2019.11.25(月)
今回の訪問も特別な目的を持たない旅でした。しいて言えば次になにをしようかを探す旅の続きです。
2013年からお世話になっている銀杏旅館に滞在。(銀杏旅館はカトマンドゥからアルニコハイウェイをバスで1時間のサンガというところの山の上にあります。)
でも主の筋田さんはもういらっしゃいません。今年(2019)の4月1日に天国に旅立たれてしまわれたのです。
ですが、筋田さんがネパールのこどもとして10年以上も一緒に暮らしてきた姉妹兄弟が、力を合わせて日本からのボランティア活動の人々を受け入れ、通訳業もこなし旅館業をがんばっています。
左から 長男パンネくんの奥さんウルミラちゃん、三男アシスくん、ベルギーからの客・フランソワーズ、日本人客・ゆうさくクン、長女ミナちゃん。(赤ちゃんはウルミラちゃんの次男です) この時、長男のパンネくん留守、次男のサロズくんは日本で勉強中、次女のラスミちゃんも留守でした。
筋田さんは亡くなられてしまいましたが日本の筋田さんの自宅にはまだ山の子どもたちのためにと集まったたくさんの衣類があるとのこと。
少しでも役に立つならと預かって持って行きましたので空港まで迎えにきてもらいました。
クアラルンプールの乗り換え時間2時間しかないのに成田出発が1時間半も遅れヒヤヒヤしましたが、クアラルンプール発も1時間も遅れたので乗り継ぎは何とか大丈夫でしたが、カトマンドゥ着21:30の予定が22:30過ぎになってしまいました。
おまけに、私のトランクは出てきたのですが、最後の最後まで待っても筋田さんの奥さまからお預かりした衣類10kの入ったバッグだけが出てきません。
調べてもらうと、「あした着く」とのこと。 引き取りのための書類をもらってやっと外に出ることができました。
出て行く人は他にはどなたもなく、迎えの人があきらめて帰ってしまったらどうしようととても心配しましたが、長男のパンネくん、三男のアシスくんの二人がちゃんと待っていてくれました!
届かなかった荷物は翌日パンネくんが取りに行ってくれる事になりました。なんだかんだでもう23:30くらい。
銀杏旅館に着いたのは0:00を回ってしまいました。(日本時間では3:15分すぎ)シャワーを使ってすぐに寝みました。
2日目 2019.11.26(火) ドゥリケルへ
前の日にちゃんとネパール時間に合わせたはずだったのに、1時間まちがえていました。
目が覚めたら7:30分、ちょうどいい時間と思って起きたけれど、それは6:30分だったようです。
今日の空はイマイチはっきりしません。もやに包まれヒマラヤも見えません。
滞在中、毎朝6時になるとピ~リリ♪ ピ~リリ♪とやさしいさえずりが聞こえてきました。これは↓ムクドリに似ているけど鳴くのは別の鳥かな?
ヒマラヤの見える側(北側)のおうちもりっぱな3階建てが出来ました。
私の滞在する3階からでも水道タンクがちょっとヒマラヤを隠しますが、2階の人はヒマラヤの眺めが・・・といっていました。
朝食は7:30ころ。
ここでやっと今回会えることになっていたベルギーのフランソワーズとエディと顔を合わせました。
以前、メールダラの学校の水道ラインの設置、トイレ、手洗い場や校舎の修復のお手伝いをしましたが、その時にグランドの崖が危ないからとフェンスを作る支援をしたお二人で、2015.11月、大地震後のメールダラに一緒に行ったのが最初の出会い。
2回目に会ったのは、昨年(2018)の12月、
銀杏旅館からバスに乗るため山を下りた時に偶然途中でお会いしたのでした。その時私はカトマンドゥに出かけるところで、筋田さんはあと2時間するとタライの病院に行くため出かけるので今ならまだ間に合うという話をしただけで別れてしまったのでした。
その時の写真。
今回が3度目。
face bookでお二人がネパールに来ていて、11/23日から銀杏旅館に泊まっていることを知り、チャットで会話し、会えるのを楽しみにしていました。
今日は私たちのお世話をしてくれるアシスくんが忙しいとのことでフランソワーズとエディさんに誘われドゥリケルに行くことになりました。
ドゥリケルは何度通過したかわからないほどたくさん通ったことのある町(村なのかな~?)なのですが、ゆっくり町の中を歩いたことはありませんでした。
ただ・・・ ガイドさんのいない散策はなんとも心もとないもので、ただ歩いて、見るだけ・・のため、写真を並べるだけになってしまいそうです。
今回エディさんだけがサン付けになりますが、フランソワーズが数日前から銀杏旅館に泊まっている間にみんなが “エディさん” ”エディさん” と呼んでいるのを聞き、フランソワーズまでもが ”エディさん” と呼んでいたので(おかしかったですが)ずっとこのままでいきます。
フランソワーズは名前が長いのでサン付けは面倒でフランソワーズのままです。
☆ドゥリケル
ドゥリケル~ナモーブッダ~パナウティのトレッキングコースの始発点のようですが、寺院のことなどはガイドブックにもあまり詳しくは載っていません。
黄色い実はみかん? かき? と思って写真をとったのですが、フランソワーズやエディさんが先に行ってしまうのでちゃんと確認できず、結局どっちかわからないまま。
古い路地を歩き始めてすぐに厳重に囲われた池がありました。
門にはシッダポカリと書いてあります。 (シッダは聖人という意味のようです、ポカリは池)
シヴァ神の特徴が、額に第3の目、首に巻かれた蛇、三日月の装身具らしいで、この青い神さまはシヴァ神のようです。
そのまま進むと広場のようになったところ(チョークという)に寺院が。
これはガイドブックにあるヴィシュヌ寺院のようです。
寺院に向かってあるのはヴィシュヌを見守るガルーダ (左のはなんだったかなぁ)
鳥人ガルーダはヴィシュヌの乗り物で顔・体は人間だが羽があって飛ぶことができる。
ハヌマン(さる神)
まわりにあるこのような祠も寺院というようです。
同じチョークのすぐ近くにも古そうな寺院。土台は最近新しくなったよう。
しばらく眺めてそこをあとにしました。
エディさんはスマホに "googl なんとか・・" というアプリをインストゥールしてあるそうで、それを見ると今いるところの寺院やこれから行こうとする寺院までのルート案内もしてくれ、小さな寺院の名前もしっかり知ることができる便利なものを使っています。
でも私にはそれはない・・・
このあたりは古い町並みが残っているところ。
地震のあと修復したらしい建物も古い建築様式を残してくれてうれしいですね。
まだ修復の済んでいない建物もあります。
それほど離れていない高台にあるバグワティ寺院。(これもガイドブックにありました。)
門のところにはこんなこて絵?のようなものがあり、上にバグワティ モンディール(寺院)と書いてあります。(バグワティはシヴァ神の妃・パールヴァティの化身ですが、ガイドブックにはシヴァ神を祀る寺とあります。)
その近くにいたおばあちゃんと小さな子ども。
やはり寺院のまわりにはいろいろなものがありますが詳しくはわかりません。
上にあがって建物を左回りに回ると正面に出ました。お参りをしている女性がいて、中に入ってもいいというので入らせて頂き写真も撮らせていただきました。
神さまはバグワティ(シヴァの妃・パールヴァティの化身)のようですが、お花で隠れてよくわかりませんが、スワヤンブナートで見たことのあるサンティプール(空をあらわすところ)というお堂にあったもの↓に似ているような気がします。
ここからはどこに行くのかな?
エディさんが地元の人に聞くと、
向こうにある山の上に寺院があり、そこはすごく眺めのよいところとのこと。
ガイドブックによると、その寺はカーリーモンディールという寺院らしいです。(カーりーもシヴァの妃・パールヴァティの化身)
教えられたほうに進むと、満開の黄色の花がみごとな大きな木がありました。
なんの花でしょう?
さらに歩いていくと道路わきにこの寺院。
中に見えたのはこの神さま。ガネシュ?なんだかよくわかりません。
ここで人懐っこく寄ってくる人がいました。 その人はレストランをやっていてギャラリーにもなってるよとエディさんに名刺を渡しどこかに行かれました。
観光客を見つけては宣伝しているのかな?
池がありました。ネパールでは水はとても大切なもので町のそこここにこんな水場が作られています。
真ん中に立っている像は楽器をもっているのでサラスヮティかな?
すぐにあのおじいちゃん?のお店が見つかりました。
ちょうどお昼過ぎだったのでそこに寄ることにしました。ちなみにフランソワーズは絵も描くとのこと、知りませんでした。
飾られていない絵も出してくれ一番熱心に見ていたのはフランソワーズでした。
食事はというと、トゥクパ(だったかな?)を食べましたが、麺がのび過ぎてイマイチだったな~。
それでもよし、トイレを借りたり帰ってきたおじいちゃんともお話できたりしましたからね。
眺めの良い高いところのにあるという寺院を探しながら教えられた方面に歩いて行きます。
桜が見えました。今回初めて見たヒマラヤザクラ。
こんな花もありましたが、名前は・・?
いろいろな人に聞いてカーリー寺院への登り口までたどりつきました。
が、ものすごい数の階段を上らないといけないとか・・・800数段?と聞いたような。
地元の人は片道20分というけれど、私とフランソワーズは絶対そうは行かないだろうと思い、午前ならともかく、午後で疲れも出てきていることだしと恐れをなし、「エディさんだけで行ってきて、私たちここで待っているから・・」というと、エディさんは残念そうだったけれど行くのをやめて帰ることにしました。
帰りに揚げたてのシェル(ドーナツ)を買って歩きながら食べました。フランソワーズとエディさんは二つ目を購入しました。冷えたのはおいしくないけど揚げたてはおいしい!と言って・・・。
そしてバスパークの近くでステキなコーヒーショップを見つけて入りました。そこでは先に若いヨーロッパ系の女の子がお茶を飲んでいたのです。
3人ともカプチーノを注文、出てきたのがこれ。
フランソワーズは母国語はもちろんフランス語、英語、ドイツ語、スペイン語に他にもいくつか・・とにかく語学堪能。お隣の若いお嬢さんたちとはフランス語で会話していました。
エディさんも私も全く分からないので仲間には入れず、写真だけ撮らせて頂きました。
帰りがけ、3人で口をそろえて、ここのカプチーノはおいしかったね!・・と。
このあとドゥリケルのバスパークからバスに乗りバネパを通ってサンガまで、20分ほど。サンガに着いても銀杏旅館まではもう一仕事、山をあがらないといけません!
そんなこんなで銀杏旅館に戻りついたのは15:30ころ。
次女のラスミちゃんが出てきて、何を飲みたいかと聞いてくれたので、私はネパールチヤー、フランソワーズとエディさんはハチミツたっぷりのジンジャーティーをお願い。ホテルではこうはいきませんね、銀杏旅館だからこそのお・も・て・な・し・・・。
明るいうちにシャワーを使い、洗濯も済ませ、夕食(7:00ころ)まで休憩。程よい疲れのいい一日でした。
あの800数段の階段登らなくてよかったなぁと言うのが正直なところ。(これを書いているときに、なんかのコマーシャルで金比羅さんの階段が785段と言っていたのが聞こえ、ちょうど同じ位と思って聞きました。)又の機会に致します。
休憩といえば・・・
旅をするときはいつも読みたい本を持っていきますが、今回それに加え、小田原のYさんの得意なナンプレと漢字パズル(Yさんを見習って私も最近始めた)などを本から切り取って20枚くらい持っていきました。
不思議なことに、本を読んでいるとじきに眠くなったりするのですが、気分を変えてパズルを始めるとその眠気はどこへやら・・・ すっきりと目が覚めてしまいます。
不思議、不思議! でも夜寝る前はまずいですけれどね。
いいことを発見した今回の旅です。
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